表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超越神の世界旅行  作者: sena
第4章 復讐者編
67/266

64話 魔眼

 

 ある早朝に、ミナリスは激痛に目を覚ました。


「ううぅぅ……あぐぅ………!」


 目が焼けるような痛みに襲われ、眠気などさっぱりなくなり、飛び起きた。

 痛覚耐性を高いレベルで持っているにも関わらず、痛みにのたうち回るほど感じている。

 それは、スキルを超える痛みを感じているということだ。


『ミナリス?どうした?』

「目が……!」

『何?』


 ミナリスの前に、透き通った水が現れ、ミナリスを写す。

 このくらいの魔法なら、干渉できるようになっていた。


『これは……!』


 そこで、ドュルジが見たのは、目が赤く濁り、視点が定まっていなかった。

 元のミナリスの目は、澄んだ蒼色だったのが、右目だけ紅くドロドロとしたものになっていた。

 なぜ、こうなったのか理由はわかっていた。


『魔眼……か。やはり来たか』

「うわああああ!く、くぅぅ」


 魔眼を得ても、ミナリスの場合は、魔眼固有の能力がなかった。それはつまり、きちんと開眼していなかったことに他ならない。

 鑑定眼などでは、痛みは発生しない。特に強い眼の時などにしかならない。


 しばらく、と言っても、ミナリスからすればかなり長い時間激痛に悩まされていたが、急に治った。


「ぐぅうぅ、痛かったぁ」

『ミナリス、眼を見てみろ』

「え?」

『早くしろ』


 ドュルジにしては珍しく急かすような声に、焦りながらもまだ空中にある水を見る。


「え!目が赤くなってる!」

『やはりか、次はステータスを見てみろ』

「うん」


 =============================

【名前】ミナリス・ラーウィン

【種族】半人族 【性別】女 【年齢】10歳

【称号】復讐者、悪魔の契約者、虐殺少女、悪神の寵愛

【Level】294

【HP】583700/583700

【MP】∞

【STR】479.000

【VIT】483.000

【DEX】472.900

【AGI】689.000

【INT】1.925.400.000


【ユニークスキル】

 [消滅の魔眼][破壊の魔眼][侵食の魔眼][不浄世界][黒炎][黒雷][悪魔の鎧装][瘴気の武器庫][魔力の供給][超速再生][魔力支配][状態異常無効][即死無効]


【スキル】

 [剣術Lv.MAX][槍術Lv.8][鎌術Lv.MAX][刀術Lv.MAX][短剣術Lv.8][体術Lv.8][身体強化Lv.MAX][魔力精密操作Lv.MAX][気配察知Lv.MAX][敵意感知Lv.MAX][危機察知Lv.MAX]


【魔法】

 [炎魔法Lv.MAX][水魔法Lv.MAX][雷魔法Lv.MAX][闇魔法Lv.MAX][腐食魔法]

 =============================


「おおお!!!レベルが後少しで300だ!」


 ミナリスは、久しぶりのステータスを見て、テンションが上がっているが、ドュルジはじっとステータスを見て考え込んでいる。

 子供ではあり得ないレベルだが、強力な魔法を使い、高ランクの魔物を狩りまくってればそうなるだろう。

 それよりも、ドュルジが見ているところは、まず種族の欄だ。

 半人族。悪魔に変質しているのは分かっていたが、あまりにも早い。混ざるのではなく、変質だ。人から悪魔に変わっているのだ。

 そして、問題の魔眼だ。


(片目だけで、まだ完全とは言えんが、それでも3つもの魔眼が開眼している。消滅に破壊に侵食か……攻撃特化な(魔眼)だな。かなりレアだ。それと、不浄世界……我の不浄の()()の下位互換、か。人には過ぎた力のオンパレードだな)


 ドュルジの感じている通り、人が持つには大きすぎる力ばかりだ。どれか一つでも持っていれば、勇者にも魔王にもなれるほど強力なものだ。


 それに、通常ユニークスキルは強者でも、3、4つが最高だ。5つもあればそれは、天才の中の天才と言われる。そのユニークスキルを10個も持っている。魔眼も含めれば、13個だ。このことが周囲にバレれば化け物呼ばわりされるだろう。


 どの世界でも、過ぎた力は恐怖の対象になる。

 ミナリスの容姿も少女だが、その力がバレれば、排除しようとするか利用しようとするものが現れるか、そのどちらもか、だろう。


 そして、後者の方が多いだろう。まず、幼いという点で、操りやすいと思われる。

 だが、ミナミナリスに限ってそれはない。ドュルジがいるからだ。


「ドュルジ!魔眼って何?さっきの痛みと関係あるの?」

『ああ、魔力を目に注げば使える。だが、今はーー』

「おお!早速やってみる!」

『待て!』


 ドュルジの警告も虚しく、子供ながらの好奇心で、魔力を流し出した。

 すると、


「え?」


 目の前の宿の壁が突如、()()()








面白い!

続きを読みたい!

と思ってくれた方評価して貰えると嬉しく思います!

☆☆☆☆☆を貰えるととても喜びます!お願いします!!!

そして、評価してくださった方ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