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超越神の世界旅行  作者: sena
第1章 転生編
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6話 四神

「ここは、そんなに階層が多くないな。たかが、1000層だな」


 俺は、ダンジョンにいる。もちろん世界でまだ見つかってない所だ。

 みんなも聞いたことあるだろう。『四神』というものを。『青龍』『玄武』『白虎』『朱雀』四獣とも呼ばれ、天の方角を司る霊獣のことだ。この世界では、『聖獣』と呼ばれている。過去にしか姿を見たものがいないため、その存在を知っているのは、少数である。


 ここは、四神の一体白虎がいるダンジョンだ。森やとにかく木が多く、出てくる魔物も、獣類が出てくる。さっきも、ケルベロスを倒したばかりだ。現在、900層ケルベロスやオルトロス、冒険者たちにSSランクと言われている魔物が、何百と徒党を組んで襲ってくる。


「まあでも、睨んだだけで死ぬんだよなぁ」


 殺気も放っていないのに、これだと白虎にも強さは期待できないだろう。

 ここに、来た目的を話していなかったので、話しておこう。なんとなく分かっている人もいると思うが、四神の中でも、白虎を選んだ理由、それは、もふもふだ。もふもふだ。大事なことだから2回言った。

 そこ、自分で創ればいいとか言わない。生物を自分ではあまり創らないようにしているからだ。


 そんなこんなで、1000層に到着した。


 入った瞬間、前方から強烈な殺気がくる。Aランク冒険者程度なら、この殺気だけでショック死してしまうほどだ。しかしその程度では、俺には効かない。


『何をしに来た人間』

「お前を手に入れに来たんだよ。さっさと従え」

『我を倒せればな』


 話が早くて楽だな。

 突然、氷弾を放ってくる。その数、2000。

 ここで、白虎のステータスを見せておこう。


 =============================

【名前】白虎

【種族】神獣種 【性別】雌 【年齢】5739歳

【称号】西を司るもの、風を司る者、氷を司る者、四神の1柱、神の獣

【Level】8600

【HP】16.569.000/16.569.000

【MP】39.426.000/39.426.000

【STR】28.980.000

【VIT】37.900.000

【DEX】40.000.000

【AGI】55.750.000

【INT】42.071.000


【ユニークスキル】

 [氷雪世界][聖槍牙][風の標][超回復][王の威圧][人化][変形]


【スキル】

 [身体強化Lv.MAX][氷装Lv.MAX][超鑑定Lv.MAX][超隠蔽Lv.MAX][HP回復速度上昇Lv.MAX][MP回復速度上昇Lv.MAX][超再生Lv.MAX][気配察知Lv.MAX][魔力感知Lv.MAX]


【魔法】

 [風魔導Lv.MAX][氷魔導Lv.MAX]

 =============================


 おお、魔導にまで進化しているのか。魔法をLvMAXまで上げて、才能があれば魔導に進化する。魔導は、魔法の規模が全然違うし、魔法の攻撃は効かない。魔導を破るには魔導だけってことだ。

 向かって来た氷の弾を、()()()()()言う、


「すごいな、魔導にまで進化させてるとは、この世界で。驚いたぞ」

『なにっ!?』


 魔法を消したのは、『消去(デリート)』を使ったからだ。魔法でもなんでも相手よりも魔力が上回っていれば問答無用で打ち消すことができる。


「どうしたこれだけなのか」

『なめるな!!!』


 咆哮を発しながら、表装を展開して突進してくる。腕に纏っている氷の温度はマイナス1000を優に超えているだろう。普通の人間なら、当たった瞬間その場所から血も凍りついて壊死するだろう。


「ま、俺には当たっても意味ないんだけど」

『何を言っている!くそっなぜ当たらない!!』


 避けていたせいで、全く当たらないことに痺れを切らし、全方位に冷気を放って来た。


「これなら、避けれないと思ってだろうが安易なんだよなぁ」

『これならどうだ!?』


 氷には氷を、同じ攻撃をする。

 もちろん勝つのは、俺だ。白虎の驚愕する声が聞こえてくるが、一瞬にして、聞こえなくなる。なぜなら、凍り付いて動けなくなり、喋れなくなったからだ。


「ま、こんなものか。たかが、冷気を放つだけだと意味ないぞ。……もう、聞こえてないか」


 殺してはいないが、体は全く動かせないだろう。

 そろそろ出すか。指を鳴らし、氷を割る。


「これで俺の勝ちだな。従え」

『貴様何者だ?ただの人間ではないな?』


 すごく警戒しながら聞いてくる。


 神気を少し解放する。


『!?なるほど…………あなたに従います主人よ』


 伏しながら、従うと宣言した。その時、契約はなされた。この、契約は魂の契約のため反故にすれば死ぬと言う危険なものだが、忠誠の証なのか白虎の方から求めて来た。


「名前を決めてやらんとな。う〜ん、ハクアでどうだ?」

『ハクア、ハクア!いい名前です!』


 喜んでいるようだ。


 変形で、サイズを小さくするように言うと腕に抱けるぬいぐるみサイズになった。これでいつでも、抱いておけるな。


「よし帰るか」

『待ってください主人』

「どうした?ああ、ダンジョンのことか。それなら、ほいっ」


 地面に魔法陣が現れ、白虎が現れた。


『これは』

「お前と、同じ姿で創ってみた」


 これで、大丈夫だろう。もともと、このダンジョンは世間的には見つかっていない。だから、こんなことしなくても大丈夫だと思うが、一応な。


「じゃあ今度こそ帰るか」


 2人の姿が音もなく消えた。


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