1 さわるな?
【前回までのあらすじ】前姫巫女の恋人ヒデトは、どうやらリドル族を裏切っていた。『ヴァリィの魔術師』として人に憑依する術を得たヒデトを、サクヤはきっと許さない。もちろん許す許さないに関わらず「次はディファイの集落で会おう」なんて言われたら、ディファイと友好的なサクヤには見逃すことは出来ないけど。でも、そんなサクヤを置いて、オレはレディ・アリアと一緒に行く約束になってるんだよなぁ。ああ、もう……頼むからあんた、あんま無茶するなよ?
「どうだ? 何言ってるか分かったか?」
偉そうに腕を組んだサクヤが、部屋に入ってきてすぐに低い声で問うてきた。
ため息をつくオレの前で、簡素な白いワンピースを着て椅子に座ったナチルがふるふると身体を震わせる。
「もう、サクヤ! 何こいつ、疲れた! 何回もおんなじこと聞かれて、もうやだ!」
ほとんど駄々っ子……いや、完全に駄々っ子だな。
ぷう、と頬を膨らませる(外見だけは)美女の様子を見て、サクヤは少しだけ眉を寄せる。
「……カイ」
「オレのせいじゃねーだろ。10歳の子どもに前後の事情をきちんと聞き出そうとしたら、誰がやってもこうなるって」
もしかしたら、あの若さで大神官の位を得ているアサギ辺りなら、持ち前の優しさでもっともっとうまくやれるかもしれないけどさ。
だけどこの場にアサギはいない。今ここにいるメンバの中で事情聴取を実施しようとなった場合、交渉役のオレがやらざるを得ない。サクヤがやるとまた余計なことを言って一方的に拗ねられるだろうし……サラはそもそも喋りさえしてくれない。
いつも思う。
オレは別段、優しいワケでも、人の気持ちに敏感なワケでもない。ただ、ちょっと時々何かが分かったような気がするだけ。
だから交渉役とは言っても、ものすごく口がうまいとか、恐ろしく頭が切れるとかじゃない。
だけど、チームのメンバは他が酷すぎるもんで、結局オレがやるしかない。
……色んな意味でアサギが恋しい。
「あたし10歳じゃないもん! 32歳だもん!」
「……サクヤ」
「8歳くらいかな」
珍しくオレの意図を一発で汲んでくれたサクヤが、ナチルの年を人間換算してくれた。
8歳……そりゃ無理だ。道理でろくに覚えてないはずだ。
何度も同じ話をする方も大変だろうが、手を変え品を変え色んな聞き方しても、ワケの分からない答えしか返ってこないこっちも勿論大変だ。
横で話を聞いていたサラが、立ったまま大きなあくびをしている。
その様子を見て、サクヤは小首を傾げた。
「で、結局どうなんだ?」
「どうもこうも。はっきりしたとこだけ話すけど……」
結論として、分かったことをまとめよう。
島が襲われた後かなり早い段階で、義姉は遠目塚家――つまり、当時まだ若かったカナイの父親に買い取られたそうだ。その後すぐに交配・繁殖させることを思い付いたカナイの父親が色々と便宜を図った結果、生まれた子どもがナチル。
この辺りを考慮するに、カナイの父親は奴隷を愛でると言うよりは、高騰しつつあったリドル族に資産価値を見出していたのではないかと推測する。
最終的に、ナチルの父親が誰かは分からなかった。『便宜を図った』の詳細について、そもそもイワナが黙して語らなかったようだ。
サクヤ曰く、ナチルの気配からして、彼女は純血に間違いないという。
リドル族が一斉に捕獲された直後は、今よりはまだしも入手しやすい状況ではあっただろうし、イワナを入手出来たことを考えても、カナイの父親は何かしらの伝手を持っていたのかもしれない。
