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異世界行きました

「おぉ、成功だ・・・」


ざわめきとともに声が聞こえ加賀雄太が目を開けると車にいたはずなのに見たこと景色が広がっていた。

豪華な装飾が施された部屋にRPGでしか見たことの無い服を着た王様のような格好をした男性。深くローブをかぶった2~30人の人。


「ここはいったいどこだ?」


そして隣には当たりをきょろきょろ見渡すアイドル顔負けの容姿をしている青年。

加賀雄太も今の状況が飲み込めなかった。確かに眠る前までは母親の車の中にいたはずなのに、声がして目を開けてみると知らない景色が広がっていたのだから、状況が飲み込めなくて当たり前だ。

加賀雄太と青年が戸惑っていると王様のような人が話しかけてきた。


「よくぞまえられた異界の勇者様よ、突然のことで戸惑っているだろう説明するのでこちらへ来てください。おい、勇者様をお連れしろ」


「分かりました」


多くいたローブの人達の中から二人が加賀と青年の元へ来た。


「どうこちらです」


「私たちについてきてください」


二人とも声は女性のものだった。

ローブの二人はそう言うとどこかに向かって歩き出した。

加賀と青年は言われがままにローブ二人についていく。

先ほどまで部屋を出ると金色に装飾された豪華な廊下が長く続いていた。


「こちらです」


ローブが案内し加賀達は歩き始めた。

廊下の端には様々な装飾品が置いてあり壁には大きな絵が書かれていた、その中には加賀雄太の興味を引くものが幾つか飾ってあった。

加賀雄太が壁の絵を見ていると隣の青年が小声で話しかけてきた。


「なぁ、一体全体どうなっているか分かるか?」


「いや、わからない」


「だよな、俺もさっぱりだ。気づいたらここにいた感じだ、君もそんな感じか?」


「あぁ」


「やっぱりそうか、俺は青井将こんなことに巻き込まれたもの同士仲良くしようぜ、君の名前は?」


「加賀雄太」


「加賀雄太か、よろしくな雄太」


馴れ馴れしく話しかけてくる青井将を軽く聞き壁に飾ってある絵を見ていると、大きな扉の前に着きローブの二人が立ち止まった。

どうやら目的の場所に着いたらしい。


「こちらにお入りください」


「私たちはここで待っていますので」


「「どうぞ」」


二人に促され加賀と青井は大きな扉を押すとゆっくりと扉は開いた。

加賀達が部屋に入ると真っ白な部屋が広がっており何もなかった。

真っ白な別世界に来た感覚が加賀達を襲いかかった。

遠近感覚が狂うぐらい何もなく白い世界、先ほどまでなかった不安が体中を駆け巡る。


「・・・」


先ほどまで気楽に話しかけてきた青井も余裕がなさそうだった。

そんな時、二人の不安を取り去るように突如、虚空から一人の女性が現れた。

このとき、二人は現れた女性に見惚れていた。

先ほどの不安が嘘のようになくなりただ突如現れた女性に見惚れていた。


「こんにちは、異界のものたちよ私はこの世界の女神ミュレアです」


突如現れた女性、ミュレアは自らを女神と名乗った。

なるほど確かに女神と名乗られてもおかしくないなと二人は思う。

それほどまでにミュレアは美しく神々しいかった。


「早速ですがいきなりの状況で戸惑っていると思いるあなたたちに状況を説明したいと思います」


「説明か・・・」


平常心を取り戻した青井がありがたそうに呟いた。

確かにここにきての状況の説明は加賀にとってもありがたかった。

右も左も分からず流されていた状況なのだ、いい加減状況を把握したいだろう。


「まずここはあなた方の世界とは異なる世界です」


「そんな・・・!」


いやそれはなんとなく分かるだろと、加賀は心の中で青井の反応に対して悪態ついた。

まずこんな場所地球にあるわけないだろう加賀思っていたので青井の態度は少しイラついた。

というか先ほど女神が異界のものって言っていただろというのが加賀の素直な感想である。


「そして、あなたがたはこの世界の勇者として呼ばれました。」


これも加賀は分かっていた、はじめにあった王様のような人が加賀達に対してそういっていたのだ。

勇者、異世界と来て次に加賀達の目的を言われるだろうが加賀は何と言われるか予想がついていた。

もし加賀の予想どうりだとおそらく━


「この世界にいる魔王倒す為にあなたがたはこの世界に呼ばれたのです」


「ま、魔王!?」


青井がうるさい。

やはりと加賀は思った。こんなテンプレのような状況だ誰でも予想できるだろう加賀は思ったが、前言撤回目の前に驚いていたやつがいた。


「まってください、俺はここに来る前までは普通の高校生だったんですよ、それなのに魔王を倒せなんていわれてもできるわけがない」


「それについては安心してください、この世界に行く途中あなたがたには私の祝福をかけました、もうあなたがの体は鍛えればいくらでものびる体にしました、はじめこそ普通ですがすぐに英雄レベルまで成長しますよ」


「おお、それはすごい」


「さらに今からあなたがたに合った力を授けましょう、さぁ目を瞑ってあなた奥底の願いを具現化します、さあ」


加賀達はミュレアに言われ目を瞑った。


いやー物語ってむずかしいですねー 

感想、評価くださると嬉しいです。


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