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超越神の世界旅行  作者: sena
第7章 神の遊戯編
146/266

143話 初ガチャ

明日からSAOALやるので、投稿できないかもしれません!

やっと……やっと……明日β版が出来るんです!


徹夜しながら頑張ります!(笑)


 

 俺は、今、森の中を爆走して、追いかけてくる()()()()()()()()


「いや、なんで狼とかいんの!?聞いてないって!!!」

「ウォーーン!」


 何とか木を盾に避けるがいつまでも逃げきれそうはない。


 こんなことになったのは、少し前に遡る。

 早速、ガチャで能力を手に入れようとしたけど、ガサガサッと草が揺れそこを見ると、狼がこちらを見ているではありませんか。

 それで、冒頭に戻る。


「はっはっはっ」


 息もそろそろ切れそうで、休憩したい。楽しそうだと思ってた時自分をぶん殴りたい。

 それで、木に登ることにした。


「よっと」


 太めの枝を掴み遠心力を利用し足をかけ登る。


「ガルルルルルル!!!」

「降りて来いってか?降りるかばーか!ふぅ、やっと一息つけるわ……とにかく、ガチャで能力手に入れんと話にならんな」


 威嚇している狼をしり目にガチャを回そうとする。


「ガチャ……お!」


 ガチャと呟くと、画面が現れ、『能力ガチャ』と『装備ガチャ』という項目があった。

『能力ガチャ』をタップする。


 すると、ガチャを回す画面に移行し、1連と11連のボタンがある。


「どっちを回すか……一度ずつ回して、武器ガチャの方もするか、能力だけにするか……能力ガチャ11連だよな。使えん能力だったら意味ないし……でも……いや!……」


 凄く悩む。能力によっては最初から楽できるかもしれないし、もしくはめっちゃピンチの今の状況を変えることが出来ないかもしれない。


「ええい!ままよ!」


 ポチッと11連のボタンを押す。

 すると、11個のカプセルが現れる。


「ん?タッチするのか?」


 俺はカプセルの一つをタッチする。

 パカッと割れ『D:投擲』と言う文字が現れる。


「『D:投擲』ってことは、Dランクの投擲スキルってことか?カプセルの色は全部同じ赤色。なら、赤色はDランクなのか?……嘘だろ!?」


 1000GPが一瞬にして消えてしまった。


「ま、まぁ、他にも残ってるし?まだ、そうと決まったわけではないし?気にしてないし?……つ、次だ!えい!」


 二つ目のカプセルとタッチする。

 すると、


「うおおおおお!!!Aランク!!!…………の裁縫?」


 そこには、『A:裁縫』と現れていた。


「ふっっっっっざっけんなぁあああああ!!!!!!」


 他の参加者(プレイヤー)に気付かれるとか考えずに腹から大声を出してしまった。


「まじで!なんなんだよ!?Aランクの裁縫!?戦闘に全く関係ないんだけど!?え?なんなの?裁縫して戦えと?服でも作れってか?なめんな!」


 ふぅー!ふぅー!と荒い息を吐く。


「だ、大丈夫だ……まだ、9個ある。それに、カプセルは全部同じ色ってだけで、ランクは関係ないのが分かったからな……でも……でも!これはないでしょ!!!まじで!!!今、俺、狼に追いかけられているんだけど!?裁縫スキルでどうしろと!?」


 確率的にあまり高ランクがバンバン出るわけないし、Aランクが出たのは幸運だろう。

 だけど、能力(スキル)が問題だ。せめて、戦闘に使える能力ならよかった。


「次だ!次!」


 三つ一気にポチポチポチッと押す。

 現れたのは、『D;筋力強化』『C:剣術』『D:魔法耐性』だった。


「筋力強化?力が上がったのか?あんま分らんけど……それに、剣術って剣ないけど?くっそー!ガチャってこういうのあるからなーー。欲しいやつとか使えるやつが来ると限らんからな。でも、筋力強化と魔法耐性使えるかも。それに、一個一個めんどくさいし、一気に行くか」


 残りの六個を全てタップする。

 出てきたのは、『D:筋力強化』『C:魔力強化』『C:剣術』『D:槍術』『D:鎖鎌術』……。


「いや、ちょっと待て?おかしいだろ!?確かに戦えるやつっては言ったけど、技術のスキルはいい、うん。でも武器ねぇんだってば!それに、鎖鎌術って何それ?そんなマイナーな武器使えんっての!!」


