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超越神の世界旅行  作者: sena
第6章 世界侵略編
125/266

122話 レインと配下の戯れ

最近パソコンの画面ばっかり見ているので頭痛いです!

やっぱり目から来てるんですかね?

 sideレイン


 俺は、再度思った……「まじで世界多くね?」と。


 なぜこんなにも世界は多くなっているのか。

 確かに無限の空間がある。

 それも、億、兆、それ以上の世界を創ってなおあまりある。いや、どれだけ空間があるのかすら図ることは……まぁ、出来るんだけど、とにかく広いことだけ分かって入ればいい。


 そして、無限にあるからこそ、無駄に創って創って創られまくっているんだけど……それでも、俺は、一億ジャストまで減らした。


 それで、俺は、一つ一つの世界を回ることは端から考えていない。本当につまらない、そして、レベルが低い世界は、寄るまでもなく消そうと思っている。


 それで今俺は何をやっているのかと言うと……


「ふっ!」


 アストレアが俺に向け、剣を投げる。

 それを囮に近づき、剣を振るう。

 アストレアと戦っていた。


「そいっ」


 対して俺は、神剣を創り、囮の剣を斬り払い、アストレアの剣戟を受け止める。

 それから幾百、剣を合わせる。


 俺は、剣を巻き上げるように上へ飛ばす。

 アストレアからすれば、いきなり剣が手から滑ったように感じたことだろう。


「がら空きだ」

「……まだで、す!」


 左手に剣を出し、受け、地を蹴り(くう)へ飛ぶ。


「はっ!」


 一気に肺から息を吐き、蹴りが俺の首へ吸い込まれるように伸びる。

 その足をバッと掴み、投げ飛ばす。


 飛ばされている途中、斬撃を無数に飛ばす。


「目くらましか……本命は……」


 クルリ、と後ろを向き、剣を二度振るう。

 そこには、三本の剣が現れ、俺に向けて飛ばされていた。


 二本の剣は斬り払い、三本目は、タイミングを合わせ柄を掴み、アストレアに向けて投げつける。


「主はどれだけ、()()……!」

「それほどでもないさ……お前でも出来る」

「はは……確かに出来るかもしれませんが、主を相手には、厳しいです」


 乾いた笑いを上げ、自分の気持ちを言う。

 俺がやったことは、単純なことだ。

 飛んできた剣を利用し飛ばす、たったこれだけだ。

 だが、アストレアが投げたとなれば、そんなことを出来る人物は限られるだろう。音速をはるかに超え、光速すらも超えているのだから。


 アストレアは、刀身の横をなぞるように撫でる。

 刀身が淡く金色(こんじき)の光を発する。


「行きます!」


 告げると、地面が陥没する力で蹴り、俺に突撃してくる。


「お?うわっ……これ(神剣)を斬るか、普通」


 アストレアの剣に合わせるように振るうと、アストレアの剣に当たった瞬間、俺の神剣がサクッと斬られ、俺の顔目掛け刃が迫る。


「『反転』」

「ぐぅ……!」


 俺のスキルにより、当たる瞬間刃が反転し、アストレアに向かう。

 それを力尽くで、捻り、再度斬りつける。


 俺はもう一度、『反転』を使おうとするが、剣が光っているのを見て、やめた。

 横にステップし避ける。

 だが、地面に刃が届く瞬間、すぐに斬り返され、またも俺の首目掛け振るわれる。


「はあああっ!」

「うおっ」


 掌で受け止めたが、そのまま押し込まれる。

 錐揉みするように、吹き飛ぶ俺の体。


 地面をバウンドしている時、剣が次々と飛んでくる。

 地面に手を付き、跳ねる。そのまま、空中で体を捻り躱していく。

 空中で10回転程し、スタッと手を広げ着地する。


「おいおい、俺を吹き飛ばすとか、って、ナニコレ?」


 手を広げ、体操選手のように着地した時、俺の左右に魔方陣が10枚ずつ現れる。

 陣が回転しだし、俺に迫りくる。

 その様は、壁が迫って俺を潰そうとしているかのようだ。


「潰れなさい……!」


 パンッと俺は潰されたかのように思えた時、陣が粉々に破壊される。


「これもダメですか……」

「なんだこれ?初めて見るな」

「ええ、主を足止めするために、アシュリーと考案したのですが、壊されましたね」

「いやーさっきのはよかったぞ……陣の構造もアシュリーが創るやつに似てたしなー」


 ちょっとびっくりしたが、力を入れて殴れば、壊れた。


「さて、俺も少しは本気を出すか……それと、お前たちも参加していいぞ」

「レイン様!」

「クリスティとアシュリーですか。では、三人がかりで行きますか」


 クリスティとアシュリーが参戦し、三対一の状況になった。

 かなりバランスのいいパーティーだ。

 アストレアが前衛、クリスティが後衛、アシュリーが遊撃。


「『天雷』」


 俺の周りに剣が50本出現し、円を描くように浮き、回転する。

