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じっくり記録タイム

 寮の人たちにただいまの挨拶を済ませ。


 風呂に入って。


 ごはん食べて。


 さぁ! 寝るぞッ!


 の、前に。




 今回のバトルで使った術式についての記録。


 いわゆる、魔導書ってヤツ。


 術師ならルーキーからトップクラスまでみんな持ってる。


 俺の場合、タブレットで間に合うんだけど。


 まさか人前では使えないし。


 それに、こうして手書きをすることで理解も深まるってもんよ!


 はい。


 メモは手書き派でした。




 次。


 ラービーナの水晶。


 一応ね、小さな欠片をキープしておいた。


 魔力のガードを付与した小ビン、効果あり。


 さて……どうしようかな?


 とりあえず触ってみるか。


 もちろんガードしてね!


 ……。


 んー?


 反応はほとんどないな。


 くすぐったいのレベル。


 どれ。祝福メガネ、拡大機能オン!


 ……うぉ。


 細かな式陣、かな。刻まれてるというか……動いてる?


 そうかー。


 そんな感じかー。




 そもそも。


 普通の魔導水晶をこうして拡大したことねーわ。


 つまり。比較しようがない。


 と、いうわけで。


 普通の魔導水晶もチェック!


 ふむ。


 こちらにも式陣はあるな。


 欠片じゃなく、まるまる一個だから式陣も完全な形。


 これ、展開したらどうなるんだろ?




 ……。




 やめとこう。


 せめて外で。


 街中でやらかしたらシャレにならないよ。


 うん。




 あとは……この危険物を祝福で作った空間にしまえるかどうか。


 ……うーん。


 これもちょっと試すのは危ないかなぁ。


 いや。


 そもそも封印に使った包帯や小ビンだって祝福で魔力ガードを付与してんだよな。


 効果はある。はず。


 魔導水晶になったことで、そもそも祝福を阻害されなくなってるのかもしれん。


 たぶん大丈夫だべ。


 ……よし。


 ちゃんとしまえる。


 これはさすがにさ、子どもたちとか触ったらアカンやつだからね。




 んー。


 こんなところでしょ。


 色々試したいことはできたけど、街の中、部屋の中でやることじゃないし。


 問題があるとすれば、ひとりで出歩くのが難しいことだな。


 クラスEパーティーの狩り場である温水湖。


 そこですらクラスAハンターだってひとりでは行かない。


 と、なれば。


 ある程度事情を知っているハンターに依頼を出すしかないな。


 ギルマスのバアちゃんにも相談してね。


 さ、そうと決まったら寝ましょうか!

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