③『なろう』系と揶揄し批判する人のそもそも。
『なろう』系と揶揄し批判する人のそもそも……いろいろありすぎて書いている間に忘れそうで心配なんですが。
その前に、ボクのそもそもを告白しますが……
ボクは『なろう』系と呼ばれる作品たちを、読んだことがありません。
いや、否定ではありません。
嗜好の違いです。
カップヌードルはカレー味ばかり買っちゃってシーフードヌードルは何年も食べてない、程度の話です。
ボクが今、この連載で語る理由は、『なろう』系が好きだからではなく、すべての“書きたい情熱を持っている人たち”が大好きだからなんです。
だから思うんですけどね。
『なろう』系と揶揄して非難する人って、ホントに『なろう』系が嫌いなんですか?
いや、ボクが『なろう』系を読んでないからか「へえ、そうなの?」ってことがいろいろ書いてあるんですよ。
これがスゴいなぁって。
いや、まっとうと言えばまっとうです。
批判や批評をするんです。
いい加減な決めつけで語ったりして足を掬われるようなことがあってはいけません。
でもね……。
ちょっと話が遠回りしますがボクはタツノコプロのリメイクアニメが嫌いなんです。
『ハクション大魔王2020』の初回放送日には、そんなことを投稿をしたこともあります。
でも思い直したんです。
基本的設定は同じで、“懐かしい思い出になる作品”と“思い出を汚されたような気分になる作品”。
その(個人的な)評価を分ける理由って、ポイントって、物語を創造しようとする人間には有用な認識ではないか?って。
だから鑑賞、分析、思考してみようとしました。
ところが、これができない。
集中力というか思考意欲が保てない。
だから『なろう』系批判をする人って、スゴいなぁって感心するんですよ。
批判、批評する人間の責任感?
え?ホントですか?
ボクの想像力が貧弱だからでしょうか?
思ってしまうんです。
言ってるほど嫌いじゃないんじゃないの?とか。
愛情の反対は無関心って言うじゃないですか?
ホントは自分の中に期待してる部分があって、それが大きいんじゃないの?とか。
♪少しのズレも許せない♪とかB'zさんも『LOVEPHANTOM』でしたか?♪セコい人間♪だって歌ってたじゃないですか?
実は別の衝動や情熱があるんじゃないの?とか。
だって読書ですよ?
映像作品に比べたら、とっても積極性がないと味わえないメディアじゃないですか?
で、可能性として一番考えてしまうのは、“別の衝動”“別の情熱”なんです。