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こそこそ調べ物でも

 何か術式を施した道具を作ってやる、として。


 やはり世界情勢は大事です。




 オレツエー系を楽しむならメッチャ強いの作ってドヤァと渡してやればいい。


 でもなー、それやると後が大変になりそうなんだよなー。


 今はチヤホヤされるよりスローペースのが嬉しい。


 すっとぼけてオレナンカヤッチャイマシタ系に派生させるのは……ちょっと、ないな。うん。


 アレは主人公が無自覚だから面白いんだよ。


 意図的にやったらそりゃ、ただのイヤなヤツだよ。




 だから、世界の術式道具について調べる必要があったんですね。


 と、いうわけで。


 今俺がいるのはフィンブルム王国というらしい。


 そして拠点にしてる街は北方コルキュアス領の中央区というらしい。


 そんな名前だったんだねー。


 ………。


 あぶねぇ!


 街の名前とか全然気にしてなかった……ッ!


 不自然とかそういうレベルちゃうで?




 基本は国の中心都市、この場合は王国なので王都ね。


 その東西南北に領主を派遣して治めてる感じ、らしい。


 派遣……って、表現あってんのかな?


 で、ここは北方でコルキュアス大将閣下が統治してるんだってさ。


 ………伯爵とか公爵とか、そういうのじゃないの?


『ああ、爵位ってヤツじゃね。そういう時もあるけぇのー、今回は偶然じゃろ。まぁ何べんも宇宙繰り返しちょるからなぁ。あっはっは!』


 女神さまの感覚はスケール大きいなぁ。




 大まかな地形を理解したところで。


 祝福!


 生まれろ、新しい生命よ! ……なんつって。


 情報収集のための使い魔たち。


 やっぱ魔術師だし、カラスだべ。


 たっぷり増やして各地へ飛ばす。


 祝福でステルス効果を与えているので、まず見つからないだろう。


 神様レベルのかくれんぼだぜ!


 映像と音は自動的にタブレットに送信される。


 あとは欲しい情報だけサーチすればいい。




 ………。


 まぁ、動く必要はないんだけどさ。


 こうなるとね? ね?


 やっぱ世界をフラフラしたくなるよね!


 祝福で空間作れるんだし、ワープくらいできるんじゃね?


『もちろんできるぞ! まぁ出入口とその周辺は他人に見つからんよう隠さんといかんじゃろな』


 よし、決まり!


 フィンブルム王国はスローライフ拠点に固定して、他の場所ではっちゃけるのもアリでしょう!


 祝福の加護のおかげで変装も楽だろうしな。な!

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