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夜の光

作者: 日向夏
掲載日:2020/04/22

闇の中で、朝を待つのが怖かった


明日になるのが恐くてたまらないのに、今日を生きること、ひっそりと息を殺しながら

自分を消そう、とうめいになるのを願っている


こわい、とか私のなかで静かにしみ通るつぶやきは、私しか知らないから、

私もなんなのか知らないから、訳の分からないなにかの予感に

ただただ、涙をこぼすことでしか心がでてこないの


ハサミで髪を部屋に散らばせながら、何ミクロンだか軽くなった頭で、

部屋に真っ黒な花吹雪が吹き荒れたみたいだった

うなじをかすめながら落ちる髪、かゆくていらいらする


いきろ、とか歌も、テレビも、本も、友達も、どっかの国の偉い人も、最後にはそういう。

生きることに何の意味があるんだろう

「君に会うために生まれてきたんだ」なんて

気持ち悪くて聞いていられないメロドラマ

本気で、この言葉を絞り出せる人に出会うまで途方のない時間が過ぎるね


人生の中、その言葉で空気を揺らすとき、どんな感情が沸き立ってくるのでしょう

人を、信じてみたい、愛してみたい、あいされたい

そんな気持ちはどこから来るの?

好きだって、好きだって言う気持ちは私の中の素晴らしい

妄想なの?


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