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凛子の物語 — 因果を読む少女

 ——幼い頃から、私は普通じゃなかった。


 教室の隅、みんなの声が遠くなる瞬間。

 誰かが何かを決める、その「瞬間の結果」が、私には見えた。


 


 最初は夢か幻かと思った。

 でも、それは現実だった。私の秘密。


因果読解の覚醒

 


 小学5年生のある日。

 友達のケンカが起きた。


 


 ケンカの先に、どちらかが転ぶ未来が見えた。

 私は必死に止めようとした。


 


 その時、はっきりわかった。

 これはただの予知じゃない。未来は選択で変えられる。


 


 ——私は「因果読解者」だ。


他の覚醒者との出会い

 


 中学に進学してから、似た力を持つ人たちに出会った。


白石朔也:剣と斧を操る戦士。過去の後悔に囚われている。


明莉あかり:治癒の力を持つ優しい少女。誰よりも仲間想い。


ひびき:異能に覚醒した熱血漢。リーダー気質。


 


 最初はぎこちなかった。互いの秘密を隠しながら。

 でも、危機が迫ると、自然と手を取り合う。


 


 そうして、私たちは「覚醒者チーム」となった。


能力の成長と試練

 


 因果読解は強力だけど、使いこなすには精神力がいる。


 


 未来を見すぎると、心が押しつぶされそうになる。

 特に、悪い結果ばかり見えると、自分を責めてしまう。


 


 ある日、白石が危険な選択をしようとしたとき。

 私は未来を読み、「それは間違いだ」と声を上げた。


 


 そのとき初めて、私の言葉で彼を止められた。


 ——それが自信になった。


今後の課題

 


 これからも、未来は変わり続ける。

 私たちの心も、試され続ける。


 


 でも、私は信じている。


 


 「仲間と一緒なら、どんな因果でも乗り越えられる」と。



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