第48話 家族との邂逅
永禄五年(一五六二)三月十七日
この日、石川高信が率いる一団が石川城を出発した。目指すは糠部郡三戸。
街道を南に進み、大鰐を経由して津軽と南部を繋げる坂梨峠を越えて、高信とその馬廻衆一行は山道を行く。
石川高信を代表として、同道するのは息子の俺、それに金浜信門、森宗弘宗も隊列に加わっている。俺は馬上で残雪の残る山道を滑らないように必死に手綱を握りながらなので、なかなか景色を楽しむ余裕がない。
「三戸に行くのは久しぶりねぇ」
今回はね子さんも一緒だ。高信が連れ出した。
「ね子も久々に三戸に顔を出しておいたほうがよさそうだからな。それに、鶴に会わせたい者たちもいる」
同じく馬上の人の高信はそう言った。会わせたい人。誰だろうか。
いや、三戸の本拠に行く以上、否応なく顔を合わせないといけない人は多いだろう。南部氏という家の政治の中心に、否応なく触れることになる。
どんな人々が待っているのか、今から緊張する。
「そう緊張するな、そんな肩肘ばった連中とばかり会わせるわけじゃない」
「そうよ、良い人たちばかりだから」
高信の苦笑にね子さんが重ねて言う。
「じゃあ、一体どんな方とお会いできるのですか?」
「会ってからのお楽しみよ、急かずとも明日には会えるわ」
「明日、ですか?」
首をかしげても、ね子さんは笑顔でこちらの追及をかわしたので、仕方なくそれ以上の詮索を止め、これから会うであろう人たちに思いをはせながら、旅路の隊列を眺めることにした。
今回は高信を中心に五十人ほどの大所帯だが、それでも少ないくらいだという。
「あまり多すぎると鹿角衆に何かと気取られたり、警戒されたりするからな」
高信はそう言う。
『鹿角』の名前を聞き、俺はそっと聞いてみた。
「……鹿角衆は、こちらのことを感づいていたりするんですか?」
「そうだな、浪岡を経由して安東に露見の情報が流れているかどうかだが、多分流れておらんだろう。その点は浪岡様も河原様も固く守ってくれているようだしな」
自然に振る舞うのが肝要よ、と高信は笑った。
「ま、伝わっていたとしても問題はない。そういう算段になっている」
「鹿角衆とは……」
戦になるのか、という言葉を呑み込む。
自分が未来の知識をもってたれこんだ情報で、歴史が変わり、戦争が起きようとしている。覚悟はしていたが、やはり思う所はある。
永禄の鹿角合戦は本来、二年後の永禄七年に鹿角衆が南部に反旗を翻すことで勃発するはずの出来事だった。それが早まったことで、何が変わるのか予想はつかない。
高信は俺をちらりと見てから目線を戻す。
「その辺のことも御家督様と話すことになろう。鹿角衆については俺が答えることになるが、お前も幾つか聞かれるだろう。何せお前は鹿角衆の叛意を一番に気づいたのだからな」
「分かりました」
鹿角の処遇がどうなるのか、自分としても〝歴史を変えた〟張本人として、しっかりと事態を見守ろうと思う。それが義務だと思うのだ。
一行はいったん鹿角郡の北側に入った後、高寺山の観音堂で一泊し、そこから巡礼道を通って糠部との境にある十和田湖に出る。そこから更に南に下ると鹿角道に繋がり、さらに進むとようやく平坦な細い盆地に出る。その先に進むと、田子だ。
ちょうど山塊が途切れて盆地が広くなるところにある小高い台地に、田子城はある。
石川高信の本領にして、今は子息・田子九郎信直の居城だ。
「今は信直が在城しておる」
「兄上が。久しぶりです」
信直とは今も文通はしているが、直接対面するのは四年振りだ。
(もう四年か、長いなぁ)
きっと兄も成長しているだろう。あちらも再会を喜んでくれるだろうか。
