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異世界恋愛

幼馴染みの侯爵令息と再会した子爵令嬢

作者: 本羽 香那


「またねノア」

「またなソフィア」


 いつも当たり前のようにしていた別れる時の挨拶。

 その言葉が本当になるのが7年後になるとは、8歳のソフィアにはこの時まだ知らなかった。


◆◆◆◆◆


 ソフィアはフォード子爵の娘であり、大変可愛がられていた。特に祖父である元子爵は、ソフィアのことを大変可愛がっていた。祖父は、昔からチェスター侯爵家の元侯爵と大変仲が良く、その関係でソフィアは、元侯爵の孫であるノアと仲良しだった。

 彼とは会う度に、かけっこしたり、お絵描きしたり、ただ喋ったりと特別なことをしていたわけではないが、ソフィアにとってはそのことがただひたすらに楽しかった。そのため、ノアと会えると知ったら、いつも喜んでいたのだった。

 ソフィアはノアと遊ぶうちに、ノアのことが大好きになっていた。そのためソフィアが7歳の時に、勢いでこう言ったのだ。


「ノア大好き! 将来お嫁さんにして」


 ソフィアを告白を聞いたノアは、笑顔を浮かべこのように返した。


「僕もソフィア大好き! 将来僕と結婚してね」


 ソフィアは本当に嬉しかった。きっと今まで1番嬉しかった日だろうと思う。その時お互い小指を絡めて、歌いながら指切りをしたのだった。

 それからというもの両思いになったからと言って、2人の関係が変わったわけでもなく、いつものように遊んでいた。ただ、その楽しい時間を過ごせることが、ソフィアにとっては何よりも幸せなことだった。


 しかし、その幸せも何時までも続くものではなかった。それは、祖父の死が決定打となった。祖父が亡くなったことにより、チェスター侯爵家と積極的に関わることがなくなったため、それに伴い孫同士の関わりも無くなってしまったのである。

 ソフィアは、彼と会うことが出来なくなり、暫くの間いつも寂しくて泣いていた。そして、当たり前のように言っていた別れの挨拶がソフィアにはいつも耳に残っていた。


◆◆◆◆◆


 ソフィアは15歳になり、学園に入学するようになった。貴族の子どもは絶対に通わなければならず、庶民でもお金持ちだったり、優秀だったりすると、通うことが出来る。しかし、表上は身分差は関係なく別け隔てなく過ごすよう言われているのだが、実際はそんなことはなく、身分によって自然とグループ分けが行われている。実際にソフィアは、同じ寮でルームメイトであるオリビア子爵令嬢とシャーロット男爵令嬢2人と仲良くなった。

 勿論ノアもこの学園にはいるが、彼は学年が1つ上であるため、関わることはないと思っていた。しかし、彼とは中庭で出会うこととなった。


◆◆◆◆◆


 この時ソフィアはお気に入りのイヤリングを探していた。先程食事をした時に落としたのだろうと中庭に行ったのだった。暫くイヤリングを探していると、後ろから声をかけられたのだ。


「ソフィア!」


 その声に反応して、ソフィアは後ろへと振り返る。しかし、ソフィアには声を掛けた人物が一瞬誰か分からなかった。何故なら声は低くなっており、身長も高くなっていたからだ。


「ノア?」


 顔はより綺麗になっていたものの、雰囲気はあの時のままだったため、少し不安ながらも合っているか尋ねる。すると、そうだよと彼は笑みを浮かべた。その純粋さは昔と変わっておらず、ソフィアはノアのことが好きと言う気持ちが一瞬にして蘇った。


「ソフィアに会えて嬉しい。ずっと会いたかったよ」

「ええ。私もよノア」


 ノアは無邪気に喜んでおり、社交辞令とかではなくて、心の底から喜んでいることがよく分かり、ソフィアにはそのことが大変嬉しかった。


「ソフィア、ますます綺麗になったね。でも、さっき見かけた瞬間ソフィアだって分かったよ」

「ありがとう」 

 

 昔は可愛いと言われていたが、初めて綺麗だと言われ、ソフィアは何と言って良いのか分からず、ただお礼を言うばかりだった。ただでさえ胸の高まりを感じていたのに、更に感じてしまう。


 ――キーンコーンカーンコーン


 その時に予鈴のチャイムが鳴った。急がないと次の授業に間には合わない。


「またねノア」

「またなソフィア」


 もう会えないと知ったあの日から、ずっと耳に残っていた言葉をたった今目の前で聞くことが出来た。前の言葉が本当になり嬉しく感じる。この言葉がまたずっと続けば良いのにとソフィアは強く思っていた。