 二個目の筋力強化と初の魔力強化はいい。

 ステータスを強化する能力のため腐らない。でも、技術系の能力は、武器が前提の物だ。つまり、武器がなければ使えない能力となる。


「うぅぅ、最後の一個」


 もう泣きそうだ。

 1000GP全部つぎ込んで有能なのはあっても、今使えるのがあまりないのだから。


「……え?」


 目をゴシゴシと擦り再度確かめる。

 そこには、


「『S:強奪』……Sランク!しかもラノベとかである最強スキルの一つじゃん!」


 今のステータスはこんな感じだ。


 =============================

【名前】斎藤玲音 【GP】0

【生命力】1000/1000 【魔力】1500/1500

【能力】『S:強奪』『A:裁縫』『C:剣術』『C:魔力強化』『D:槍術』『D:鎖鎌術』『D:投擲』『D:筋力強化』『D:魔法耐性』

【魔法】なし

 =============================


「ランク順になって見やすいな……Cランクの魔力強化スキルで、500魔力が上がってる。スキルの詳細ってスキルを押せばいいのか?」


『強奪』の文字をポチッと押す。


 ◇◇◇◇◇

『強奪』 Sランク


 相手のステータスを自分の手で殺した場合、奪うことが出来る。能力発動に魔力を使わない。

『生命力』『魔力』『能力』『魔法』問わず、奪える。ただ、GPだけは奪えない。


 奪えるのは、基本一つ。運に操作される。最大で四つまで。

 ◇◇◇◇◇


「おお!!いいじゃんいいじゃん!でも、運かぁ、『幸運』とかのスキルあるんかな?」


 無駄にランクが高く、気になっていた裁縫のスキルを見てみる。


 ◇◇◇◇◇

『裁縫』 Aランク


 超一流の裁縫技術を扱える。

 縫えるのは布だけに限らない。


 針を必要とせず、手で触れた場所を縫合することが出来る。

 一センチ縫うのに魔力を十使う。

 ◇◇◇◇◇


「え?まじ?超有能じゃない?俺の魔力が1500だから、1.5メートル意外と長い……それに、布だけに限らないって書いてあるし、ってことは、狼にも触れればいけるのか?でも、まだどんな効果か分らんし、取り敢えず、この現状どうにかしないとな……」


 そう言い、俺は下を見る。


 そこには、涎を垂らしながら我慢できないとばかりに低い唸り声をあげている狼がいた。目は血走り今にも飛び掛かって来そうな程怒り狂っている。


「そりゃそうだよな……もうかれこれ、十分以上はこのままだしな……木の枝って剣術スキル使えるかな?」


 真面目にどうやって狼と戦うかを考えていた。

 魔法系がこればよかったが、技術系の能力ばかり来ていたため、武器がなければ戦えない。


「木の枝って棒術とかにならないよな?」


 もう一段上の枝に登り、少し太めの枝を力任せに折る。

 ボギッと音がし、普段なら折ることが出来ない程の枝を意外と軽く折ることが出来、驚いた。


「結構簡単に折れたな。力は上がってるみたいだけど……技術のスキルって、体が勝手に動いたりとかじゃないのか……?使い方が分かるってだけかな?それとも補正がかかるとか?」


 一応、剣に見立てて木の棒を構えてみたけど、何も変わった様子はない。

 と言うことは、剣じゃなければいけないと言うことだろう。


「仕方ない、これは短く突き刺さる程度に折ってっと……素手で行くか」


 投擲能力(スキル)を使い、小さめに折った枝を狼の目を目掛けて投げる。

 飛んでいった枝はまっすぐ飛んでいったが、狙いからは外れ、鼻先に当たる。


 怯んでいる隙に、枝から飛び降り、地面に着地する。


「よっと、取り敢えず、蹴る!」

「キャイン!?」

「逃がさずに!」


 顔面を思いっきり蹴り、再度怯んだところを追撃する。


「このまま、組みついて……!」

「グルァ!?」


 首を腕でホールドし、力を入れ首を絞める。


「力は俺が上!でも、これ以上は、なら!」


 片手を離し、ポケットに入れていた尖った枝を素早く取り出す。

 そして、それを、狼の目にぐっさりと突き刺す。


「キャン!キャン!?」


 狼が暴れるが、無理矢理力任せに押し込む。

 生温かい液体が指を伝う。

 鉄の匂いが鼻につき、ベトッとした血が服を汚す。


 気持ち悪さを我慢し、グリグリと押し込んでいると、動かなくなった。


「はぁはぁはぁ、やった……のか?」


 ビクッビクッと痙攣しているが、それも収まり、一切動かなくなった。


 念のために、しばらく見てみるが、動き出す気配はない。


「はぁーーーーーよかった……まじ、死ぬかと思った。ステータス……」


 =============================

【名前】斎藤玲音 【GP】50

【生命力】973/1000 【魔力】1500/1500

【能力】『S:強奪』『A:裁縫』『C:剣術』『C:魔力強化』『D:槍術』『D:鎖鎌術』『D:投擲』『D:筋力強化』『D:魔法耐性』『D:脚力強化』

【魔法】なし

 =============================


「あーやっぱり、簡単には、スキルレベル上がらんよな、ん?脚力強化?こいつのスキルか……ってまさか、こいつってただの狼じゃない?魔物ってやつ?……あ!!!GPが増えとる!」


 GPが0だったが、今は、50になっている。

 狼……ではなく狼型の魔物のおかげだろう。


「ってことは、この森?無人島?で、GPを貯める方法は、同じ参加者(プレイヤー)を殺すだけじゃないのか、あ、そう言えば『生物を殺せ』って言っていたな。生物って動物(魔物)でもいいってことか……俺の力でも工夫次第なら狼の首程度折ること出来そうだし、しばらくは、狼を殺していこうか」


 血の感触と匂いで、気分が悪かったが、しばらく至近距離で嗅いでいたせいで、麻痺したのか慣れて来たのか、どっちにしろ、あまり感じなくなってきていた。


 それと一番は、


「殺し、に対して結構あっさりと出来たな。人間相手は分からんけど」


 そう、普通の人間なら動物ですら殺すのには抵抗がある。でも、血の匂いが気分が悪くなった原因であって、殺し、に対しては忌避間を感じていない。もしかして俺って、殺人の才能があるとか……?


「まぁ、いいや!ここでノー殺人!とか言っている奴が真っ先に死ぬようなところだし、深く考えたらダメだな!」


 それから俺は、狼(魔物かも?)を見つけ、なるべく一匹のところを狙い狩ってGPを着実に貯めていった。








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