ただしこの情報は全て、イワナから話を聞いた娘の記憶に基づいて、オレが組み上げたものなので……どこまで正しいのかは保障しない。
――などということを説明したところで。
「……繁殖だと?」
サクヤが燃えるような瞳でこちらを見てるのは、別にオレに怒ってるワケじゃないと思う。ただしその言葉を拾っても建設的なことは何もないので、無視して話を続けることにした。
遠目塚家のカナイが様子をおかしくし始めたのは、まだイワナが生きていた頃だと言う。
おかしいと言っても――今までは引きこもり気味の甘ったれてワガママなぼんぼんだったのが、突然しゃきっとして精力的に周囲と交流を始めたってことだから……まあ、誰も困るヤツはいなかったんだろう。むしろようやく跡継ぎの自覚が出来てきたってことで、家族は喜んだみたいだ。
隣国との付き合いを増やしたり、政治的にも色々と活躍をし始めて、これで将来も安泰だと言われだした――そんな矢先、家長であるカナイの父親が倒れた。
これによって、マトモになったカナイに遠目塚家の色々な権利と責任が降り掛かってきた、ということらしいが。
……どうも、タイミングが良すぎる。
カナイの突然の変化というのは、そのタイミングでヒデトが『ヴァリィの魔術師』の力を使って乗り移ったのだと考えられる。
その直後に頭を押さえてる父親が倒れたんだから……まあ、やっぱりヒデトが何かしたんだろうな。
だから勿論、イワナもオレと同じように怪しんだ。
その結果――
「――ママは邪魔だから殺したって……ヒデトが言った」
ぽつり、と呟いたナチルに、一瞬空気が凍ったように固まった。
しばらくして恐る恐るその銀髪を、サクヤが撫で始めた。ナチルは黙ったままその手を受けて、そっと瞳を閉じる。
その様子を見ながら、オレは更に言葉を続けた。
邪魔者がいなくなったヒデトは、ナチルをシオの手へ売り飛ばした。
その後は既にイワナもいないので、ヒデトとシオのやり取りを聞いていたのはナチルのみ。事情も分からず聞いた会話を覚えている部分から適当に話されるので、ここまでの話よりもますます分かりづらくなっていた。
オレの想像で勝手に補足する。
「サクヤを誘き出す餌にナチルを使う」ということが、多分、ヒデトとシオの間で協議されたのだと思う。そこで全てが終わった後サクヤを報酬としてシオに与える代わり、シオがナチルの面倒を見て手懐けておく、ということになったみたい。
その経緯でナチルの身体を成長させようとして、例の研究者とやらが呼ばれたそうだが、もうこの辺りは誰が何を望んでそうなったのか、ナチルの話からは全くわからない。
推測するに、イワナを失ったヒデトが、ナチルを代わりにしようとして成長させたのか……次点として、単純にシオの性癖の為という可能性もある。
前者の方がまだマシだな、とは思う。
――と、いうことを聞き取る為だけに、半日を費やした。
我ながら、ナチルのたどたどしくてすぐかっ飛ぶ話の中から、よくぞこれだけ理解したと自分をほめてやりたい。
それなのに――
「まあ、大体分かったが……随分時間がかかったな」
あっさりとサクヤに評されて、イラっとしたオレは悪くないと思う。
苛立ちのあまり思わず掴みかかろうとしたのも、まあ、許されて然るべきだろう。
「あんたね、もうちょっとマシな言い方出来ないの!」
だけどオレの手が届くより先に、何故か非常にわたわたしたサクヤは、何も言わずにいきなりオレの脛を蹴り飛ばした。
