25
俺達がポンテコの街に着いたのは
出発から3ヶ月以上経った後だった
楽しかったから もっとのんびり回ろうとしていたんだけどね
王都で1ヶ月前にユイさんと約束をしてしまったので その前に帰ることにしたのだ
「お兄ちゃん 凄いね」
「ふっふっ あつし様 皆 楽しそうですね」
「えっ う うん そうだね」
街は孤児達で溢れていた
この国のほとんどの孤児達がこの街に
更に 冒険者や商人も沢山集まってきていて
街は物凄い賑わいに
(う~ん 王都よりも 凄いんじゃないのか?)
お昼に魔物運びをしてくれている孤児達の様子を見に行くと
ノルン達が笑顔で手を振って出迎えてくれた
「ご主人様 私達が倒したんですよ」
沢山のオークが解体されて焼かれていた
(へぇ~ 頑張ってるみたいだね)
ノルンのレベルは21に上がっていた
レベル26になると 特殊能力 勇者を覚えるので25まで上げていいと言っていたのだが
「無理したらダメだからな」
ノルンも ノルンのパーティメンバー達もコクリと頷いた
戦闘職の子達は巫女を除くと
勇者 1人
剣神 3人
剣王 7人
槍神 4人
槍王 5人
魔法神 1人
魔法王 1人
22人まで増えている
とりあえず レベル10にするようにと
特殊能力を覚えるレベル未満にすることだけを言っていたのだが
ほとんどの子供達はレベルが20になっていた
(う~ん 無理してないのか 無理して死んだら あれっ)
「ノルン その装備は?」
ノルンは嬉しそうに
「メンスくん達が作ってくれたの」
(えっ えっ メンスが? え~っと A級の武具はレベル32からだよね)
ノルンに聞くと
笑顔で教えてくれた
ご主人様のために SSS級の武具が作れるように 毎日 レベル上げを頑張っているのだと
自分の小遣いで強い冒険者を雇っているのだと
(えっ 小遣いで まあ メンス達の1日の稼ぎは金貨5000枚 レベルが上がったなら それ以上か 強い冒険者を雇うのは朝飯前か)
(はぁ~ みんな頑張っているんだな)
武具職人は現在32人もいるので イリスが決めていた1日30本は簡単に作ることが出来る
・・・
実際は ・・・ 10倍の300本を毎日作って売っていたようだ
イリスに教えて貰った時は驚いたよ
A級が作れるなら ユイさんの杖を
・・・
A級の魔鋼石 魔法石をスライム液に漬けて そして ユイさんの髪の毛を1本
こっちにも
・・・
それから 8日後
俺が部屋でのんびりしていると
イリスがムスッとした顔で部屋に入ってきて
「あつし様 お客さんです」
(んっ 誰だろ)
イリスのすぐ後に アオを抱いたユイさんが入ってきた
「あつしくん 久しぶり~ 元気だった」
「は はい お久しぶりです」
「ふっふっ で 出来たかな」
「えっ そのまだですね まだ 出来るのか分かりませんよ」
「そうなの てっきり出来てると思ってたんだけど」
イリスがきっぱりと
「あつし様になら 出来ますよ」っと
ユイは笑いながら
「でしょ」っと
(はぁ~)
「その 今は忙しいので 数日後に試してみる予定なんですよ」
「へぇ~ 忙しいんだ~ へぇ~ そうなのねぇ ふっふっ 数日掛かるのね~」
(ははは バレテるのかな?)
「まあ 2日後に試してみます」
「ありがとう じゃあ 私達は それまでダンジョンに潜ってみるよ おみあげ期待してていいわよ」
「アオも~」
「ふっふっ アオちゃんにも 凄いおみあげ見つけてくるね」
「うん」
ダンジョンか
ダンジョン
危険な分 見返りも大きい
運次第だが どんな物でも手に入ると言われているそうだ
進めば進むほど 魔物は強くなっていくが 宝箱からレアな物が出る確率は上がっていくのだと
ダンジョンは 神殿のような白い建物の中にある魔法陣の上に乗ると転移で入ることが出来るそうだ
ダンジョンには次の階への階段はないが 代わりに宝箱の中から 階層石という直径5cmくらいの黒い石が出る
次の階層の数字が刻まれていて 1度ダンジョンを脱出して 入り口の魔法陣の上に それを持って乗れば その階層に転移出来る
ダンジョンは広大な空間で沢山の冒険者が入っても滅多に出会うことはない
同じ階層でも転移される場所はランダムだそうだ
脱出の魔法陣は各階に沢山あり 光の柱が遠くから見えるので30分くらい歩けば脱出の魔法陣に辿り着くことが出来る
初めてのダンジョンでも 階層石を他の人から譲ってもらったり 他の冒険者がギルドに売った物を買うことで
階層石に刻まれた階に転移することが可能だと
まあ 俺が入ることはないだろうけどね
・・・
ユイさんの武器は成功した 氷魔剣 氷魔槍 氷魔杖
戻ってきたユイさんからは お礼に沢山のアイテムを貰う
・・・
アオは とんでもない物を貰っていた
・・・
魔物の骨
・・・
S級ゴーレムの素材となるドラゴンの骨を
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