 それを頭上に持っていき、天から落ちてくる雷撃を受け止める。それも一度ではなく何度も落ちてくる。


 俺が雷撃を防いでいる時、アストレアが一息に俺との距離を詰め、剣を振るう。


「いいな!楽しい……ぐっ」


 すると、俺の体が、地面に沈んでいく。

 アシュリーの重力魔法だろう。

 重力がかかっているのなら、反重力をかければ相殺できる。


 ふっと体が軽くなる。


「そろそろ邪魔だ」


 アストレアが俺にぴったりと張り付き、抑えているのが邪魔になり、蹴り飛ばす。

 剣でガードされるが、ガードごと蹴り飛ばす。


「ゼロ様、私たちが勝てば、何でも言うこと聞いてくださいね!」

「いいぞ、ただ……勝てればな」


 アシュリーがアストレアと入れ替わるように突撃してくる。

 重力剣を両手に握り締め、交差するように振るう。


 完璧には振るわせず、交差したところで、左手を伸ばし、握り潰す。


 重力を制御することが出来ず、弾ける。


「がふっ!?」


 そこへ、回し蹴りを喰らわす。

 漫画見たく吹き飛んでいくが、戻ってきたアストレアに受け止められ、アストレアがアシュリーの腕を掴み、思いっきり投げ飛ばす。


 弾丸のように、俺に向かってくるアシュリーに、回転している剣を一本取り出し、飛ばす。


 重力剣を再度出して受けようとするが、剣先に触れた瞬間に消滅し、腹に突き刺さる。


「鬱陶しい、その雷撃そっくりそのまま返すぞ、クリスティ」


 今も天から降り続けている雷撃に合わせ、俺を囲むように至るところから雷撃が飛んでくる。それを回転する剣を四つに分け、四方を護る。


 剣に受け止められた雷撃が回転する剣の中心に集まる。

 そうして集まった四つの雷球をさらに一つに圧縮。


「『白雷』」


 白き稲妻となった雷がクリスティを襲う。

 一本の線のように、まっすぐクリスティの胸を貫く。


 雷の衣を纏い相殺しようとするが、それさえも意に返さず突き破る。


「こんなものか、五帝らよ」


 顔を顰め、悔しそうに顔を歪める。


 その時、アストレアたちが一斉に『創造』を使う。

 アストレアは全てを切り裂く概念切断の(やいば)を。

 クリスティは全てを焼き焦がす、事象の神雷を。

 アシュリーは次元切断の概念魔法を。


 三人は本気で、俺を殺しに来ている。

 だが、


「『咆哮(ハウル)』」


 俺の放った指向性を持たない魔力の放出で悉くが消滅する。

 もちろん、概念魔法、攻撃まで持ち出され、ただの魔力放出では対抗できない。だから、『還元』を付与し、放出したのだ。

 どれだけ圧倒的な攻撃力を持っていようと、『(ゼロ)』に戻れば意味がない。

 ドーム状の魔力が広がり、それに当たった攻撃から消滅していく。


「我らの負け……ですね」

「ああ、これ以上やると、この()()も持たん」

「あぁ……!負けたぁ!!!」

「そういうことだ。景品はなしだな」


 俺の創った限定空間すら破壊しかねない攻撃を放たれたのだ。

 もし、相殺でもしようものなら、相乗効果でこの空間ごと吹き飛んでいただろう。

 ()使える最大の攻撃を使って負けたんだ。悔しいだろう。

 そう言う俺も半分負けたとも思っている。


 無に還す能力は使うつもりがなかった。

 なぜなら、無に還すのなら、全てが意味を為さないからだ。

 俺に使わせたのだから、引き分け、と言うことで許してやろう。うん。


 なぜこんなことになっているかと言うと、今更だが、()()()()()()だ。

 王子兼騎士団長のショータスを壊した後、その世界……第1838世界を消した。

 そして、続けて、千の世界を消した。


 ()を向けて視たところ、全く面白くなかったから、ついサクッと消してしまった。反省も後悔も全くしていないがな。


「また、俺に付き合え」

「はっ、主が呼ばれるならいつでも」


 これからの俺の行動指針としては、残る世界を選別する。

 そして、残った強い世界の者らを戦わせる。


 皆は『蟲毒』と言うものを知っているだろうか。

 猛毒を持った蟲を集め、殺し合わせる。そして、最強の蟲が残る。


 それを俺は、やろうと思っている。

 だが、平均レベルの高い世界は除外する。

 俺が面白いと感じた世界も残す。


「全世界を巻き込んだバトルロイヤル。その中の強者のみを選出。勝ち残れば、世界を元に戻すとでも言えば、張り切って頑張るだろう」


 だが、その前に、


「取り敢えず、ご飯を食べようか」

「そうですね……」

「賛成です!」

「妾は少し、行くところがあるので」


 クリスティはそう言い、姿を消す。

 まぁ何かやることがあるのだろう。


「俺の本当の()()のためににも、な」


 周りに聞こえない程度の声で、呟く。








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