とある神の明かす「感謝」のヒミツ
ふと、自分の人生をふり返ってみる。
感謝。
そういえば、感謝って今までしにくかった。したくなかったんだよな、と思う。
「それは、今まで感謝できない状況だったからだよ」
これは、とある名の知られていない神の声。
私は神の声を聞ける。秘密だが。
世間に公表すると「頭のおかしなやつ」とされるのが関の山だからね。
だが、神々のもたらす情報は人生にとても有益だ。
こうやって、機会があるたびに彼ら彼女らから話を聞く。
「君は、魂の来歴がネガティブなんだよ。
『無理やり人間やらされてるのに感謝なんてできる訳ねーだろ!」という魂的な想いがあったんだよね。
でも、やっと今そこが緩んできて『感謝』が自発的にできるようになってきたのさ」
突然の話にビックリしながらも、自分も答える。
「たしかに、感謝を自発的に、主体的にやるって、実は苦手というか嘘っぽさをずっと感じていたんだよね。
だからそういう主張をする自己啓発の本とか信じられなかったんだよね。
まあ、あなたたち神の声を聞けるようになってからは『勝手に感謝が湧き上がってくる』ことは経験できるようになったけど
自発的に感謝するのは、実はなかなか困難だったんだよね」
そういうと、彼が言う。いま試しに感謝してみると良いと。
そう言われて感謝してみる。
ふと思い浮かんだのが、こうやって神々の声を聞けるようになり、さまざまな人の縁を得たこと。
それに対して、素直に感謝できるので、感謝してみた。
すると、宇宙に広がる膨大なネットワークが、一斉にエネルギー励起状態とでもいうのか?
膨大なエネルギーによって、蜘蛛の巣のように広がるネットワーク全体が光り輝き始めるビジョンが頭のなかに映る。
宇宙の広大な領域に、一斉にエネルギーが渡り震え、光り始める。
「感謝というのは、存在の喜びさ。
いま、肉体をもって、地球にいる君が感謝をすると、そのエネルギーは、自分自身に連なる全次元、全側面、全ネットワークにつながる。
自分自身という存在性を完璧に表した喜び。
完璧で完全な100%以上の存在の感動の震え。
うーん、ここはまあ言葉では言い表せない、言い尽くせないんだけどね」
「たしかにこれは言葉では言い表せないですね」
「そう。で、自発的に感謝することで、全自分の全存在、全側面、全次元が無時間で一瞬にエネルギーが高まる。
そして、高いエネルギー状態をたもったまま共鳴しあう。
これが、「感謝」の、我々の視点でのひとつの現象だ。
この状態というのは、無時間で高く軽い波動な状態である。
要は、自分の夢が叶いやすくなったり、不思議だけどラッキーなこと、シンクロ、素晴らしい人の縁、チャンスの獲得などが起こりやすくなる。
勝手にわきあがる感謝ではなく
『自分の意図で』『自発的に』『感謝すること』が、よりエネルギーの高い状態、励起状態をよびさますポイントだ」
「なるほど・・・」
「で、この状態にいると、なにもウダウダ考えたり、不安になったり、迷ったりできないのだ。
感謝のお陰で、非常に満ち足りた充実したエネルギーに自分自身が浸るのだから。
この先、もし君がウダウダ考える暇があったら『感謝』すると良い」
「なるほど。
ところでこれって、別に闇雲にさまざまなものに感謝しなくてもいいってことですか?
素直に、いま感謝できる対象に対してだけ、感謝するでも」
「もちろん良いに気まっているだろう。
感謝できないものに感謝するというのは、自分の気持ちや意図を裏切るということだ。
ただ正確には、人によるのだが。
たとえば「特に感謝したいとは思っていなかったけど感謝してしまおう、感謝できる!」と思える人間は、なにものにみ見境なく感謝をすればいい。
だが
『これに感謝したいとは、特に思わないんだが、でも感謝しないといけないっていうから、頑張ってやるかな……』という気持ちや思考での感謝は、それは嘘や自分に対する裏切り行為になる。
だから、【自分がいま本当に感謝できること、もの、人】に対してだけ感謝すればいい。
大事なのは<感謝すること>ではない。
感謝して、高いエネルギー状態を長く作ること、だ」
「なるほど。
そうすると、いわゆるオタクや推し活における「萌」「推し」に対する感謝も、それにあたると?」
「もちろん。
圧倒的感謝、宇宙的感謝をすればいい。
圧倒的感謝、宇宙的感謝ができる存在のことを、暇さえあれば考えて感謝していればいい。
好きなものへの萌え、情熱、愛を入り口にトリガーにして、感謝としてエネルギーを高めれば良いのだ。
それは、地球だけの小さなエネルギー枠に収まらない。
それ以上の、広大な次元、領域、側面、ネットワークを震わせ満たすほどのエネルギーを発する。
みみっちいことなど考えず、感謝すればいいのだよ。
金をださなくても、ただ感謝すれば良い。
感謝すれば、対象とした存在にも良い効果が波及し共鳴するのだから。
感謝は、お互いがWin-Winになる手法。
イヤなものを見聞きして落ち込んだら、感謝したまえ。
イヤなものは遠ざけて、感謝したまえ。
それは目に見えないところで、自分の運勢や運気を押し上げる圧倒的なツールだ」
興味深い話に、なるほどと思った。