 それからというものの、あの言葉の通り、ソフィアはノアと会うようになった。声を掛けるのは決まってノア。ソフィアはいつも彼の話に応じる立場だった。ノアと話す時間は友人と話すよりも楽しく、時間の経過も早く感じる。ソフィアは昔の時間が戻ってきたようで嬉しかった。最後の挨拶はあの言葉。その言葉は寂しくもあり、また会えるよねという希望も感じるものだった。こうして前期の学校生活はあっという間に終わった。


◆◆◆◆◆


 長期休みには入り、ソフィアは実家に帰ることにした。ずっと寮暮らしだったため、家族に会えることが楽しみだった。


 馬車に乗り、まる3日かけて実家に帰ると、両親と幼き弟がおかえりと優しく迎えてくれた。暖かい空気を感じ、自然と笑みが溢れた。もう日も落ちて暗くなっていたため、食事にしましょうとダイニングルームに案内される。テーブルの上にあったのは、この領地の名物・魚のムニエルがあり、香ばしい香りが漂っていた。ソフィアは席に座り、その料理を口に入れる。懐かしい味が口の中で広がり、幸せいっぱいだった。そんな幸せを噛み締めている中、父がこのような質問をしてきたのだった。


「ソフィア、良い人は見つかったかい?」


 ソフィアはその質問に硬直してしまう。何故ならそんな人を見つけてもいないし、なんなら探してもいなかった。友人と、そして何よりノアと一緒にいるのが楽しくて、スッカリそのことを失念していたのだ。

 ソフィアにはまだ婚約者はいなかった。何故ならそもそもこのヘレフォード子爵領地はど田舎であり、然程資産がない。また、近くの領地でソフィアと年が近い令息がいなかったため、婚約出来なかったのだ。そもそも何故祖父が元侯爵と仲が良かったのかというと、たまたま釣りがお互いに趣味だったからに他ならない。貴族で釣りが趣味とする人がほとんどいないのだ。そのため、元々社交的でない祖父や父はあまり繋がりもなく、ソフィアの婚約までとは至らなかったのである。

 本来ならもう婚約者がいてもおかしくない年頃のため、ソフィアはこの学園生活で、婚約者になってもらえる人を探そうと考えていた。勿論探す相手は身分が釣り合う子爵令息や身分が近い男爵令息である。そのため、侯爵と身分が釣り合わないノアと親しくしているのは大変不味い。今まではたまたま人目がつかないところで話していたからバレなかったが、もしこれを見られたら勘違い女として蔑まれ、女からも男からも嫌われるのは間違いない。


「ごめんなさい。まだ良い人は見つかっていないの。ちゃんと見つけてくるからもう少しだけ待って」

「いや、責めているわけではないよ。ただやっぱりもし見つけたら、相手がどんな人か知りたいから聞いただけだよ。急かしているわけではないからね」


 ソフィアは嘘を吐くわけにもいかず、かと言ってノアのことを話すわけにもいかず、ただ謝ることしか出来なかった。その娘の姿に戸惑ったのか、父は慌てて大丈夫だと言った。しかし、父が早く良い人を見つけて欲しいということはよく分かり、ソフィアはただため息をつくばかりだった。


◆◆◆◆◆


 長期休みが終わり、ソフィアは寮に戻った。そして、そのまま後期の学校生活が幕を開けた。ソフィアは早速初日の昼休みに、誰もがいないタイミングを見計らって、ノアに声をかける。今まではノアがソフィアに声を掛けてきたので、初めての声掛けに驚いているものの、喜んでいるようだった。ソフィアは長期休みの間に自分の部屋で練習してきたことをノアに言おうと一呼吸を置く。しかし、本人を目の前にしては緊張が走ったため、全てを言うことが出来ず、前半のことが抜けてしまった。


「婚約していない男女が一緒にいるのは良くないと思うの。だから……」

「確かにまだ婚約は出来ていないけど……。もしかしてソフィアは僕と一緒にいるのが嫌だった?」


 ソフィアが最後まで言い切る前に、ノアは口を挟み、質問してきた。ソフィアはまさかそのように言われるとは思わず、拍子抜けしてしまう。嫌かどうかと言われたら嫌ではないし、寧ろ嬉しい。しかし、今はそういう問題ではない。


「取り敢えずもう会うのはやめよう」


 ソフィアは少しノアの態度に腹が立ち、最後に言おうと思っていたことを、つい強めの口調で言ってしまった。言った後に後悔したものの、言っていることは間違っていないのだからと、それぐらい言っても良いと思うことにした。ノアはそんなことを言われるとは予想もしてなかったようで、呆然としていた。その表情に心を痛めながらも、ソフィアはいつもの挨拶をせずに、後ろを向いて歩き出した。ノアは何か言っているようだったが、ソフィアには何も耳に入らなかった。



 それからというもの、ソフィアは身分が同じの子爵令息や身分が近い男爵令息と関わるようになった。ソフィアは誰か婚約出来る人がいないかと探しているものの、何を基準に決めたら良いのか分からず、なかなか踏み出すことが出来ない。

