登場人物紹介
―メインキャラクター紹介―
名前:松山 美咲18歳/女性
愛車:NISSAN BNR34 SKYLINE GT-R V-specⅡ(マイカブルー)620PS
身体的特徴:瞳の色はブルー・髪の色は茶色/腰上までかかるロングヘアー
走り屋レベル:★★★★★☆☆☆☆☆
プロフィール1:自宅の近くのファミレスでアルバイトしている女子高生。兄と姉との3人暮らしだが、上の2人と美咲は血は繋がっていない。
その理由は簡単。5年前、とある真夜中の埠頭で泣きじゃくっていた所を、兄であるケンが助けたからだ。
その後、美咲には家族が全員死別している事、そしてそれが原因で家が無い事や、苗字が同じ『松山』である事が解り、松山家に住む事となった。
最初は心を閉ざしていた美咲だが、時間が経つにつれ段々と心を開いていき、いまではすっかり『松山家』の一員。
それでも時折は影を落とす部分が見えるが、それがまた彼女の魅力でもあるのだろう。
プロフィール2:愛車の34Rは元々はケンの愛車だったが、彼が首都高の世界から降りた事で、美咲の元へとやってきた。
元々、ほぼ完成の域に達していたマシンだったが、ケンが美咲に譲る際、彼はこの34Rをデチューンして彼女に渡した。その意図は彼にしか知らず、彼もまた、今現在は話す気は無いらしい。
デチューンを施したとはいえ、それでもハイポテンシャルなチューンドカーであり、一度アクセルを踏み込めば、湾岸線では300km/hは軽々とマークする。ちなみにケン時代とは違い、アテーサシステムはキチンと作動する。
ドラテクは天才肌で、頭ではなく体がすぐに反応するタイプ。そして好戦的で、挑発と思えるパッシングなどには過敏に反応して、バトルへと突入していく。
まだ首都高を走り始めて間も無いが、メキメキと腕を上げて頭角をあらわしてきている。
アテーサが付いているのに、完璧なブレーキングドリフトが決められるのが、その証拠である。
「首都高を走ってると安心するんだ。だって此処は、私の数少ない居場所の内の一つだから――」
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名前:松山 萌25歳/女性
愛車:TOYOTA JZA70 SUPRA Twin.Turbo-R760PS
身体的特徴:瞳の色は濃茶・髪の色は黒/腰上までのロングヘアー、偶にポニーテールにしている
走り屋レベル:★★★★★★★★☆☆
プロフィール1:首都高最速と名高いチーム『13鬼将』の内の1人で、『雪の女帝』という通り名を持つ、女性の首都高ランナー。
普段は、兄が設立した『SPEED SHOP』で事務仕事をしている、普通の女性。
容姿端麗で意外とサッパリした性格なので、男性はもとより、女性からの人気も高い。
洗濯や掃除と言った家事スキルは完璧なのだが、まったく炊事が出来ないことが唯一の欠点で、それが災いしてか、未だに浮いた話は無い。
しかし、別に焦って彼氏を探そうという気持ちは、兄であるケン同様に彼女にも無い。
プロフィール2:外見は旧型のマシンだが、ハイポテンシャルの戦闘力を持った一級品のマシンに仕上がっており、ハンパなチューンドでは追いつくことさえ不可能。
エンジンはノーマルで載っている1JZから、JZA80用の2JZ-GTEに載せ変えて、更に3,2Lにボアアップ。そこにSPEED SHOP製のオリジナルタービンを2基掛けし、オリジナルのCPUチューンで制御している。
割と丁寧なドライビングで、絶対に無茶はしない。グリップ・ドリフト共に要所で使い分ける慎重派で、現在の首都高では10本の指に入る実力者。
神業とも言える天性の車幅感覚は、兄であるケンをも凌駕する程。そのお陰で、サイド・バイ・サイド状態での駆け引きでは絶対に負けない。
「命を乗せて走るのよ? 良いとか悪いとかじゃあなく、好きな車で行くのが当然でしょう」
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名前:奥村 直人23歳/男性
愛車:HONDA AP1 S2000 Type-V680PS
身体的特徴:瞳の色は黒・髪の色は濃茶/髪が少し長いので、後頭部で髪をゴムで少し縛っている
