操作艦艇の分類と改装
第一話で述べたように、本ゲームに登場する艦艇は「就役艦」「未成艦」「設計案」の三種類に分類される。
この内「未完艦」は、建造が開始されるか開始可能な状態まで計画が進んでいたが、完成には至らなかった艦。また建造中に計画が変更されて完成した艦の元々の姿といった物が該当する。
そして「設計案」は、計画段階で不採用になったり、建造可能な状態までは計画が進まなかった艦の案が該当する。
例として八八艦隊計画の主力艦を上記3種で分類すると以下のようになる。
就役艦:長門型戦艦
未成艦:加賀型戦艦、天城型巡洋戦艦、紀伊型戦艦
設計案:陸奥変体など不採用案、具体案に至らなかった掉尾六艦の設計案など多数
また艦種変更艦では空母赤城、加賀が就役艦。空母天城が未成艦となる。
そして前回述べた通り、未成艦と設計案の二つは、就役艦に対して開発にゲーム内アイテムを必要としたり、戦闘時の消費資源量が重めなど、入手や運用難易度がやや高め。ただし編成コストの方には影響はない。
・改装に関する規程
入手時の艦艇は就役時、もしくは竣工した場合に想定される状態を基本とする。(艦種変更艦は工事完了後の姿)。実装艦艇の多くは、その状態からさらに改装を加える事も可能である。
ゲーム内で可能な改装は「史実改装」「計画改装」「想定改装」「自由改装」の4つに分類される。
まず計画改装は史実において計画されるも、実行されなかったか未完工に終わった内容の物を指す。
三番目の想定改装は、対象艦艇が所属する海軍における、近い艦種の例より類推した仮想の改装内容を当てはめた物を指す。
計画改装と違い対象への改装計画が実在せず、「もし建造されていれば、あるいは大戦後期まで生き残っていれば、このような改装がなされただろう」と言う場合など、よりIF要素が強い物である。
本編で登場するコリンウッドもこのパターンで、元の設計案に大戦中のネルソン級をベースにした想定改装を施した姿になる。
最後に自由改装は、あくまで史実に存在した内容をベースにした上記3つとは違い、全く関係の無い他国の装備を用いるなど、類推の枠を超えた変更が許される物となる。
とは言っても、本当に自由だと際限がないので、現時点では名前に反して変更できる部位は大きく制限されている。また公式戦のレギュレーションでは殆ど用いられない、おまけ的な要素である。
現時点ではレーダーなど索敵装置や射撃指揮装置に、それに伴う上構の形状、発電機、139mm以内の火砲が対象。140mm以上の火砲や船体形状、防御構造の変更などは未実装。
他の要素と同じく、上記4種や年代による戦闘レギュレーションの設定が可能で、通常の試合ではもちろん自由だが、公式戦などの場合は数種類のパターンが定められている。
例として第二次大戦時設定の場合、就役艦は史実改装が基本。未成艦や設計案、そして就役艦の一部早期戦没艦では、例外として計画改装や想定改装が許されるという設定が多い。
ただし通信装置のみ上記の規定を当てはめた場合、多国籍編成が不利になる可能性があるので、例外として自国艦同士で通信する際と同程度の能力を持たせる改装がデフォルトで可能となっている。
空母と艦載機の扱いは正直決まってないです……。
今の所の出来ている物は以上ですが、他に書くとすれば以下のような内容が続く予定です。
・五つの戦闘ルール
・アバターとNPC
・母港空間と交流スペース
・イベントと大会