普段なら襟首掴まれようが、けろっとした顔で「何を怒ってるんだ」とか言うのがサクヤなのに。
「――痛ぇ!?」
ブーツの底は例によって異様に固い。
思わず床にうずくまったオレを見下ろして、困ったような顔でサクヤが言い訳じみたことを言ってくる。
「……突然さわるな。驚くだろ」
「何言ってんのあんた!? そりゃこっちのセリフだっつーの!」
あんたこそ、人にいきなり触るの止めてくれよ。
昨日あれだけ……心臓弾け飛ぶかと思ったオレの身にもなってみろ。
オレの言葉なんかまともに聞いちゃいないサクヤは、今度こそ無表情を保って呟いた。
「……とりあえず。お前があんまり時間をかけるものだから、その間にレディ・アリアに連絡を取っておいた。すぐ来いと書いておいたから、もうすぐここへ到着すると思う」
ああ、もう。
何であんた、オレを蹴っといてスルーするの。
何であんた、人を呼びつけるのに偉そうなの。
この時点で脱力しきりだけど……しばらくはこれを注意してやるヤツがいない。
お願いだから、オレがいない間この調子で誰彼構わず喧嘩売って歩くなよ……。
心の底から祈るオレの様子に気付かぬまま、サクヤはしゃがんでるオレに手を貸そうと左手を伸ばしてきた。
だけど、その手を取ろうとオレが手を出した瞬間。
はっとした表情で、手を引っ込められた。
「何がしたいワケ……?」
スカった左手をわきわき動かして、出来るだけ恨みがましく聞こえるように声をかける。
それすらも再び無表情でスルーしたサクヤは、一瞬視線を逸らした後に、わざとらしく小首を傾げてきた。
「お前にこの後のこと相談したいんだが……」
「相談!? 本当なに言ってんの、あんた? 今日、熱でもあんの?」
いつだって人の意見なんて構わず、勝手に決める癖に、さっきから様子がおかしすぎる。
オレの心底驚いた声を聞いて、自覚のないサクヤはさすがにむっとしたようだ。
「……今後のことを一緒に考えたいと言うのが、そんなにおかしいか」
「いや、おかしくはないけど……」
嘘。おかしい。
あんたのキャラじゃない。
……あんた、もしかしてヒデトに操られてんじゃないの?
立ち上がって間近から観察してみたけど、少なくとも表情だけは、いつも通りの無愛想だ。
恐ろしいことに、どうやらオレの気持ちが態度から、口に出した言葉よりも正しく理解できたらしい。少し腹立たしい様子でオレを見ている。空気読むサクヤなんて、やっぱりサクヤらしくない。
「俺だって、相談くらいすることもある」
そうかなぁ……ちょっと疑問だけど。
それでも上目遣いに見上げてそんなことを聞いてこられたら、オレは素直に頷き返すしかない。
だって……可愛いから。
「……何を相談したいんだよ」
「サラを連れて行け」
返ってきた言葉で、ようやくいつも通りのサクヤだと安心した。
うん、それ相談じゃない。命令だから。
思わず突っ込みそうになったけど、サクヤの言葉の方が早い。
「俺は一度、ナチルを連れて島に戻ろうと思う」
椅子の上で退屈そうにオレ達を見ていたナチルが、自分の名前に反応した。
「島! ママが言ってた! ナチルの仲間はみんなお花のいっぱい咲いてる島にいるんだって!」
「そう。同胞は皆そこに戻ってる」
サクヤが愛おしそうにナチルを見る瞳で、理解した。
こんなところでナチルを連れて歩くのは危険だ。島へナチルを連れて行って、置いて来たいのだろう。
それは別に構わないんだけど……ヒデトという差し迫った危険もあるんだし、サラもあんたが連れてった方が良いんじゃないのか?