走り屋レベル:★★★★★★★☆☆☆
プロフィール1:VTECエンジン専門のチューニングショップ『Racing.Garage.Okumura.(RGO)』の代表者兼チーフメカニックの男性。
しかし彼以外に従業員は居ない。その為、ショップの仕事が早く終わった日と、ショップが休みになる月曜日の前の夜しか走りに出られない。
早くからVTECエンジンのターボ化に挑戦し、わずか半年の歳月でVTECのターボ化に成功。VTECチューンドでは、いま最も勢いのあるショップであると言っても過言ではない。
だが、基本的には吸排気系パーツの交換や車高調キットの取り付けなど、ライトなチューニングを経営スタイルとしている。
柔和な性格で初対面の相手にもすぐに打ち解けられる。そんな彼の性格が、ショップの支えとなっているのかもしれない。
走れる時間が少ないため、首都高での認知度は意外にもかなり低い――まぁ、出会える確立が低すぎるのだから仕方が無い。(笑
たまに、お客の車のセッティング取りを首都高で行っている。なお、その場合にはどんな日でも走っている。
プロフィール2:愛車のエス(S2000)は2.3L+ツインターボ化されていて、ブースト圧1,5キロで700馬力近くのパワーを叩き出す、驚異的なマシン。
もちろんパワーだけではなく、足回りもしっかり煮詰められているため、コーナリングスピードは半端なものではない。
ライトウェイトなFR車なのでコーナリング時ではドリフトを多用。勿論、700馬力近いパワーを持つエスを振り回せる、直人のウデがあってのものだ。
パワーが上がるにつれての直進安定性を確保するため、先日に思い切ってワイドボディ化を施した。尚、そのワイドボディ化の効果は絶大で、彼自身はご満悦な様子だとか。
近々、フロントアンダーパネルとリアデュフェーザーも組み込む予定らしい。
このエスはショップのデモカーとしても使用しており、セッティング変更+Sタイヤで、筑波サーキットで57秒台のレコードを持っている。
「全ては乗り手次第だ。乗り手の求める心で、車はガラリと変わってしまうのさ」
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名前:野村 麻由16歳/女性
愛車:SUBARU GDB-B IMPREZA WRX-STi spec-C Type-RA500PS
身体的特徴:瞳の色はオレンジ・髪の色は水色/腰上までかかるロングヘアー、両手首に赤のリストバンド
走り屋レベル★★★☆☆☆☆☆☆☆
プロフィール1:都内に位置する、中・高・大一貫性の進学名門校である『聖アッシュフォード学園』に通う、高校1年生の女の子。
在籍する生徒は、必ず何処かの部活動及び生徒委員会に所属しなければならない為、彼女は生徒委員会の会計を担当している。
中等部2年生のとき、両親の仕事の都合で海外へと渡っており、その際に国際免許を取得した。その1年半後の中等部3年生の夏、日本へと帰国する。
そして、高等部1年生へと進学すると同時に、ボクサーエンジン系チューンド専門の『BSK』代表である黒竹 竜から格安で譲ってもらった、BSK元デモカーのB型インプレッサWRX-STiで首都高を攻めるようになった。
明るく社交的で優しい性格をしていて、困った人を見かけると助けたくなる様な性格。実際、ガス欠をやらかした美咲の34Rを、近くのガソリンスタンドまで牽引していった経験がある。
自宅の近所に位置するBSKには、ちょくちょくお邪魔しているようである。
プロフィール2:愛車はBSKの元デモカーである白色のB型インプ。そのため、各部のチューニングは完璧。
エンジンは国内仕様のEJ20ではなく、輸出仕様のEJ25を搭載しているので、高出力にも耐えれるようになっている。少し圧縮比を上げており、アクセルレスポンスを良くしているのが特徴。
元々サーキット仕様で作られていた足回りは、首都高用にアレンジされているが、基本的なセッティングは変わっていない。多少、サスペンションは固めている
パワーが少ないので湾岸線などの高負荷・高回転域での勝負は辛いが、アクセルON・OFFで自在に車体の向きを変えられる操作性のお陰で、C1などのテクニカルコースでは、テールスライドしながらコーナーを抜けて行き、かなりの速さを持っている。
