76話 一回戦
レベル書き忘れていたので付け足しました。
『一回戦東ゲートから現れたのはーーー!!!ホルストン!!!Aランク冒険者であり、近頃Sランク昇格も近いといわれている実力者だ!!!!!対して、ホルストンの相手を務めるのは、ミナリス!その年齢僅か10歳!しかし、その実力はギルドマスターを倒したとの噂も!?果たして本当なのでしょうか!!!』
東ゲートから、ホルストンが入場してきた。筋骨隆々の姿を想像していたが、想像と全然違っていた。好青年だ。観客の一部からキャーキャーという声援が上がる。それに対して、手を振り応える。そしてまた、黄色い声援が上がる。
対して、ミナリスが入ってきたとき、一部の変態が声を上げたぐらいで、ほとんどの人が怪訝な表情を浮かべた。ギルドマスターを倒してのが、本当に少女だと思っていなかったのだろう。対戦相手のホルストンも買ったと思ったのか、降参を促してきた。
「えーと、ミナリスちゃんでいいのかな。僕の実力は実況の人が言っていた通り、Sランク冒険者と比べても遜色ないレベルだ。君みたいな女の子に怪我を負わせたくないんだ。だから降参してくれないかい?」
「安心して大丈夫だよ、お兄さん!私、Sランクなんだよ!」
「は?いやいやいや、冗談はいけないよ。Sランクは君みたいな子供がなれるものじゃないんだよ」
少しイラっとしたように言ってくる。自分でもなれていないのにミナリスのような子供がなれていることに苛立っているのかもしれない。
「まぁすぐに分かるか」
ホルストンが小声で呟いた時、開始の合図がくだされた。
『お待たせしました!それでは、試合、開始!!!!!』
合図と同時に、ホルストンが突っ込んでくる。
だが、ミナリスとの距離を半分詰めたところで、ホルストンがいきなり消えた。
『は?』
実況をしている女性も唖然と固まっている。
観客も何が起きたのか分かっていない。
『え、と、何が起こったんでしょうか?攻めていたホルストンが急に消えました!いや、吹っ飛ばされました!』
そう、消えたように見えたのは、ものすごい勢いで吹っ飛ばされたからだ。その証拠に、ホルストンが入場してきたゲート横にめり込んでいる。Sランク並みというのは本当なのだろう。ミナリスの正拳を喰らって気絶で済んでいるのだから。
『ホルストン気絶によりミナリスの勝利!!!!ギルドマスターを倒したというのは本当なのかぁ!?……今情報が入りました!ミナリスは昨日Sランクになったそうです!それも、登録初日だったため無名だったようです!』
ざわめきが大きくなった。
登録初日にFランクじゃないということでも異例なのに、Sランクから始まったとから、仕方ないとも言える。
それをなしたミナリスは、手を開いたり閉じたりしている。そして、そのまま入口の方に歩いていく。
控え室行ったミナリスは、さっきの試合で違和感を感じたことをドュルジに聞いた。
(ねぇ、なんか力が上がっているんだけど)
『それは、お前が色々と慣れてきているからだ』
(なんに?)
『力にだ。魔力も大量に持っているだけだでは意味がない。その使い方を知らなければな。それと一緒で、力に慣れていけば、自ずと強くなる』
もちろん、ここにはほかの参加者もいるため、念話でだ。
そのことが気になり、ステータスを開く。
=============================
【名前】ミナリス・ラーウィン
【種族】半悪魔 【性別】女 【年齢】10歳
【称号】復讐者、悪魔の契約者、虐殺少女、悪神の寵愛、Sランク冒険者
【Level】377
【HP】97.500.000/97.500.000
【MP】∞
【STR】65.000.000
【VIT】61.000.000
【DEX】61.600.900
【AGI】59.700.000
【INT】94.500.000.400.000
【ユニークスキル】
[消滅の魔眼][破壊の魔眼][侵食の魔眼][不浄世界][黒炎][黒雷][悪魔の鎧装][瘴気の武器庫][魔力の供給][超速再生][魔力支配][状態異常無効][即死無効][瘴気掌握]
【スキル】
[剣術Lv.MAX][槍術Lv.8][鎌術Lv.MAX][刀術Lv.MAX][短剣術Lv.8][体術Lv.Max][身体強化Lv.MAX][魔力精密操作Lv.MAX][気配察知Lv.MAX][敵意感知Lv.MAX][危機察知Lv.MAX]
【魔法】
[炎魔法Lv.MAX][水魔法Lv.MAX][雷魔法Lv.MAX][闇魔法Lv.MAX][煉獄魔法][腐食魔法]
=============================
「うわぁ!」
びっくりして、声を上げてしまった。待っている参加者にギロッと睨まれるが、全く周りに反応を示さない。そのことに怒った男がミナリスの前に立つ。
「おい!なんでガキがいやがる!」
「ちゃんとエントリーしたよ?」
「そういう問題じゃねえ!さっさと家に帰りやがれ!」
「いやだよ」
ミナリスの態度が癪に障り、ついに拳を振り上げる。
その瞬間、男の体が、上下逆になり頭から地面に突き刺さる。
面白い!
続きを読みたい!
と思ってくれた方評価して貰えると嬉しく思います!
☆☆☆☆☆を貰えるととても喜びます!お願いします!!!
そして、評価してくださった方ありがとうございます!