オレの視線で察したサクヤが、首を振った。
「俺には面倒見きれない……」
……はい、正直なお言葉ですこと。
じゃあ、ついでにもう一つ。
「だったら、サラには先行してもらえばいいんじゃないか? ディファイだっていつ攻めて来られるか分からないんだし、戦力は多い方が良いだろ?」
サクヤが返事をするより先に、サラがオレの手を尻尾の先でぽす、と叩いた。
その尻尾の意味は。
そして、サクヤの凍ったような表情の意味は。
「……サラはディファイの集落には絶対に入れない。1人で行かせても立ち往生するだけだ」
入れないと言うのは、物理的に入れないってことではないだろう。多分、追放された娘という背景がそれを強いているに違いない。
無神経に尋ねたことを少し後悔した。
「悪い……」
「お前が連れてけ。サラがいればお前も集落までの道を迷うこともないし」
「分かった」
オレが頷くと、ようやく少しサクヤの頬が緩む。
そのいかにも安堵した様子で、オレも気付いた。例によってオレのことが心配という方が、理由としては大きかったらしい。
こういう対応をされると、最初は何か甘く見られてるようでムカついてたけど。良く考えればまあ……オレだってあんたのことしょっちゅう心配してるんだから、お互い様ってヤツなのかも知れないと思うようになってきた。
「で、あんたら島ってどうやって行くの? 戻ってくるまでに時間どれくらいかかる?」
「俺とナチルは転移魔法を使うから、お前らより早くディファイの集落へ着けると思う」
「――転移魔法!?」
あんた、自分の転移魔法の成功率は5割とか、恐ろしいこと言ってなかったっけ?
サクヤが転移魔法を使うところは1度しか見たことがないが、その後アサギが使ってくれた魔法の安定感と比べると、雰囲気だけで圧倒的に不安がある。
「俺じゃない、ナチルがやるんだ」
突然振られて、ナチルが素っ頓狂な声を上げた。
「ぃえ!? あたし? 島の場所知らないよ?」
「大丈夫、場所は俺が指定する。ナチルは魔力操作に集中して良い」
魔法を使う感覚が全く分からないオレには、はっきりとは理解できないんだけど。
どうやら二人三脚のように不足部分を補い合いながら、魔法を使うことが出来る……のかな?
「ちゃんと成功するんだろうな? いつかみたいに成功率5割とか言わないよな」
「俺みたいな出来損ないと一緒にするな。ナチルなら大丈夫、9割9分成功するよ。ナチルを島へ送ったらすぐに集落へ向かう」
ナチルの頭を撫でるサクヤの表情は穏やかだ。
やっぱり、巻き込みたくないんだと思う。もう十分に巻き込まれてるとは言っても、ここから先、関わらなくて良いのならそうしたいに違いない。
その気持ちを汲んでサクヤの『相談』の内容に同意することにしたオレは、文句を言う意味ではなくて、からかうつもりだけで一言足した。
「……まあ、あんたのそういうのは今日に始まったことじゃないし。オレがいなくても寂しくて泣くなよ」
「お前だろ」
無表情だけど、声が笑っている。
だから、何となく安心した。
丁度話が落ち着いたタイミングで、開けっ放しの窓から物音が騒がしく聞こえてくる。
馬の蹄の音が聞こえたので、馬車が近づいているのだと思う。多分、レディ・アリアの迎えだろう。
「レディ・アリアが着いたみたいだ」
「そうだな」
サクヤにも聞こえたようだ。
窓の方を見ながら、オレの言葉にうなずき返してくる。
その横顔を眺めていると――こいつとしばらく会えなくなるなんて、嘘じゃないかと思えてしまう。何て言うか、現実感がないと言うか。
「……じゃあ、オレ行ってくるわ。あんた魔法下手くそなんだから、くれぐれも気をつけてくれよ」
「分かってるよ。ナチルも危険に晒すことになるから、十分注意する」
自分の名前が出たので、ナチルがこちらを見上げてきた。
島に置いてくるのであれば、ナチルと会うのはこれが最後になるかもしれない。オレは、その紅の眼を見下ろしながら笑いかける。
「お前もあんまりサクヤに迷惑かけんなよ」
「あたし迷惑じゃないもん」
ぷいっとそっぽを向かれてしまったので、どうやらさっきの長い尋問の結果、オレは嫌いな大人に分別されたようだ。
オレの方も、サクヤが甘やかしそうだからこいつ連れて動くのは面倒だな、なんて思ってたもんで、それが無意識の内に伝わってたのかも知れない。
……あれ、おかしいな。
それだと、悪いのはサクヤでナチルを嫌う必要がないんだけど。
どうもオレの思考がどっかで歪んでるような……?