 それについついノアと比較してしまい、素敵な人だなと感じることもなく、自分の方からというのは無理な気がした。


 そんな風に婚活があまり上手くいかない中、ソフィアはとある噂を聞いた。それはノアが婚約したという噂――シュルーズ侯爵のカミラ令嬢と婚約したというものだ。ノアとカミラ令嬢は身分も同じであり、またシュルーズ領地も栄えているので、経済的にも釣り合っている。また、カミラ令嬢は大変美女であることでも有名で、美青年であるノアとはお似合いだった。ソフィアには関係ないはずなのに、ノアの婚約の話に悲しくなってしまった。やっぱりノアに対する感情は自分では誤魔化すことはできないのだと実感する。しかし、今は自分の婚活の方が大事だと、何とか令息達と関わるようにして、婚約者を見つけようとした。


◆◆◆◆◆


 ノアの婚約の噂を聞いて1ヶ月経った頃、中庭に続く廊下を歩いていたところに、カミラ令嬢達がソフィアの前に現れ、そのまま校舎の裏に来るように言われた。相手は身分が上の侯爵令嬢であるため、子爵令嬢であるソフィアは彼女についていくしかなかった。校舎の裏に到着すると、カミラ令嬢はソフィアを睨みつけながら、声を低くして口を開いた。


「ねえ、ノア様に婚約を申し込んだところ、昔から結婚を約束している人がいるから無理だと断られたのですけど、誰か心当たりありません、ソフィア令嬢?」


 とても威圧的な声と態度に、ソフィアは顔を強張らせてしまう。本当はその場で逃げ出したいが、周りの令嬢がソフィアを囲み、それは許されなかった。


「別に心当たりはありません。それにしても、どうして私に尋ねるのでしょうか?」


 本来は後者のことだけを口にしたかったが、質問に質問で返すのはマナー違反なため、簡潔に答えながら、質問をぶつけた。しかし、その声はとてもか細いものであった。


「よく貴女がノア様と仲良く話しているのを見かけたものなので、知っているのかと思いまして」


 まさかノアと話しているところを見られているとは気づかず、そのことを言われてソフィアは動揺を隠せなかった。それも何度も見られていたとは夢にも思わなかったのだ。


「まさかソフィア令嬢がノア様と結婚の約束をしているわけではありませんよね?」


 更に威圧的な態度を取られ、押しつぶされそうになるものの、まさか幼い時に言ったあの約束のことだったりするのと、ソフィアはまた動揺を隠すことが出来なかった。その姿にカミラ令嬢はより不機嫌になる。


「やはり貴女が約束相手ですの? それならご忠告してあげますわ。ノア様が何と言おうと私達は婚約するの。それは決定事項。だから貴女には私達の仲を邪魔しないでいただきたいわ」

「私は2人の仲を邪魔なんかして……」

「黙りなさい!」


 ソフィアは小声で言っただけで、話を遮ろうとは思わなかった。しかし、どうやら聞こえたようで、更にカミラ令嬢を怒らせてしまった。


「たかが田舎令嬢が侯爵令息と馴れ馴れしく関わることがそもそも不敬ではなくて? 立場を弁えなさい。ノア様もノア様だわ。貴女だけではなくて、子爵や男爵令息と仲良くして……自分がどれだけ高貴なのか分かっていない馬鹿ね。流行りも分からない時代遅れな人だし、絵なんか見るものなのに自ら絵を描く変人と呆れるわ」


 最初のソフィアを馬鹿にしたことはまだ耐えられるものだった。それは全て事実であるし、実際に立場を弁えなければならない立場だからだ。しかし、ノアのことに関しては許せるものではなかった。本来なら口答えするのはいけないことだということは分かっているし、何よりこれ以上カミラ令嬢を怒らせることは本当に怖い。反論したら何をされるか分からない。でも、どうしてもこのままにしておきたくはなかった。そのため、言葉を選びながらも、勇気を出して口を開くことにした。


「彼は誰にでも優しいし、社交的なのです。だから身分関係なく仲良くなるのだと思います。また、彼は昔の物を大切にするだけで、新しいものに興味がないというわけではありません。絵を描くのが好きなのは昔からでして、彼の癒やしですから。彼は見るもの大好きで、どんな絵師でも褒めます。ノアは本当に素敵な人です。だからもっと彼を見てあげてください」


 これがソフィアの最大の反撃だった。それと同時にソフィアのノアに対する評価であった。それは幼い時のノアのことを知っているからこそ言えることである。カミラ令嬢にノアの良さを知ってほしかった。婚約者になるなら尚更だった。

 カミラ令嬢は何も言い返せず、ソフィアを睨みつけて、ソフィアの元を離れていった。ソフィアは気を張りすぎたせいで、一気に筋肉の緊張がほぐれ、立つ力さえ入らずに、その場で倒れてしまった。


