ゆるりと雪原へ狩りにでも・その3
まずは作業台を作る。
本来ならちょうどよさげな岩場を探す。
でも今回は俺が術式で氷の台を作る。
そのほうが早いからね。
てけとーな森の中へ。
横風はほとんどないけれど、一応防風林の代わり。
森だけど。
作業台、セット!
氷の台を出すだけの簡単な術式だが、学ぶ人はほとんどいない。
理由は知らないが……たぶん、地味だからかな。
やっぱ攻撃術とかのが人気あるんでしょ。わかりやすいし。
便利だし、むしろハンターが覚えてもいいと思うんだけどな。
ゲームみたいに覚えられる数に制限ないんだから。
解体、キルシアとジンガーは手慣れたもの。
アールヴューレもゆっくりだが丁寧に作業。
ついでにシャルミールにも教えながら。
俺はふたりをサポート。
いつものように、祝福メガネで情報を得ながら。
解体は水の代わりに雪で洗いながら。
周囲、血だらけ。
さすがに血の臭いにも慣れたけど、それを抜きにしても楽だな。
寒いから?
やはり暖かいと臭いもアレかのかな。
肉と内臓は処理か終わったものは雪で固める。
冷凍保存ですねわかります。
骨は丁寧に肉を削ぎ落として紐で縛る。
そしてそれを~?
「やはりソリがあると便利だな。私たちのパーティーもたまにレンタルするが……なかなか難しくてな」
素材を運ぶためのソリ。
これは俺が作った氷のソリだけど、普通のソリも当然ある。
ハンター向けにレンタル商売してる店もあった。
けど、これがなかなか難しいらしい。
魔獣の狩り、安定しないからね。
1台借りたけど予想外の大猟になったり。
沢山借りたけど半分も埋まらなかったり。
でもそれなら少な目に見積もっておけば……ダメ?
大勢いるパーティーやクランだとそうもいかない?
いや、回数で補えば……ダメですかそうですか。
えー、気候的にムリだそうです。
吹雪で防具が痛むから、小まめに狩りに出ると修復代金がかさむと。
まぁね、魔力含んだ吹雪だもんね。
そりゃ攻撃魔法みたいなものだよね。
と、いうわけで術式で喚ぶ氷のソリは非常に好都合。
収量にあわせて作ればいい。
とりあえず2台ほど。
もちろん熊だけで終わりではない。
魚も欲しいし、エビもリクエストされたからな。
しばらくはスローペースで温水湖を往復しとこ。
しかし、熊の内臓か。
焼肉のたれ、祝福で出しちゃおうかな?




