表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

98/306

がっつりバトル! 幻想種、氷の妖魔・その1

 ヤバいと思って引き返したら。


 ヤバいと思うしかないヤツがいた。


 幻想種。


 幻想種ねぇ。


 もうね、響きが強そう。


 ハンターたちがイヤそうな顔で驚いてるあたり、まぁ、ボスキャラとして相応しい相手なんだろう。


 さすがにね。


 こうなると女神の加護を使わざるを得ない。


 結界に穴あけたりね、ジンガーとキルシアの武器を祝福してみたりとね。




 さて、見るからにパワータイプ。


 こういうのは動きが遅いのが定番のはずなんだけど。


 ナイフ、避けたもんなぁ。


 仕方あるめぇ。まずは黙らせるか。


 指パッチン!


 よし。


 ゴーレム少女をリング状の式陣でぐるりと。


 加減している場合ではなかろうなので、たっぷりと。




 術式“不動の縛鎖”!


 からの祝福!


 対象、魔獣。


 範囲、鎖の内側。


 効果、妖気の剥奪。


 鎖のグルグル巻きで動きを封じつつ、妖気を奪って完全に無効化を―――




「んーッ! えいッ!! ……ふぅ。お兄さんってば、とても情熱的なんですね。でも、わたし、そういうのもキライじゃないですよ? あはッ♪」




 されてないね?


『な―――ッ!? そんなバカなッ!? 女神の力が通じないというのかッ!? そんな、そんなハズは……ッ!!』


 珍しく女神さま、驚きまくり。


 んー。


 でも、俺的にはわからなくもない。


 どれだけ女神の加護が最強でも、それを使ってる俺はほら、所詮は人間だからねぇ。




「ふふッ……わたし、とても楽しくなってきちゃいました。もっと。もっと、もっと賑やかに。ねぇ、お兄さん? わたしと楽しく踊りましょう? もちろん、他の皆さんのパートナーもちゃんと用意しますから」


 女の子が自分の体を抱きしめる。


 妖気が揺らめいて……うわぁ、すっごいイイ笑顔!




「―――舞え。“アイスドール・ダンス”」




 RPGとかならまだわかるんだよ。


 だけどさぁ、アクションゲームのボス戦でザコが無限に湧くのってさ、ボクぁどうかと思うんだよね?


 ワラワラと出てきました。


 アイスゴーレムというか、アイスゴリラって感じ。


 見るからに腕力に自信がありそうだな!




 さて、なんだか優雅さとはかけ離れたダンスの時間になりそうだ。


 せめてもの救いはボスの狙いが俺だってこと。


 と、いうワケで。ホークアイッ!


「おうッ! へッ、相変わらず器用なヤツだなお前は。だがこれなら戦えそうだ。バルドークとギルザは俺たちに任せなッ!」


 ホークアイの双剣にもエンチャント。


 うん、ネルガさんやサラには後で尋問されそう。


 そんときはそんときだな。




 んー。


 実際のとこピンチっちゃそうなんだろうけど。


 まだまだ試せる祝福はたくさんある。


 あるんだけど。


 なんだろう?


 イヤな感じと……少しだけ。少しだけ俺の背中を押してくれるような、そんな感覚。


 霊気とも違う、魔力とも違う。


 精霊が……?


 ふーん? 面白くなってきたじゃない?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