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武器作りについて


魔物にダメージを与えるためには 魔鋼石 魔法石のみで作った武器が必要


加工するには


(あっ ダメか)


特殊能力 武具職人が必要


(おっ 聖剣 それに魔剣も作れるのか)


とりあえず 今は無理ってことなのか


・・・


俺は諦めかけていたのだが


・・・






お昼に王都の外で孤児達とオークの肉を食べていると


うらやましそうに見てくる孤児達が


(んっ あの子達は?)


俺が不思議そうに見ていると イリスが


「あの子達は石捨ての仕事をしてるの」


「石捨て?」


「うん いらない魔鋼石と魔法石を鑑定屋から頼まれて捨てに行ってるの」


(えっ?)


魔鋼石と魔法石はダンジョンで取れる鉱石だよね 武具を作るために必要な鉱石 それのみで作らないと魔物にダメージを与えることが出来ないんだよね それなのに?


「どうして 捨てるんだ?」


「等級が低いの 使えないって」


「へぇ~ そうなのか え~っと 捨てる等級は?」


「えっ たしか F級だと思う 何も武具が作れないって」


「イリス ありがとう」


「えへっ 何でも聞いてね」


F級の魔鋼石 魔法石


武器作りについて


(あっ あった やっぱり)


「どうしたの うれしそうな顔して」


「えっ え~っと その魔鋼石と魔法石は俺が貰ってもいいのかな」


「う うん 捨ててる物は自由に拾っていいのよ 名前が登録している物じゃなければいいの」


「名前を」


「うん 装備やアイテムには名前登録が出来るの 考えるだけで 誰にでも出来るの」


「へぇ~ ありがとう」


「うん」


出会ったころは無表情だったイリスは 最近よく笑うようになった


10歳なのに頭もよく 面倒見もいい 幸せになってもらいたいね





俺は孤児達に仕事をお願いした


魔鋼石拾い 魔法石拾いだ


更に 石捨ての孤児達にもお願いした


石捨ての孤児達は喜んで協力してくれることに


1年間の約束で仕事を引き受けていたので 止めたくても止められなかったのだと


毎日 オークの肉を食べている他の孤児達がうらやましかったのだと


石捨ての孤児達は 鑑定屋からもお金を貰え 俺からも貰える 更にお昼は一緒にオークの肉を食べれるので毎日頑張って俺の屋敷まで運んでくれる


ラナとカイに外で収納してもらってもいいのだが


危険だし あまり見られたくないので 誰もいなくなってから 収納してもらっている


収納するには手に持つ必要があるので 屋敷の庭で収納といっても大変な仕事


これまで回復薬の手伝いをしてもらっていたので 止めていいよ っと言うと暗い顔に


イリスが


「ラナちゃんとカイくんにも お金を平等に分けてるの」


「ああ そういうことか ラナ カイ 欲しい物は何でも買っていいからね そうだね ラナ カイには今まで通りのお金を支払うよ」


ラナは首を振った


あれっ 違ったのかな


アオが笑いながら


「お兄ちゃん おやつだよ~ ねぇ」


ラナはコクリと頷く そして カイも


おやつ?


イリスが笑いながら


「あつし様のお金で 毎日おやつを買って食べてるの これからも休憩は皆でしようね いいでしょ」


「んっ いいけど それでいいのか」


ラナもカイも笑顔でコクリと


(お おやつの方がいいのか?)


(まあ お金の使い方が分からないのかな? 勉強もさせないとダメかもね)






全てが上手くいっていた


俺がこの世界に来て3ヶ月で金貨は1万枚になっていた


だが


小さな反乱が起こる


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