3話 騎士団長の力
ステータスの初載せ!!
こんな感じでいいんでしょうか?こんなスキルももっていたほうが、なんて意見があれば教えてください!
戦うシーンも初めてですので、おかしな言い回しなどあれば教えていただけると幸いです!
それでは、どうぞ
オリジナルスキルをオリジンスキルに変えました。
sideブルムド
「ハッ、フッ、ハァッ」
男は黙々と、自分の身長(185cm)ほどもある剣を振っている。
「998ッ!999!……1000回!!ふぅ」
男の名はブルムド・レイガース。ウィルムンド王国、騎士団長、王国最強の男と言われている人物だ。
「ステータス」
そう呟くと、半透明のウィンドウが出てくる。これで、自分のステータスが分かる。
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【名前】ブルムド・レイガース
【種族】人族 【性別】男 【年齢】47歳
【称号】王国騎士団長、王国の剣、強敵を打ち倒し者、風の剣聖、*****の加*(隠蔽中)
【Level】258
【HP】155.800/155.800
【MP】32.300/32.300
【STR】60.000
【VIT】30.900
【DEX】57.230
【AGI】57.000
【INT】25.800
【ユニークスキル】
[限界突破][神聖剣][天鎧][指揮]
【スキル】
[剣術Lv.7][槍術Lv.5][体術Lv.7][HP回復速度上昇Lv.6][MP回復速度上昇Lv.4][鑑定Lv.6][隠蔽Lv.7][身体強化Lv.8][隠密Lv.7][状態異常耐性Lv.7][気配察知Lv.7][危機察知Lv.7][威圧Lv8]
【魔法】
[風魔法Lv.8][火魔法Lv.2][水魔法Lv.2]
【オリジンスキル】
[***剣]
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「やっぱり、能力値が縦波上昇している。それに、このオリジンスキル、こんなスキルは初めて見たし聞いたこともない。それに、文字化けしてるし」
***剣を鑑定してみる。
◇◇◇◇◇
***剣
****が与えたスキル。今は、オリハルコンを斬れる程度だが覚醒すれば自分の斬りたいものだけ斬れるようになる。
魔力を剣に流すことで付与することもできる。
◇◇◇◇◇
いくらなんでも効果が破格すぎる。
「オリハルコン程度……オリハルコンってこの世界で最高級の硬度を誇るんだぞ?何者なんだ?」
ブルムドが疑問の答えを知るのはまだ先のことである。
自分のスキルを確認していると、突然声をかけられた。
「ブルムド、よく頑張っているな」
「!?これは、レイン殿下。こんなところに何用で?」
「いや何、こんな時間に修練場で気配がしたからな見に来た」
やはりこの方は、得体の知れないものを感じる。あの日、初めて会った時に感じた悪寒は気のせいではなかったと、殿下に会うたびに思い直す。会うたびに感じる違和感、その立ち振る舞いは、王と言われても差し支えない程に。でも、全く威圧感を感じない。だが手合わせをした時、まだ15歳の殿下に傷を負わせるどころかその場から動かすことすらできないという事実。ブルムドは、自分のことをこの世界でも上位の方だと思っている。そしてそれは間違いではない。災害クラスの魔物でさえなければ単独で屠ることが可能なほどだ。
「殿下こそまだ起きておられたのですか?」
今の時間は、夜中の2時だ。普通は、寝ている時間だが今日は眠くないため剣を振っていた。
「ああ、そういうことか。やることがあってな。ちょうどいい稽古をつけてやる。
sideレイン
「稽古をつけてやる」
そう言って、ただの棒切れを取り出す。森を歩いていると見つけるようなやつだ。実際森で見つけたしな。少し魔力を流して強化してあるだけのものでしかないため、壊れやすいが、訓練程度これで十分だ。
「どうした?かかってこないのか?」
「!はあっーーーーーーーー!!!」
少し威圧すると、冷や汗を流しながら距離を詰めてくる。
ガキンッ
真剣とただの木の棒のぶつかり合いの音ではない。
こっちは、片手で受けているのに対し、相手は両手。ギリギリと押し込もうとしているが全く効果がない。逆に、気を抜けば弾き飛ばされそうになる。
力で負けていることは、前回でわかったのか何度も打ち付けてくる。右から左からフェイントを混ぜながらの攻撃。
「はあ!」
身体強化を使った。それでもなお、力負けしていることに歯噛みしている。
(くっ!これでもとどかないっ!)
「うむ。前より確実に強くなっているないいぞ!いいぞ!この調子で、強くなり続けろ」
感心感心。加護とスキルを与えたが、きちんと使えているようだな。
よくみると、ブルムドの剣が薄く白色に光っている。まだ十全には使えていないが、発動はできるようだな。ただ、覚醒にはまだ遠いか、加護の方も今見えるようにするとその力に耐えられないためかくしている。もっと強くなれ、来たるべき日のために。
「じゃあ、俺からも攻撃するぞ」
そう言って、棒を目前に構える。ただそれだけなのに、ブルムドは自分のできる限り下がる。そのまま構えるが剣が微かに震えている。
(なんだっ!構えた瞬間とてつもない威圧が!これは、前に見た龍王並みの!)
「これを感じられるなら大丈夫だ。ほら行くぞ」
一切目を離していないのに、レインがその場から消えた。
ほとんど感で前に無様にも転がりながら避ける。だが次の瞬間、吹っ飛んでいた。
レインのやったことは、別に難しいことではない。普通に歩き、普通に棒を振り下ろし、普通に追撃し蹴り飛ばしただけだ。ただ、レインにとっての普通であり相手からすれば、レインが消えて、反射で転がればいつのまにか蹴り飛ばされていたと感じただろう。
「ごはっ、はあ、はあ」
血を吐きながらかろうじて立ち上がるもすぐに、倒れた。
俺が、指を鳴らすとブルムドの負っていた傷も綺麗に治り、蹴りで砕けていた鎧までもが治っていた。
「よし、ここまでにするか」
「殿下。1つ質問が」
「なんだ?」
「殿下はその力をどこで手に入れられたのでしょうか?」
この質問に、レインは少し悩んでから、「お前がもう少し強くなってから」と答えお終いとばかりに手を振り、修練場から出て行く。
残されたブルムドは、手を固く握り締めもっと強くなることを誓った。