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超越神の世界旅行  作者: sena
第2章 勇者編
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26話 国の企み

 side佐藤太樹


 王城に戻ると、皆は自室に戻って休んでいるとのことだ。

 あの魔物にあって精神的に参ったのだろう。

 僕も与えられている自室に戻った。

 ベットにダイブしながらステータスを見る。


 =============================

【名前】佐藤太樹

【種族】人族 【性別】男 【年齢】16歳

【称号】勇者、神才、戦闘の天才、魔を操りし者、

【Level】14

【HP】32.800/32.800

【MP】10.300/52.000

【STR】24.200

【VIT】15.500

【DEX】17.300

【AGI】21.000

【INT】16.300


【ユニークスキル】

 [身体硬化][身体超強化][恐怖無効][絶対鑑定][絶対隠蔽][異世界言語][瞬足][再生][昇華]


【スキル】

 [剣術Lv.7][弓術Lv.6][身体強化Lv.6][身体操作Lv.7][魔力精密操作Lv.4][魔力循環Lv.7][隠密Lv.7][威圧Lv.5][無詠唱][全属性魔法耐性Lv.6][全状態異常耐性Lv.4][魔力視]


【魔法】

 [移動魔法][焔魔法Lv.7][水魔法Lv.6][風魔法Lv.6][土魔法Lv.5][光魔法Lv.6][闇魔法Lv.4][氷魔法Lv.7][回復魔法Lv.8][重力魔法Lv.5]

 =============================


「うわぁ…………ステータス上がりすぎだろー。魔法も結構使えるようになったな。『焔魔法』?魔法剣とかやっているから火魔法から進化したのかな?それに……よし!状態異常耐性ゲット!!」


 なぜ喜んでいるのかと言うと、これまでの食事に精神安定の薬が混ぜられていたためだ。国王の暗い笑みが気になって、仕掛けてくるなら寝込みか食事だと思って食事を鑑定してみた。その結果、案の定混ぜられていた。別に依存性のあるものじゃなくて、異世界に無理やり呼ばれ、戦わされているからそれを慮ってかと思ったけど。


「まぁ、それを今から調べに行くんだよね」


 実際には、初日から行きたかったけど、隠密のスキルを持っていなかったせいだ。

 それにさっき気づいたことがある。


「ちゃんと鑑定のスキルの詳細見とけばよかった。…………なんだよこの効果、めちゃくちゃ多いから読むの後回しにしてたけど、限定的な過去視に未来視?じゃないじゃない、今は、絶対隠蔽の方だ」


 ユニークスキル『絶対隠蔽』。隠蔽できるのが、ステータスだけだと思っていたけど、全てに効果があった。全てとは全部、気配も姿も全てだ。

 つまり、隠密がなくても気配も匂いも姿も隠蔽すれば誰にも見つからないってことみたいだ。


「よし行くか」


 スキルを発動して、部屋から出る。


 道は大体覚えたから大丈夫のはずだ。

 しばらく進むと、メイドを数人数人見かけた。

 何か話し込んでいる。


「みんあみんな!勇者様たちのこと見た!」

「うんうん!見たし話したよ!」

「どうだった!?かっこいい人いた?」

「それがね、イチノセコウキ様って勇者様がとてもかっこ良かったの!なんでも聖剣召喚っていうユニークスキルを持っててまさに勇者って感じだった!」

「いいなぁ。私ちょうどお仕事が合わなくて会えてないんだぁ」

「それにしても、専属の子たちいいよね。勇者様につきっきりでお世話できるみたいなの!」


 …………何を話してるんだか。今夜中だぞ?元気だな、っとそんなことはどうでもいいんだ、早く行こう。


 ん?ここは、執務室ってとこかな?何か聞こえる。


「……ましたね。陛下」

「そうだな、これで我が国も救われるだろ。帝国の人外どもも王国の騎士団どもも勇者たちが強くなれば勝てるだろうな!」


 はははは!と笑っている。

 やっぱり何か企んでいたな。それに、帝国?王国?王国はここもだろうけど別の国かな?


「それで、誰が1番強いんだ?」

「今のところイチノセコウキというものですね。なんでも聖剣召喚や聖鎧という聖属性のユニークスキルを持っています」

「おお!そうか!イチノセ以外にはいないのか?」

「サトウタイキというものが勇者の中で1番強いですね。もうシルブリットとも戦えるって報告が。まあ、彼奴のユニークスキルを使って本気ではないみたいですが」

「それでもだ!レベル1が200を超えてる者に勝つなんて、どんなユニークスキルを持ってるんだ?」

「それがですね、『身体超強化』といって、体を強化する『身体強化』の上位互換って物みたいです」

「身体強化?特別な魔法とかなんか他のスキルじゃないのか?」

「ええ、強化系のスキルです。でも、10倍にも強化する普通の属性強化などとは全然違うので強いかと」

「よいぞよいぞ!勝てるぞ!宰相よ!勇者たちを育てるだ!」

「分かりました。でもどうしますか?従わなかった場合は?」

「その場合は、なんとかしろ」

「分かりました。洗脳とかしますか?」

「そうだな。……もしこの国に歯向かうようなら()()

「…………よろしいので?」

「ああ。勇者の力は脅威だからな。敵になったり別の国に行かれたら厄介じゃ済まないぞ」

「了解しました」


 あ、ヤッベェやつだ、これ。


「はぁやっぱこうなるよな。て、やばいやばい早く戻るか」


 さてどうにかしないとな。




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