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7

短めです。

「うわー……スゴイ」


城に着いたミナトの口からはそれしか出ない。

人生で一度も海外に行ったことがなく、テレビでしか洋風の城を見たことがない。


「実物ってめっちゃ大きいんだぁ」


地元にあるTHE日本の城しか見たことのないミナトは天井の高さや、煌びやかさに圧倒されていた。


周りをキョロキョロしながらシンシアに付いて行くと、本日の主役である王子が部屋で待っていた。

シンシアを歓迎した王子の様子を見ていると、どうやら彼女しか目に入っていないようで「この二人は大丈夫だな」と安心したミナトは、部屋を出て城の見学に戻る。


城で働く人々が忙しそうにしている中、隅から隅まで堪能したミナトが会場へ戻ると、ちょうど良い時間なのか参加者たちが続々と集まっていた。


レオンを探し人混みの間を通り抜けるとすぐに見つけた。

──その側にはレオンが贈ったドレスを身に纏ったソフィアがいた。


ソフィアを想って作られたドレスは彼女にとても似合っている。

ボーっと二人を眺めていると、ミナトに気付いたレオンと目が合ったので手を振るも、他の人には見えないため一瞬微笑んで応えたレオン。


側にいると気が散って迷惑かもしれないと、会場の隅に置いてある椅子に座り見学することにした。



パーティーが進み、会場ではダンスが始まる。一曲目に主役の王子とシンシアが二人だけで踊ると、会場中から感嘆する声が洩れ聞こえる。

そして曲が変わると各々がパートナーを誘いダンスに参加し、その中にレオンとソフィアもいた。


少し前まで王子の側にいたソフィアがレオンと踊っていることに驚いた人もいたが、みんな「お似合いね」と口々にしていた。

何よりも二人が楽しそうに踊っている。



「みんながハッピーエンド……これで良かったんだよね」




ミナトはそっと会場を後にした。





最後まで書き終えましたので完結まで毎日更新します。

あともう少しですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

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