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またまた洞窟素材集め

 朝。


 色んな意味でスッキリ気分で店から出たところ。


「おはよう」


 おはよう。


 おや、ブレイドテールのところの。


 こんな朝早くから何の用事?


「依頼だ。例のゴーレム素材のな」




 納品したゴーレム素材を見て、商人たちから追加の依頼を頼まれたらしい。


「だがワタシたちではムリだとリーダー……ジルヴァがな。そう判断したんだ。昨日のはお前の力が大きい」


 ふーん。


 そんなもんかね?


 俺は女神さまに貰ったチート使ってるだけだからなぁ。


 やっぱ地道に努力してるヤツは謙虚だな。


 さすが。




 せて、ハンターギルドでは。


「よう。おはようさん。二日酔いとか……は、ないわなそりゃ。呑んでネェんだから。はっはっは!」


「オハヨー。んでんで? 来てくれたってコトは引き受けてくれるってコトでいいのかな?」


 まぁ、ヒマだし。


 それに宿代も稼がんといかんし。


「ふんッ。それはお前は宿代は大変だろうさ」


 迎えに来てくれた猫人……マゼンタというらしいが、なんか機嫌が悪い。


 まぁ、使い走りなんてさせられたしな。




 前回同様、補助術式でサポート。


 楽だねぇ。


 しかし……素材か。


 ゴーレム素材で普通に武器とか、どうだろう?


 常に加護で戦ってると、やっぱ不審に思われるよな?


 どうしようか。


 加護を使いこなすことに集中するか。


 それとも自分の力を鍛えるか。




 少し考えごとなど挟みつつ、素材集め終了。


 よくゲーム舞台系のラノベにある、アイテムストレージ? とかは誰も持ってない。


 つまり、持ち帰れる分だけなので終わりも早い。


 ここで無限なアイテム袋とかを見せびらかしてはいけない。


 商売ルートが始まってしまいかねない。


 今はほどほどに異世界を楽しむのが優先です。


 そもそもお金無くても困らないし。




 ……致命的には、ね。


 夜の宿代(意味深)に使うお金は別バラってことで。




 と、いうわけで。


「現金じゃなくて素材で欲しい? それは別にいいけど……何? 鍛冶屋にでも持ち込むの?」


 持ち込み。


 そういうのもあるのか!


 でも今回は違う。


「ほ~、自分で加工すんのか。術師が素材加工ねぇ。なぁ、俺にも作業すっとこ見せてくれよ!」


 却下。


「なんだよー、いいじゃねぇかよ減るもんじゃないんだし」


 お前が自分の弱点を無条件で教えてくれるならいいぞ。


「……おーけい、悪かったな。デリカシーってやつが足りてなかったわ」


 あっさり引き下がるボルバン。


 ほー。


 昔マンガで見たやり取りだけど……通用するもんだな!


 しかしどこで加工しようか?

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