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超越神の世界旅行  作者: sena
第5章 不死者侵攻編
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95話 王族の有意義な使い方

アニメ見ながら書いてたら、自分でも何を書いてるのか分かんなくなってしまいました(笑)

 sideヨルダウト


「我が主、終わりました」


 僅か15秒で帰ってきた。

 頷くだけで応え、オーウェンとアンドレアを連れて、王城に飛んでいく。

 いくら地下の壁を強化したとしても、()()()()()の魔法付与でしかない。


「ふむ。ここか?」

「はっ、王族は、あの部屋に。強者は、あの場所に」


 指を指しながら、答える。

 王族は、一番大きな部屋に、多分客室だろう。強者は、ヨルダウトが遊ぶ気分になった時、すぐに出来るように訓練場に押し込められている。


 天井を突き破り中に入る。


「お前たちか、王族というのは」


 ヨルダウトを見た瞬間、恐怖が伝染する。骸骨の姿だからだ。

 負のオーラを出しているため、その魔力に当てられ女は失禁し、室内にアンモニア臭が広がる。

 その中で、一人の国王と思われる人物が怒鳴りだした。


「お前が俺にこんなことをしたのかッ!?」


 一人の怒号に他の者たちも釣られ声を上げる。


「そうだ!私たちにこんなことしてもいいと思っているのか!?」

「国王であるぞ!!!」

「不敬だぞ!?!?」


 少しの講義が全体に広がっていった。

 所々から、「そうだ!そうだ!」という声が聞こえてきた。

 慌てて、オーウェンが黙らせようと動いた。


「我が主……!申し訳ございません!」


 剣を抜こうとした所で、ヨルダウトに止められる。


「よい」

「はっ」


 すぐ、剣を納め、謝罪し後ろに下がる。


「それで、お前たちは、そこから出たいのか?」


 ようやく話しかけるために、口を開いた。

 そのことに、集められた全員が息を呑み、先の怒声に気を大きくしたのか、ヨルダウトに向けて次から次に講義の怒号を上げる。


「当たり前だ!私は国王だぞ!?こんなことしていいわけがないだろう!」

「魔物風情が!」


 魔物風情、その言葉を聞き、オーウェンとアンドレアの体が震える。

 もちろん悲しみではない。主が侮辱されその怒りを堪えるのに必死だからだ。手を徐々に、腰に下がっている剣の柄に伸びている。


「ふむ。余が何も言い返さないからと、図に乗るな、下等生物(人間)如きが!」


 ヨルダウトもここまで言われて、じっとしていられる程人が出来ていない。人ではないが。というか、ヨルダウト自身、最初から何も思っていたわけではない。最初に怒鳴り始めた時からどう殺そうか考えていたため、反応していなかっただけだ。つまり、とても怒っている。なぜ、人間如きに余が配慮をしないといけないのか?と。


「お前たちには選択肢などない。余の気持ち一つで死ぬ。その程度の存在だ」

「なんだと……!?」


 ヨルダウトが手を振ると、地面から骨の腕が無数に現れ、王族を全員地面に組み敷かれた。王族は、子供も大人も含め総員70名近い。一番年下は、5歳程。一番上は、80歳程。年齢に関係なく地面へ縫い付けられる。その際、ボキッボキッと骨が折れる音がし、絶叫が上がる。

 だが次の瞬間、ヨルダウトから人知を超えた殺気が放たれ、無理やり黙らされる。


 ここに来て、自分たちが怒鳴っていた相手が自分の想像を超えた化け物を相手にしていることに気付いた。だが、もう遅い。

 ただ、ヨルダウトを余計に怒らせるだけとなった。


「お前たちに生き残る術はない。全員殺す。必ず殺す。余の魔法の実験として使われるだけありがたく思え」


 恐怖に震えながら、顔を青褪めさせることしか出来ない。

 その表情を見ていると、ヨルダウトは、気分が高揚しているのを感じた。

 さっきの怒りはどこへやら、すっかり引っ込み、これからどんな魔法を使って遊ぶか、そのことしか頭にない。


 手前にいた、少女。15歳程だろうか。

 少女を骨の腕を操作し、自分の前に浮かせて持ってこさせる。

 口まで手で押さえられているせいで、声を出すことが物理的にも出来ない。

 いやいやと頭を振り拒絶の意を示し、身じろぎするが、少しも動くことが出来ずに、ゆっくりと恐怖を煽るように、ヨルダウトに近づく。


「まずは、人体のことを調べてみるか」


 ヨルダウトは、人の体の構造というものをあまりよく知らない。

 戦いは数千年もの間やっていたが、詳しく人について調べたことはなかった。

 今回がいい機会だと思い、調べることにした。


 ナイフを取り出し、肩から掌に向けて、切り裂く。


「ん゛ん゛ん゛ーーー!?!?!?」


 綺麗に筋肉と骨の間に刃を入れ裂く。


「ふむ。……よく分からん」


 全く分からなかった。


「よく考えれば、切り裂いて見たところで専門家でもないのに分かるはずもないか。臓器の位置だけ確認して終わるか」


 少女には、耐えられなかったのか、痛みにより気絶してしまった。

 もう用はないとばかりに、心臓を一刺し。

 それを見た者たちが、逃げようとする。


「意味がないと分からないのか」


 呆れた声を出し、次の人間(モルモット)を連れてくる。









 それから、数十分後。


 74名の人間全て死んだ。

 この広い一室が、血の海に沈んだ。ドロッとした赤い血が床を汚し、溜まっている。

 中には、腕を捥がれ、ある者は、足を三枚におろされ、ある者は、頭の皮膚を剥がされ、ある者は、臓器を一つずつ抜き取られ、ある者は、全身の骨を砕かれた。他にも、様々な拷問がされた。

 途中から、最初の目的であった、人体の構造を知るということに飽き、拷問へと変わった。


「中々に有意義だった!」


 ヨルダウトの顔は晴れやかに笑みを浮かべている……気がする。骨だから分からないが。

 それでも、全身から喜びのオーラを出しているようだ。


「我が主、お楽しみは終わりましたか?」

「ああ、よかったぞ!臓器は吸血鬼と変わらんな。ただ、魔力をあまり含んでおらん」

「人間は魔力が少ないので、仕方ないかと」


 アンドレアが言う。

 オーウェンは、死体の処理をしている。


「次は、訓練場だな」


 血は、地面を伝い、ヨルダウトの足元に集まり、吸収される。

 瞬く間に部屋中の血がなくなった。


「行くぞ」


 楽しんだヨルダウトは、気分が冷める前に、もう一つの楽しめる場所に行く。


 暗黒騎士2人が先導し、案内する。









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