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「「アイテムボックスについて」」


「「アイテムボックスは 特殊な空間に物を無限に収納することが出来ます 収納するためには手に持つ必要があります 生物や重くて手に持てないものなどは収納することが出来ません アイテムボックス内には時間経過がないので 腐ることもなく 入れた時と同じ状態で取り出せます」


おおっ さすが異世界の定番能力 凄い


ラナはレベル3で


カイはレベル9でアイテムボックスを覚えることが出来る


俺の特殊能力鑑定は まだ覚えてない特殊能力も 表示されるのだ そして レベルいくつで覚えるのかも分かる


特殊能力を持つ奴隷の値段は高いのだが


それは覚えている者


つまり 俺の特殊能力「鑑定」のように これから覚えることの出来る特殊能力を鑑定出きる人は少ないのか それとも いないのか


・・・


俺はギルドで強い護衛を雇い ラナとカイのレベル上げを安全に行うことにした


レベル9までなら オーク退治でレベルを上げるので


レベル10~15の冒険者を雇う


しかし 俺は安全を考え レベル20の冒険者を4人雇うことにした


まあ それでも 1日1人金貨5枚 4人でも金貨20枚


更に ラナとカイには B級の防具を金貨30枚でレンタルして装備させた


魔物退治は命がけ いきなり 襲って来られる可能性はある


ギルドの受付でも レベル20の冒険者が4人もついているなら 80%くらいは大丈夫ですよっと平気な顔で言われたからね


20%の確率で って危険過ぎるよね


しかし 冒険者がレベル10になるまでに死ぬ確率は50%以上なのだと


B級の防具をつけた状態なら どれくらいかと聞くと


苦笑いされながら ほぼ大丈夫だと思いますと


ほぼか


まあ 100%安全だと言って 死亡すると責任問題になるから 言えないだろうけどね


合わせて金貨80枚だが


今後のことを考えると安く感じる


・・・


心配をしていたのだが


ラナとカイは元気よく戻ってきた


戻ってきた ラナ カイのレベルは2人とも10になっていた


俺は冒険者にお礼を言って


ラナとカイと屋敷に戻る


俺が屋敷に付くと イリスがムッとした顔で近寄ってきて


「掃除なら私がするって言ったのに」


「アオもするよ」


「ありがとう 2人とも ラナとカイはね 特別な力を持っているんだ 今後 絶対に必要な力なんだよ」


イリスは驚いていたが


それよりも ラナとカイが驚いていた


(あれっ?)


「ラナ カイ 自分の特殊能力のことを知っているよね」


ラナは困惑した顔をしていたが すぐに


「えっ どうして」


カイも


「ええ 何で」


(あれっ 気づいてなかったのか まあ 普通の子がステータス画面なんか確認しないよな)


冒険者ならすぐに気づいただろうが 一般の人はステータス画面を滅多に確認しない


特にラナのような女の子は普通ならレベルを上げることなく一生を終えるので 特殊能力を覚えることがなかっただろう


特殊能力を覚える才能があっても 埋もれたままの人は多いようだ


「ラナ カイには いろんなことをお願いすると思うけど よろしくな」


ラナはすぐにコクリと頷いたが カイはアイテムボックスを覚えたことに興奮して話を聞いていない


じゃあ とりあえず ラナとカイ 金貨3千枚づつ 持っていてくれ」


イリスは驚きながら


「さすが あつし様ですね」


「まあ これはイリスが稼いでくれたお金だよ ありがとうな」


イリスは嬉しそうにコクリと頷き アオは


「えへっ アオの分も入っているの~」


「まあ そうだな アオの分も入っているよ」


イリスはキョトンとした顔で


「あつし様? どういうことですか」


「んっ ああ アオが使わないから 全て預かってってと言うから 借りることにしたんだよ 1年間で1割の利子をつけて返すからね」


「うん」


イリスは


「えっ 全て? 毎日 高そうなおやつを買ってるでしょ」


「これは お兄ちゃんが買ってくれてるの アオは一枚も持ってないよ~」


「まあ イリスはしっかりしてるからな アオ 困ったことがあったら すぐに返すからな」


「いらない~ 使わないもん」


「まあ 今はね その内ね」


騙されても可哀想なので俺が預かることにしている 大きくなったら利子をつけて返してあげたらいいだろう 何かあったときのために ギルドから貰った正式な書類に書き置きを残している


イリスは収入の半分は自分のために 残り半分は自分の育った孤児院に寄付しているのだそうだ


イリスにもアイテムボックスに何でも収納してもいいと言うと それじゃあ ラナちゃんにお願いするねっと




俺は何も言っていないのに 次の日から イリスやアオ達と一緒に ラナとカイも回復薬作りを手伝うことになった


子供同士 話が合うようで楽しそうにしているので 止める必要はないよね


まあ ラナとカイには特別に色々とアイテムボックスの中に入れてもらっているんだけどね


食べ物や消耗品 そして 大量のスライムを入れてもらっている


お金も重いので 金貨100枚を残し 残りはアイテムボックスの中に 金貨100枚でも重いので屋敷に置いているんだけどね




商人達は俺の回復薬が毎日完売していることを把握している


毎日 金貨8百枚を売り上げていることも把握しているだろう


探りを入れてくる人が どんどん増えて来ている


作り方を盗もうとしているのだろう


作ってくれている女の子達には秘密にしてもらっているのだが


知らない人に作り方を聞かれたと毎日のように報告されるようになってきた


まあ イリスやアオでさえ スライム液に苦草を漬け込んでいることは知らないので大丈夫なんだけどね




俺がお昼にオークの肉を孤児達に振舞っていると


苦草を集めている大人達が増えてきたのが分かった


秘密と言っても 子供


あの手この手で聞き出すのは難しくないだろう


ばれても 値段が下がって 誰にでも使えるようになるから この世界のためになるかもね


いや それだと 診療所で働いている回復魔法使い達や下級ポーションを作っている人達が困るって言ってたか


う~ん まあ その時は その時だよね





(回復薬に代わる他の物か 何か他に稼げる物は無いかな~)


(稼ぐことが出来る物 ・・・ う~ん)


・・・


俺は暇つぶしにマニュアルの一覧を見ることにした


おっ これは


武器作りについて



・・・


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