73話 ギルドマスター
総PV10万行きました!!!!!
ま、まさか、こんなに見てもらえるとは思っておらず、感動しています!
これからも、頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします!!!
ミナリスは今、帝都の街に出歩いている。
昨日あんな襲撃があっとはずだが、何事もなかったかのように過ごしていた。起きたら、まだ気絶しているだけで死んでいない暗殺者を見つけ、そうするか悩んだが、収納に入れ込んだまま放置することにした。
よく、生物など生きているものは入れることができない、などあるが別にそんなことはない。異空間を作り出し、そこに格納しているためだ。
「う~んおいしい!」
『確かに旨そうだ』
露店に打ってある串焼きを買い、食べている。
昨日の襲撃を退けてからは、監視の目もなく、のんびりと過ごしていた。
その足取りは、ふらふらと美味しそうな匂いのする屋台を回りながら、確実に冒険者ギルドに向かっていた。
しばらく、食べ歩きをした後、ついに着いた。
剣と盾の看板が付いている大きな建物がある。ここが、帝都の冒険者ギルドだ。
「おお~大きい!」
ギルドに出入りしている者は、いかにも荒くれていそうなものたちで、ミナリスのような少女など一人もいない。ミナリスを見たものは、なぜこんなところに?という、訝しげな表情をしている。
しかし、そんな視線を無視し、中に入る。
中に入り、感じたのは、濃いアルコールの匂いだった。まだ、昼間前だというのに、完全に酔っている者もいる。
『ふむ。ここは酒場なのか?』
ドュルジの疑問ももっともだろう。
確かに、酒場と一体になってはいるが、10人程いるが、その全員が酒を飲んでいる。依頼など受けずに。
そんな奴らを無視し、ミナリスは受付に行く。
「ん?どうしたの、お嬢ちゃん。依頼?」
「違うよ、登録しに来たの!」
「え?お嬢ちゃんには、まだ早いんじゃないかな?」
簡単に登録できるとは思っていない。
そのための準備もしている。
異次元収納から、首を二つ取り出し、両手に持つ。
「ひっ」
受付嬢の口から悲鳴が漏れた。
隣にいた受付嬢も同じく顔を青ざめており、口に手を当て、信じられない、といった表情をしている。
「これで大丈夫?」
「ま、マスターを呼んでくるので!待っててください!」
逃げるように奥に走っていく。止めないで、そのまま行かせる。
5分程して、まだ、40代だろうおじさんが2階から降りてきた。筋肉が盛り上がり、服の上からでも、その鍛え抜かれた肉体が分かる。
その人物が見えた時から、酒を飲んでいた者たちが、息をのむのが分かった。それ程珍しいのだろう。
「君か?生首を持ってきた少女というのは?」
「ただの生首じゃないよ?ほら!」
ずいッと前に出し、よく見えるようにする。目を顰め観察していると、急にカッと目を開いた。
「これは!なぜこ奴らの首がある!?」
「ここに来る途中に、邪魔してきたから殺したんだ。ほら、こっちも」
そう言って、残る2つの首も出す。
おじさんが息をのみ、愕然とした表情で床に転がされた生首4つを見る。
「これで、実力は示せた?」
可愛らしく、こてん、と首を傾げながら言うが、生首を持ってきた後だと、やばいやつ、としか見えないだろう。
「い、いや、確かにこいつらをやったんなら実力は十分だが、きちんと試験を受けてもらう。君がやったという証拠がないからな」
「分かった!それで、だれが相手なの?」
いつもなら、すんなり報奨金を渡して終わり、なのだろうが、これをなしたのが、10歳の少女だということと、懸賞金のかかっていた盗賊団頭の首をまとめて4つも出したことにより、疑いも持ちながらも、やはり警戒しているということだろう。直に、実力を見て決めることになった。
「それは、俺がやろう」
「ん?そういえば、おじさんって誰なの?」
「ああ、言ってなかったな。俺は、ギルドマスターだ。ギルマスとでも呼んでくれ」
「わかったよ、おじさん」
