美少女宇宙人
離島に上陸した隊員が宇宙人に攫われてしまう。
「見て、あれかわいい。」「君のほうがかわいいよ。」美少女達が動物園で話している。しかし彼女等は地球人ではなく、話しているところも地球ではなかったが彼女らが見入っている檻は地球から連れてこられた動物達のものだ。解説文によるとヒトという動物でモンゴロイドという品種のニホンという群れの個体群であるらしい。宇宙人達のあずかりしれぬところだったが檻の中の個体群も彼女等をみていた。皆故郷の恋人や妹や娘を思い出しているのだろう。事の顛末はそもそもこうだった。ある日日本領海に新しい島ができていた。それだけなら普通だったが分析によると島は貴重な資源の塊であり、俄然様々の国が食指を伸ばし始めたのだった。日本政府は先を越されては大変と部隊の送り込むことを決め、輸送艦を派遣した。歩兵や戦車高機動車が上陸したあと異変はおこった。島が急に浮き上がりさらには島の中心の真上から半透明の壁のようなものが現われ、島を隔離してしまった。その様子を月軌道より遠くから眺めている者達がいた。宇宙人だ。2体の宇宙人はこんなことを話していた。「新しい展示動物は人気がでるだろうか。」「その前に病気を持ってないか調べなくちゃ。」