白銀
寒い雪の日のことでした。
東の地では珍しく、雪が積もったことを覚えています。
降り続ける雪を見て、この中を歩いて、朧の様に消えて仕舞えば、私は如何なるのだろうと考えていました。
ただ現実、そんな事が起こる訳もなく、私は友人とその雪を見るに留まっていました。
払っても払っても雪は私の体に積もり続け、私の体を冷やかしていきます。それが堪らなく面白かったのです。そのせいか、年甲斐も無く、友人たちとはしゃぎ回りました。写真でも残しておけば良かったとは思いますが、誰一人として、あの興奮状態では真面にシャッターをきれなかったでしょう。ぶれぶれの写真が生まれても、それも味と云えるかもしれませんが。
季節が巡って、また、雪が降っています。私は何度でも、此の話を思い出し、そして語るでしょう。
それ程までに、あの白銀は美しかったのです。
こんにちは。もしくはこんばんは。あゆーです。
【白銀】いかがだったでしょうか。
これは白銀と書いてはくぎんと読みます。
情緒が好きなんですよねこれ。自分がどういう気持ちで書いたのかはすっぽ抜けましたが、吃驚するぐらい雪が降っていて面白れぇ、となっていたのは覚えています。
え?もう三月になるんだから雪は時期が遅すぎるんじゃないかって?君のような勘のいいガキは嫌いだよ。
ではまた、次回の作品で会いましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。