城門まで進むと、待っていた留守居役の役人から丁寧な出迎えを受けた。高信は勝手知ったるとばかりに表亭の屋敷の一室へ迷わす進んでいく。俺とね子さん、それから金浜がそれについていく。
そこには信直と一人の女性と一人の子どもが待ち受けていた。
信直が進み出て、高信に礼をする。
「父上、ご帰城、喜び申し上げます」
「出迎え御苦労、九郎、於関、彦、息災であったか!」
高信がにこやかに言うと、ずんずんと彼らに向かって近づき、まず一番に子ども――彦と呼ばれた少年の目の前にしゃがみこみ、顔を合わせた。髭もじゃの男がドアップになって、少年はぎょっとして目を丸くしている。
「大きくなったな彦! もう五歳か、子は見ぬうちに大きくなるものだなぁ!」
と、高信は少年を持ち上げ、高い高いをして、さらに空へ放り投げる。あ、既視感。
高信の嬉しそうな高笑い。少年はと言えば、泣きもしなければ悲鳴も上げず、驚いた顔のまま固まって放り投げられるままになっていた。状況を理解できずにフリーズしちゃってんじゃん。
「殿、お止めませ」
「父上、その辺で」
周りが慌てて止めに入る。これもなんか懐かしい。
無事地上に戻った彦はと言えば、呆然とした顔のまま固まっていたが、やがて再起動すると、すすっと女性の後ろに隠れてしまう。
高信の所業に苦笑しながら、信直は俺に向き直る。
「久しいな鶴、お前も大きくなったものだ」
兄上は昔会った時よりももっと精悍になり、だが昔と同じ優しげな顔で俺を出迎えてくれた。
「兄上、お久しぶりです」
お互いにがしっと抱き合って再会を喜ぶ。
「向こうで頑張っていること、聞いているぞ。お前のおかげで去年の石川はずいぶんと豊作だったそうじゃないか」
「まだまだです、これからもやらなければならないことばかりで、忙しくて目が回るような日々です」
「そうか、頑張っているようだな」
「早く他の者に仕事を任せたいですよ」
ひとしきり笑いあう。兄上の相変わらず元気な顔にホッとする。
信直は後ろを向き、女性を示した。
「紹介しよう、俺の母だ」
年の頃は三十代だろうか、上品で、ほっそりとして線が細い。長い黒髪はつややかで、優しそうな目元が信直ととても似ている。
ああそうか、この人たちが『会わせたい人』なのか。
身を正して女性に頭を下げる。
「始めまして奥方様。石川鶴と申します」
「始めまして石川の若君。継室の関と申します」
信直の母。高信の正室である堤夫人は既に亡くなって久しく、現在彼女が事実上、石川家の女性の頂点にいると言っても過言ではない。
「九郎から話は聞いております。津軽ではもう働いていらっしゃるとか。信直とも仲良くやってくれているようで、とても嬉しいわ」
ふんわりとした笑顔。ね子さんともまた雰囲気が違う、とろけるような柔らかさだ。
「こちらこそ、兄上には大変な時に助けてもらったり、良くして頂いています」
十貫文もの銭を何の実績もない弟に貸してくれる兄などそうそういない。あの時の嬉しさは今でも覚えている。
「ふふ、仲が良いようでなによりだわ。殿や信直のことをよく支えて頂戴ね」
「はい、於関様。まだ元服前の身ですが、少しでも父上や兄上を盛り立てられるよう、力を尽くします」
と宣言する。嫡男の母親なので立場上これくらい露骨に明言したほうがいいだろう。於関はあらあら、と微笑んだ。
信直が苦笑しながら間に入る。
「鶴、気を回してくれるのは分かるが、母上にそんなにかしこまらなくてもいいよ」
「ふふ、そうよ、そんなに緊張しなくても、貴方が九郎を立ててくれているのはよく聞いているわ」
於関は目を細めて鶴の目元をそっとなでる。ひんやりとして心地よい手だ。
「私も一領主の生まれで元は側室、そんな立場の肩身の狭さは知っているつもりよ。気を使ってくれるのはとても嬉しいけど、もう少し力を抜いてもいいわ」
