わくわく冒険タイム、遺跡ダンジョン・その2
臨時パーティー、結成完了。
「一応、自己紹介しとくか。クラスB、ホークアイだ。得物はこの二本の剣だ。前衛は任せてくれ」
「クラスA、ラムステラよ。私、エーテルウェポン持ちなの。この盾がそうよ。上手に……使ってね? フフッ……」
「クラスB、キルシア。見ての通り剣士だ。よろしく」
「ジンガー、斥候役は任せてくれ。でもクラスCだからな、戦闘は期待すんなよ?」
「わたくし、サラステリースと申します。攻撃術を得意としております。どうぞよしなに」
「……クラスD、バルドークだ」
「クラスD、ギルザ……です」
「ネルガ・ホガートじゃ。いやはや、案外物好きが多くて助かったわい!」
ハンター、マジシャン、そして俺。
全部で9人。
んー、なかなかの大所帯。
これ、依頼じゃないんスよ?
あくまでプライベート。
ほんと、よく集まったもんだな。
いざ、出発!
道中? カットだ!
……。
…。
と、いうワケでやってきました。
氷剣吹雪の境い目エリア。
たま~に氷の粒が飛んでくる。
さすがに距離あるし、ただの粒なので当たっても痛くはない。
さて。
まずは俺の出番だな、と。
「ほぉ? ほぉ。ほぉ! 火と風の式陣を2層に刻み込んだのか! なんとも精巧じゃのぉ~!」
風避けと保温の術式。
それを指輪にまとめて人数分。
受け取ったハンターたちからお礼の一言が返ってくる。
ふたりを除いて。
舌打ちされて睨まれた。
まだ根に持たれてるらしい。
べつに許されたいとも思わんけどね。
仲良くしたいとも思ってないし。
「すまん。その、あのふたり関してはギルドの都合というか……その、本来ならお前には無関係というか……そうでもないというか……」
歯切れの悪いまま謝ってくるホークアイ。
んー?
よくわからんけど、ギルド側の理由なら別に。
同行を許可したんなら別にいいんじゃない?
主導はあくまでネルガさんだし。
俺は一緒に遊びに行くだけ。
「もちろんだ。アイツらに関してはお前が責任を負うようなことはなにもない。そう、だな……ま、アイツらがハンターを続けられるかどうかの見極めみたいなモンだな」
なるほど。わからん。
まぁホークアイが大丈夫というなら信用してもいいだろう。
それぞれ指輪を装備。
霊気を通して式陣が発動。
指輪の霊気同士のつながり、エーテルリンクの効果でお互いの位置は把握できる。
この吹雪の中で迷子とか、まぁ助からんでしょ?
ともかく、これで準備完了。
いざ、突撃!