ビキッとこめかみに青筋が浮かんだのが分かった。顔も少し引き攣っている。
「裏に来い!」
返事を待たずにずんずんと歩いていく。
ミナリスは慌てずにゆっくり追いかけていく。
それを見ていた、受付嬢はなぜか、焦ったような顔をし、おろおろしている。なかには、ミナリスに「危なくなったら、降参というのよ!」と、言っている者もいる。
久しぶりにギルドマスターが戦うということもあって、酔いだくれていた冒険者も次々と後に続きだす。
決闘場と呼ばれる場所に連れて行かれた。
ここに来る途中に、どういった場所なのか受付嬢に聞いたところ、冒険者はよく喧嘩をするらしく、建物を壊さないためにここでしてもらうために作られたらしい。他にも、ランクアップの試験の時にも使われるとのことだ。
そして、暇な冒険者にとって、決闘など、最高の娯楽だ。当然観客席も設けられている。
「審判は、リリーがやってくれ」
「わ、分かりました……!」
たたたたっと、小走りでやってきた、緑髪をした可愛らしい女性がリリーというらしい。ミナリスに再三この試合をやめるよう忠告してきた人でもある。
「準備はいいか?」
「大丈夫だよ!」
ミナリスは、観客席を見ると、呑気に賭けをやっているところだった。当然ギルドマスターが勝つことにかけている者が多い。
まぁ、そんなことミナリスには関係ないが。
震えそうな声で、開始の合図を出す。
「は、はじめ!」
合図が出されたが、両者ともに動かない。
『ミナリス、あいつは人間のわりになかなか強い方らしいぞ』
(うん。ギルドマスターっていうから、強いんだと思うよ。でも私が勝つけどね!)
『当たり前だ。我の契約者が人間如きに負けるなど、あってはならん』
「来ないのか?ならこっちから行くぞ!」
ドュルジと話している間に、ギルマスが地面を蹴る。
一瞬でミナリスの前に移動し、いつの間にか手にある剣を振り下ろす。それを、その場から動かずに受ける。
「えいk」
「なに!?ぐふっ」
腹に蹴りを入れ、吹き飛ばす。壁まで吹き飛び、砂埃が舞う。
「がはっ……(何が起こった!?しかも、一撃でこのダメージ……やばいな)」
血を吐き、受けたダメージを確認する。
さすがは、ギルマスというべきなのか、予想外のことにも、冷静に考えている。
(最初、俺の剣を受けた時あいつは何をした?)
ギルマスは、ミナリスの脳天目掛け思いっきり振り下ろした。もちろん殺す気で、だ。
それをミナリスは、ただ、受けただけだ。
なぜ、攻撃が通らなかったのかというと、単純にステータスの差、ということになる。
だが、もちろんそんなことはギルマスには分からない。自分より圧倒的にレベルが高いことなど想像できるはずもなかった。
混乱したままだが、今度はミナリスが攻撃を仕掛けた。
(クソ!考えさせないってか!効かないなら効くまでやってみるだけだ!)
「おおおおおおおおおおお!!!!」
「それっ」
「ぐぼおおお!?!?」
雄叫びを上げ迎え撃とうとしたが、目の前にいたミナリスが急に消え、横から脇腹を抉るように蹴られる。
ミナリスが、黒剣などの武器を使わないのは、間違っても殺さないためだ。いくら強くても、掠っただけで致命傷になる。
急に消えたように見えたのは、単にミナリスの速さを見切れなかっただけだ。
蹴りにより、内臓が幾つか潰れたのを感じた。
(これは!まずい!くぅ、内臓がやられたか……!なんて一撃だ!軽く蹴っているのに、この威力とは!)
「ねぇ、ギルドマスターってこんなに弱いの?」
「なに?げほっ……すぐに見せてやる!」
明らかに満身創痍だが、虚勢を張る。
いつの間にか野次馬となっていた、観客の冒険者は黙り、一時も目を離すまいとミナリスとギルマスの試合を見ている。
ミナリスは、それが、虚勢だと分かっていたが、あながち間違っていないことも気づいていた。
なぜなら、ギルマスが炎を纏いだしたのだ。
「ここからが本番だ!」
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