「えっと……善処します」
「ふふ、善処、ね。いいわ、それで」
するすると顔を撫でられ続ける。まだ若い女性の優しげな振る舞いにちょっとどきまぎする。その挙動に於関はまたおかしそうに笑った。
まいった、於関様には『無理して嫡男の母に気を使う子ども』と捉えられているっぽい。いやある程度振る舞いに気を付けないといけない方なのは変わらないんだけど、ちょっと失敗したかも。
「於関、あまりそいつを甘やかすな。いきなり何を頼まれるか分かったものではないぞ」
高信が釘を刺すように言う。いや俺をなんだと思ってるんだ。
「酷くないですか親父殿」
「御家督の前で申し開きどころか無心まで考えている奴が何を言う。だいたい、信直にも何ぞ頼みごとがあるんだろう」
ぐっ、そう言われると反論できねえ。
「俺に頼み事? 農事のことか?」
信直が興味を示す。
「頼ってくれるのは嬉しいぞ、どんな話だ」
困ったな、後で改まって話すつもりだったんだけど。
「ええ、はい。より正確には、農事のことで兄上と知己の修験殿と渡りをつけられれば、と思いまして」
そう、修験だ。
南部信直は、修験と関わりがある。
信直の手習いの師匠である自光坊は岩手御山をその霞場(領分)とする修験であり、津軽の乳井修験と同様に、信仰とともに農業指導なども生業のひとつにしている。
つまり乳井修験と同じように、彼らにも技術提供をすることで、田子や南部領内のもっと広い地域に技術を広められるかもしれない――と目算していた。
あら、と声を出したのは於関だ。信直は於関に対して頷く。
「ならばちょうどいいじゃないか」
「と、言いますと?」
「母上の家は一方井、岩手御山の修験の元締めがひとつだ」
「私の叔父は信直を育てた三光院こと自光坊ですもの」
えっ! と俺は声を上げた。信直の母である於関の生家は一方井氏なのは知っていたか、自光坊が一方井家を出自とすることはまったく記憶していなかった。
「色んなご相談を取り次げると思うわ。遠慮なくお話ししてくださる? 私も信直が話す『弟の凄い農事』のこと、聞いてみたいわ」
「じゃ、じゃあ、後でしっかりとお話しさせていただきます」
「鶴様のお願いでしたら、是非とも聞いてあげたいことだわ」
茶目っ気たっぷりに言う於関様。う、可愛いな。
「於関様、あんまりうちの鶴をからかわないでくださいませ」
そこにね子さんが困ったように間に入る。ね子さんを見た於関はますます嬉しそうに笑みを深める。
二人並んで見るとね子さんの方が何というか、肉がついてて少しだけ背が高く、於関の小柄さが際立つ。
「お久しぶりです、ね子さん」
「お久しぶりです於関様。お元気そうで何よりです」
「そうでもないわ、最近はちょっとのことですぐ疲れるようになって。いやだわ、貴方の若さが羨ましい」
「何をおっしゃいます。年もそんなに離れてないじゃないですか」
女性二人がけらけらと笑う。
「鶴様、ね子さんにそっくりね」
「母上に、ですか?」
顔立ちは、どうだろう。たれ目な所は似ているかもしれないが。
「ね子さんもね、初めて会った時は生まれたばかりの貴方を抱えて『於関様、九郎様を盛り立てるようよくよく我が子を育てます』って言ってきたのよ。本当にそっくり」
「母上が?」
そんなことがあったのか、初耳だ。
「忘れましたわ、そんなこと」
ね子さんがおすまし顔でそっぽを向く。
「あの言葉通りに育てたのね、ね子さん」
「いいえ、実の所、自分がそういう所を教え込んだわけではなくて、この子、自然と九郎様に敬意を向けていましたわ。我が子ながら、純な子だと思います」
ね子さんが苦笑する。
「あらぁ、それはそれは奇特ねぇ」