まだ走り始めて間もないが、テールスライド状態のコントロールには定評があり、BSKからドリフトコンテストに出場している時もある。
「走らなければ事実なんて見えないですよ。一緒に走ることで、見えてくる事実があるんですから」
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名前:雪崎 祥太19歳/男性
愛車:MAZDA FC-3S SAVANNA RX-7 ∞Ⅲ(ホワイトマイカ)520PS
身体的特徴:瞳の色はブルー・髪の色は黒/腰くらいまでかかるロングヘアー
走り屋レベル:★★★★★★☆☆☆☆
プロフィール1:麻由と同じく、都内に位置する中・高・大一貫性の進学名門校である『聖アッシュフォード学園』に通う。彼は大学1年生で、生徒委員会の副生徒会長を担当している。
車と言う機械が幼い頃から大好きで、17歳の無免の頃からFCで首都高を走っていた。
学校内では、副生徒会長という役割からか冷静沈着でクールな性格を装っている場合が多いが、本当は外交的で面倒見の良い性格をしている。
大学1年で副生徒会長に就任するまでは、中等部からずっと剣道部に所属していて、高等部1年生のときに全国大会に出場した経験を持つ。その時の練習の名残からか、勝負事や一瞬の出来事の判断力は常人を凌駕する。
とある首都高のチームに所属していたこともあったが、チームと彼の方向性の違いから自らチームを脱退。現在は一人で走っている。
実は日本屈指の財閥の御曹司で、SUPER-GT GT500クラスでポルシェ996をドライブするプロレーサーの兄が居る。
プロフィール2:ロータリーエンジン搭載車としては、かなりハイパワーなFCを駆って首都高を走る。しかも、エンジンはFC用の13B-Tで、完全なプライベート製作だと言うのだから驚きだ。
資金力が豊富なため、バランスよく各部を強化し、愛車のFCのトラブル発生率は極めて低い。
エクステリアはワイドボディ化と大型GTウィング以外はノーマル然としており、シンプルにまとめられている。
RE車のため超高速領域ではキツいものがあるが、別に湾岸線を走れないという訳ではない。しかし、C1などのテクニカルコースのほうが速く走れる。
萌のJZA70スープラと美咲の34Rとのバトルで、湾岸線下り大井コーナーで無念のエンジンブローをしてしまう。
その後、FD用の13B-REWへとエンジンを乗せ換え、彼のFCは更に磨きがかかった。
「一般人に理解されなくても仕方ないでしょう。走ってる俺たちは本気なんですから――」
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―サブキャラクター紹介―
名前:松山 健悟32歳/男性 愛称:ケン
身体的特徴:瞳の色は黒・髪の色は灰がかった様な黒/眠たそうな眼、ブラックフレームの眼鏡
プロフィール:『SPEED SHOP』設立者だが、2年前に退社してSPEED SHOPの敷地内に『Matuyama.Sports.Car.Garage.(MSCG)』と言う個人ブランドを新たに立ち上げる。
その為SPEED SHOPへの出入りも多いので、退社した今でもSPEED SHOPの社員や現・代表取締役から、社長と呼ばれて尊敬されている。
また、暗い過去の持ち主で、あまり周りには過去の事は話したがらず、そのお陰でケンの過去を知っている者は限られている。
彼も何年か前までは真夜中の首都高を攻めていたが、とある理由で一線を退く。同時に当時の愛車だった、青い34Rを美咲に譲り渡す。
しかし、その後も走りに対する熱い心は忘れず、現在は新たなる愛車である、スイフトスポーツを駆って、各地の走行会やジムカーナに参加している。
もちろん、当時の卓越したドライビングテクニックは健在で、走行会ではかなり良い成績を残している。
スイフトスポーツ以外にも、何故かカワサキのZ1000ポリス(カウル無)を所有している。
「無理だと思ったら絶対に退け。公道である以上、踏み抜く勇気だけでなく、時には退く勇気も大切だ」
随時追加予定。