◆◆◆◆◆


「ア……ィア……フィア……ソフィア」


 遠くから自分を呼ぶ声が聞こえて、目を覚ますと、青ざめているノアの顔が見えた。


「ソフィア、良かった。こんなところで倒れてどうしたんだ?」


 ノアは大変心配しているようだった。ソフィアは先程あったことをそのまま話して良いものか分からず、答える事が出来なかった。しかし、ノアはどうしたんだと何回も聞くため、カミラ令嬢とお話をしていたとだけ言って、何を言われたのかは黙っておく。カミラ令嬢にいびられていたなんて、聞かれたくないし、何よりノアの悪口を言っていたことを知られたくなかった。


「もしかして、婚約の話がきていることを言われたの?」


 ソフィアは嘘を吐けず、素直に首を縦に振った。カミラ令嬢に言われた言葉が頭の中で再生し、思わず涙を流してしまった。こんな姿をノアに見せたくはないのにと思うものの、涙は止まらない。


「ソフィア、僕は縁談なんて受けないよ。僕はソフィアと結婚するって約束したんだから」

「え?」


 カミラ令嬢でも約束がどうのこうのと言っていたが、まさかあの幼い頃に2人の間でした口約束のことを言われて、ソフィアは驚き、硬直してしまった。そもそもノアが覚えていたことも驚いたし、何よりそれを守ろうとしていることに驚いてしまう。ソフィアにはそれを受け止めることが出来ず、取り敢えずこの場から離れたいと、ごめんと謝りながら、ノアにいつもの言葉を言う。


「またねノア」

「またなソフィアなんて言わないよ」


 立ち上がろうとしたソフィアを、ノアがソフィアの体を引き寄せて逃さないようにした。 

 ノアの腕の中にいるため、顔が間近にあり、ソフィアは胸のときめきを抑えることが出来なかった。


「ソフィア、僕の話を聞いて」


 ソフィアはこの状況では逃げ出すことも出来ないため、ただ首を縦に振ることしか出来なかった。ノアがこれから語るお話を聞くに大変緊張が高まった。


「僕は出会った時から、可愛いなと思って好意を持っていたし、関わるうちにいつも元気で一生懸命なところが本当に愛らしくて大好きになった。そんな時、ソフィアから告白されて、結婚の約束もして、本当にソフィアと生涯ずっと一緒に添いたいと思ったんだ」


 まさかそんなことを思ってくれていたとは夢にも思わなかった。ソフィアは嬉しすぎて新たに涙が溢れ出てしまう。


「だから、両親に婚約するよう頼み込んだけど、無理だと一蹴された。それでもどうしても諦めきれなくて、どうしたら良いか聞いたところ、今よりもこの領地を自力でより栄えさせて、侯爵令嬢や伯爵令嬢と結婚しなくてもよくなったら良いと言われた。だから今まで認められるように頑張ってきた」


 自分のためにそこまでしてくれていたのは知らず、嬉しくなると同時に悲しくなってしまった――どうして自分は最初から無理だと決めつけてしまったのかと。


「ようやく昨日認めてくれたんだ。素敵な人と結婚して良いって。本当はもっと早く言いたかったけど、今言わせて」


 ノアはポケットの中から青い箱を取り出した。そして、跪き、箱を掲げた。


「ソフィア、僕と結婚して。あの時の約束を叶えて欲しい」


 ノアは箱を開けて指輪を見せてきた。大きなダイヤモンドの指輪であった。ソフィアは告白と指輪に圧倒されるものの、きちんと口にして伝えなきゃと一呼吸を置く。


「私はあの時はただ分かってなくて、身分が違うからノアのことを忘れなきゃって、他の婚約者を見つけなくちゃって、最初から諦めてしまっていたわ。逃げてしまって本当にごめんなさい。私に力はないけれど、でもノアの良さを1番に分かっているのは私よ。それは誰にも負けないわ。だから、私と結婚して。あの時の約束を2人で叶えよう」


 ノアはありがとうと言って、指輪をソフィアの左の薬指に嵌めた。大きさは少し大きいものの、ダイヤモンドの輝きは更に増して美しくなる。2人は約束を守れたことを心の底から喜んだ。


 こうして、ソフィアとノアは学園を卒業すると同時に結婚し、しっかりと幼い頃の約束を果たすことになった。そして領地はお互いにより栄えいく。また、3年後には新たな家族も増えて、2人は何時までも仲良く過ごしたのだった。


ご覧いただきありがとうございます。

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∀・)さいかい物語企画より参りました。 ∀・)とても読み易い作品ですが、なんでしょう。1つ1つの描写に抜かりがないというか、お洒落ですよね。貴族のおはなしらしくね。おそらく本羽さんの作品はここで初め…
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