於関が楽しそうに笑う。奇特と言われてしまった。
いやまあ、信直に対しては元々将来大物になるのが分かっているわけだし、そういう意味でも尊敬心はあったからなぁ。
と、於関の足にひっついた少年――彦がさきほどからじっと黙ってこちらを凝視している。
「ああ、ごめんね彦。ほら、ご挨拶しなさい」
於関が前に出し、信直が促して、こちらに向き直らせる。
目元は母親似だろうか、まだ柔らかそうな頬を強張らせて、不安げな視線をこちらに向けてくる。
「鶴、紹介しよう。我らの弟、彦だ」
弟、ということは。俺はどきりとした。
(この子が、浪岡政信か)
将来、『浪岡政信』と名乗る、南部信直の本来唯一の弟だ。
この子も将来、波乱の人生を送ることが命運づけられている。津軽にも大きく関わり、きっと俺にも大きな影響を与える、歴史上の人物だ。
だけれども今は、こちらを怖がりながら伺う、ただの少年だった。
彦がおずおずと、小さな声でこちらに聞いてくる。
「……津軽の兄上ですか?」
さきほどの高信の所業を思い出しながら、なるべく驚かせないようにゆっくりと、丁寧な言葉づかいで話しかける。
「はい、そうです。鶴丸と言います。すぐに元服して名を変えることになるかもしれませんが、よろしく頼みます」
「……はい、よろしくお願いいたします」
彦は遠慮がちに頭を下げてくる。引っ込み思案なのだろうか。
少しくらい兄振りたい、みたいなちょっとした下心が湧いて、俺はしゃがんで彦と目線の高さを合わせる。
「若輩の身でこんなことを言うのは僭越だし、大したことは出来ないですが、もし何かあれば頼ってくだされ。俺も信直兄上には色々と助けてもらったものです。今でも借金を返せてないくらいだ」
「シャッキン……ですか?」
「お金を借りている、ということです」
「鶴、あの銭は上げたものだぞ」
信直はそう言ってくれるが、俺は首を振った。
「いいえ兄上、いけません。お金と土地のやり取りはしっかり管理しないといらぬ仲違いの原因となります。低利とはいえきちんと返しますのでお待ちください」
親類の気安さに甘えてまだ返していなかったが、そろそろ一括で利子をつけて返すつもりだ。そう伝えると信直は苦笑した。
「強情な奴だ」
「……津軽の兄上は、米を作っていると聞きました」
彦はじっとこちらを見つめてくる。遠慮がちに、だが目を大きくしてこちらを見つめてくる。
「ああ、そうです。俺は米作りを行っています」
「信直兄上が言うておりました。津軽の兄上は、米をいっぱい作ってもっともっと豊かにすることを目指しているって」
「……うん、そうですね」
「何故、そのようなことをされているのですか?」
「何故……とは、なんでそういうことを聞くのですか?」
質問の意図が読めず問い返してしまう。
「えっと、その……津軽の兄上のしていることは、とても大変なことだって。失敗もするし、出来るかも分からないことだって、父上から聞きました。それに挑んでいるのは、なんで、ですか?」
これはまた、意外なことを聞かれた気分だ。
なぜ彦がそんなことを聞きたがったのかは分からないけど、これは真剣に答えなければならない、と言葉を探す。
「そうだね、お腹が減る、飢えるということは、とても苦しいことだ。彦殿は、飢えたことはあるかい?」
「……一度、病気でご飯を食べられなくなったことがあります。とても、苦しかった、です」
「そうだね、飢えはとても苦しい。苦しくて、末には死が待っている。苦しいからこそ、それを少しでもなくしたいんだ。そっちの方が、人は豊かに喜びをもって生きられると思うんだ」
そう言うと、彦はなぜか仰ぎ見るようにこちらを凝視する。これは、驚いている、のだろうか?