ふと、ナチルの髪を漉くサクヤの指先を見ていて、気付いた。
――ああ。
もしかすると単純に、サクヤを取られたようで面白くないだけなのかも。
隣に立っていたサラが突然、「ふひっ」と変な声をあげる。
響いた奇声に全員がびくりとしたが、サラの表情は全く変わらないので、サクヤとナチルには今のが何なのか分からなかったらしい。
だけど、オレには分かる。
……今あんた、オレを笑っただろう。
オレはサラの頭をぽん、と叩くと、「じゃあな」とだけ言って手を振った。踵を返して、部屋の隅にまとめておいた荷物を持つ。
扉を開けると、階下でレディ・アリアの踵の高い靴が、カツンカツンと立てる音が響いている。
サクヤは突然別れを告げられて一瞬目を丸くしていたが、口に出しては何も言わなかった。背を向けてしまったので、その後の表情は見てない。
後をついてきたサラが、不思議そうに見上げてきた。
「……何だよ?」
「別れの挨拶」
「今、言ったじゃん」
「……抱擁」
獣人風の挨拶をしないのか、と言いたいらしいけど。
それってあれだろ、ディファイの集落でサクヤとイオリがやってたヤツ。
オレ、獣人じゃないし。
大体そんなんしたら、緊張して仕方ない。
「サクヤ、迷ってた」
別れの空気に呑まれているのか、サラも珍しく饒舌だ。
出来たら普通にしてて欲しいんだけど。
「迷ってた? 抱擁しようかって? ……やめてくれ」
どうせまた、すぐに会える。
だから、そんなことしない方がいい。
みんな、普通にしてれば良いんだ。
……いつもと違うことすれば、寂しくなるから。
「リドル風の挨拶ってあれだろ。こう、抱き合って『泉の――」
「――泉の水が、いつもそなたと共にありますように」
低い声がオレの身体を響きながら通り抜ける。
背後から回ってきた腕が、オレの身体を抱き締めた。
……何だ、これ。
温かい身体が背中にくっついてる。
サラか? ――いや、サラじゃない。
サラはオレの横で、また「ふひっ」なんて言っている。
胸の前に回った腕は、細くて白い指先で、一瞬だけオレの身体をかすめて。
背中に、こつり、と額を当てると、すぐに腕を解いて離れた。
――の、直後に。
ケツを勢い良く押され――いや、蹴られた。
「――うわ!?」
バタン、と背後で閉まった扉の音で、廊下に蹴り出されたことを理解した。
ここまでが全部流れるような出来事だったので、先に廊下に出てオレを振り返っているサラを、つい見つめてしまった。
「……今の……」
「決めたらしい」
さっきまで『迷ってた』人が、心を決めて挨拶を送ってくれた――ということなんだろうけど。
恐る恐る、振り返る。
当然、そこには閉められた扉があるだけだった。
ぴしりと鞭のように黒い尻尾をしならせて、サラは歩き始める。
座り込んだオレを置いて。
オレの相手をするのが面倒になったらしい。
ああ、もう。
オレの周りは、自分勝手な女ばかり。
サラも。……あいつも。
自分は「突然さわるな」なんて言っておいて、オレには気にせず触れてくる。
そんな勝手なヤツだから。まだ背中に微かに残る感触を、オレがこんなに寂しく思っているなんて、きっと気付きもしないんだろう。
階段を上がって近付いてくるヒールの音を耳に感じながら、オレは頭を振って立ち上がった――。
2015/11/06 初回投稿
2015/11/08 校正――誤字脱字修正及び一部表現変更
2018/03/11 校正――誤字脱字修正及び一部表現変更