感想論に戻って④ って、問題発生(困) なんだ?ボクが遅すぎるのか??
さーて、本編に戻って続き……というかまとめ。
ホントは、『ここは無料サイトで負担も利益も存在してない交流の場なんだから、そこには権威も権利もなく交流としての良識やセンスが必要なんだ』と展開するつもりでしたが、ほぼ、前振りで伝わってると思います。
さて、書き手のみなさんへ……
前振りでは書き手には読み手の声が必要だと説明しました。
心技両面において。
でもね、それは、通販番組に時々登場するような、何かの分野に精通する専門家や○○大学の☆☆教授とやらにご意見を伺ってる訳じゃないんです。
イメージとしては、新型マッサージチェアの開発の為に、途中でたくさんのモニターの声を集める作業に似ているでしょうか?
それは率直なものでなくては意味がない。
でも、いただいたご意見が必ずしも従うべき絶対的な真実でもない。
たくさんの意見の傾向から真実を捜す作業です。
なら、たった1人の意見は多数の意見に比べれば、何の価値も持たないのか?
違います。
たった1人からの意見をヒントに、商品の開発を大きく飛躍させることだって、商品開発の現場では珍しくないと思っています。
んー……実際の開発現場を知りませんけど(笑)
だから、書き手のみなさん。
指摘に対して凹んだり思考が止まったりしないでください。
大切な意見で貴重な意見だけど権威ある絶対的な意見じゃない。
もし、あなたを身動きできなくさせる感想があったら、(ここは何の権威もないボクですが言い切っちゃいましょう!)交流としての配慮が足りない又は感覚のおかしい人なんです、その人は。
その時は、この連載の前半から繰り広げた失礼無礼な論の数々を読んで、嘲笑ってやってください。
そして、自分の中の声に耳を傾ける努力をしてください。
そして、読み手のみなさん。
気分を害されたことを承知で、身の程をわきまえずお願いします。
感想で書き手の皆さんを、時に応援し、時に育ててください。
1人の人間と人間との交流として。
書き手の皆さんは、読み手の皆さんの審査を待っているオーディションの応募者ではありません。
『なろう』は交流によって新しい才能と、それによって新しい物語という世界が生まれる場所。
それは、読み手の力なしには生まれません。
と、来て、ここで問題発生。
2度目です。
んー……。
んー……。
この連載を始めた動機として、ある感想を例に挙げましたが、動機といっても動き出したきっかけ、動こうという踏ん切りに近い。
根元的な動機というのは『なろう』批判や作品への批判によって書くことに及び腰になってる人と、これまでチラホラと接した経験なんです。
で、『なろう』批判への批判編でもそうだったんですが……いざ、見回してみると……割と健全に世界は回ってる……感じがします。
んー……。
ドラマに喩えると、ヤンキードラマで、ケンカの終わった場所で「オラァ、相手は誰だぁ! ヤってやんぞコラァ!」と吼えてるマヌケなヤンキーに近い……。
きっかけとなった感想については勘違いがありました。
つまり、彼女は論や主張などの作品に対して価値観が異なる時には、感想という行動で自分の考えを述べる人だった。
ボクがたまたま目にしたのが、『特定の書き手に対しての批判でなくても、そのことに傷つく人もいる』という、心情吐露や懇願に近いものでした。
それを、彼女は論や主張として感想を展開した。
正直に言うと、そこに完全に納得できかねるのですが、まあ論や主張ととることを完全に間違いとは言えない。
そして、物語作品と主張作品では扱いが違ってくることは前振りで述べたと想うのですが……無料の交流サイトでも、論や主張(と認識したもの)には。感想を述べることを“権利”だという認識は、間違いでもないと思います。
それに冷静に読み返せば、冷たく断じてる訳でもない。
ボクが実例として引用したのは、そこにうっすらと見える認識に、違和感を感じたからで、みなさんへの問いかけとさせていただきました。
でね、自分の作品への感想などを振り返ってみると、もちろん、批判や指摘の感想もあったんですが、立派に交流としての、素晴らしいものばかり……なんですねぇ。
ボクの出会い運が良いだけなのかな?
過去に接した、及び腰になってた方も、誰なのかさえ思い出せない。
まさに、マヌケなヤンキー状態。
え? あれだけ失礼無礼を繰り広げて?
大昔の植木等さんのギャグみたいに、「お呼びでない? こりゃまた失礼しました(笑)」で逃げられると
思ってるの?
そのお怒り…………ごもっともです。
ごもっともでごさいます。
だから、やり逃げ言い逃げのようで申し訳ないですが、『この連載でホントに伝えたいこと』に移りたいと思います。
ある書き手さんの、『なろう批判を批判する暇があるなら──』という投稿への、感想に書かせていただいたことを含めて。
念の為に申し上げますが、反論ではありません。
ボクはあの投稿で展開されてたのは“疑問”だと認識しました。
その疑問への、“ボクの場合”の答えです。