「……津軽の兄上は、お坊様のような方なのですね」
少しの間を開けて、彦はそう言った。え、どういうこと?
多分目が丸くなっていたと思う。お坊様。そんな表現されたのは初めてだわ。
「前にお坊様から教えられました。人を苦から救う手助けをするのがほとけの道で、お坊様の仕事なのだと。津軽の兄上は、お坊様のようです」
「よしませよしませ、坊様と並べられるなど恐れ多い」
ぶんぶん首を振る。なんてことを言うんだ。
自分はそんな立派なものじゃない。それに、この時代の仏教の教えから嫌われるようなことだってしているつもりだ。肉食禁忌とか破壊してやりたいし。
「俺がやれることを俺の立場でやっているだけだよ」
そういうと彦はちょっとうつむいてしまった。
「……彦殿?」
「……鶴様は、凄い人なんですね」
「まだまだ結果も出せていないのに、全然凄くはないですよ。真っ当に武士をやっている兄上たちの方がよほど凄い。……彦殿は、将来凄い人になりたいのですか?」
「……はい、立派な武士になって、父上や兄上の力になりたい、です」
「そうか、良いことです」
「……父上も、兄上たちも、皆凄い人ばかりです」
「うん?」
「……自分は、父上や兄上に負けない人間になれるでしょうか?」
彦は表情こそ薄いが、わずかに必死さがにじんでいた。
他人との差が気になってくる年頃だ。自分の父や兄は〝凄い〟人なのに、それになれるかどうか、今から不安になっているのかもしれない。
武士はこの子の年頃から既に修練を始める。初めてのことばかりで失敗だって多いだろう。きっとそこで上手く行かなくて自信を無くしたりしてしまったのかもしれない。
俺はそっと彦の頭を撫でた。
「それは分かりません。俺は彦殿のことを初めて知りましたから。だがそうだなぁ……凄い人になりたいと思うなら、務めを果たし、自分の得意を見つけることでしょうか」
「得意、ですか?」
「ああ。俺は農事だったらそれなりに人に負けないと思っているし、兄上は武芸も軍略も上手だ。彦殿も文武をしっかり身に着けて、色々なことに挑戦して、その中で自分の得意を――自分の強みを見つけていくとよろしいと思います」
「強み、ですか?」
「何でもいい。武士には色んな技術が求められる。戦の技術もそうだし、村方に下りて村人たちを指導するのだって技術がいる。俺は農事が得意だから一見武士にはそぐわないが、武士でないとできない農事というものもある。良く父上や母上に従い、稽古や勉強をして、その中から自分の得意を見つけるんだ」
「……わかりました。ありがとうございます」
「おうおう、小僧が一丁前なこと言っとるわい」
「務めを果たし、ですか……」
高信がニヤニヤ笑顔で、金浜が半眼でなんか言ってるけど無視無視。
「彦、良い兄上が出来ましたね」
そう言ったのは於関だった。
「鶴殿、息子の問いに答えていただき、ありがとうございます。この子、前々から鶴殿と話してみたかったようでして」
「左様でしたか」
「色んな人に興味を持つ年頃のようで。鶴殿も色々話してあげてください」
「承知しました。では、今日は色々と話をしましょうか」
彦の頭をなでながらそう言うと、高信が後を引き取るように言う。
「よし、では早速食事にしようではないか」
その日の夜は、俺にとって初めての〝石川家〟全員が揃った日だった。
なごやかな時間だった。高信と於関様とね子さんは明るく、信直・俺・彦はどちらかといえば控えめな性分だけれども、その日はとても打ち解けて話すことが出来たと思う。
色んなことを話したし、色んなことを聞いた。
俺にとってこの日は、後々まで忘れることの出来ない一日になった。




