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続きです!
彼女の名はクリスティーナ・アレイスター。侯爵家次女だ。クリスティーナは、6歳の頃に家の庭で出会う。ある男の子に。
父親の古い友人であり伯爵家の人が家に訪問していたため、城が忙しく。クリスティーナはかまってもらえなかったため、たまには誰もつけずにと思い庭を探索していた。
見つけたのだ。庭の隅の方にいる赤髪の同い年くらいの男の子を。その子はしゃがみこみ足を抱えうつむいていた。
クリスティーナはその男の子にそーっと近寄って話しかけた。「どうしたの?」
男の子は、驚き勢い良く顔をあげ目が合う。その目はとても赤く赤く澄んでおりまるで宝石のようだった。そしてとっても綺麗な顔立ちをしていた。
思わずクリスティーナは
「綺麗な目、、まるで宝石のルビーみたい。。」
と言ってしまった。
その言葉を聞いた彼は、
「僕の目、怖くないの?」
「何が怖いの?とっても素敵じゃない。」
「でも、この目はみんな、悪魔の目って言うんだ、氷の騎士の一族に生まれたのに赤い目で、赤い髪で生まれて、そして氷の魔法が使えないって」
この世界は多くの量を持っていてた場合、属性によってからだの特徴がその色になることが多い。そのことが顕著に現れるのが瞳で、より強ければ髪だったりと現れることがある。クリスティーナは平凡だが、侯爵家の色の銀髪にちょっと茶色がかった瞳である。お兄様やお姉様ほどの銀髪では無いがとっても気に入っている。その2人の瞳は氷のような青色である。そして氷の騎士と彼は言ってるが、この前紹介していない伯爵家の一族の呼び名である。この家は騎士として活躍しており、優秀な氷魔法を使うこと、どの子も青い髪に青い瞳で生まれて来るため、氷に愛された伯爵家と有名だ。
しかし、私は常々氷属性多すぎだし、本当に彼の瞳がきれいだと思ったので正直に話す。
「どうして?赤い髪も赤い瞳も、すごく火の魔力に恵まれているってことじゃない!私は有事のときに凍らすしかできない氷魔法より、いろんなことに使える火魔法、とっても素敵だと思うわ!」
彼の目をそらさず、話すと
「っ、、、ありがとう。ありがとう。」
ボロボロと涙をこぼしたので
「ええ!?、あの大丈夫、、かしら?ねぇ、、?」
クリスティーナは彼に近づき持っていたハンカチを手渡し、彼が泣き止むまで、側にいた。
いなくなっていたことに気づいた侍女が呼びに来るまでずっと2人でいたのだ。
まだまだ続きます。