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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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初めての、その3

僕とカンナは今フードコートに来ています。


ちょうど窓際の席が空いていたので、そこに腰掛けるとカンナは食べ物屋の看板メニューをキョロキョロと見てますよ。


「カンナ、お待たせ」


僕が目の前の店屋でセットメニューを二つ買い、トレーに載せてテーブルの上に置くと、


「ヒロ、ここには食べ物がいっぱいあるんですね」


「まあね、ここは食べ物屋が集まったフードコートだからね」


で、僕が買ってきたセットメニューをマジマジとみてます


「ヒロ、これは?」


「あ、これはハンパーガー、これがポテトで、こっちがジュース、で、ソフトクリームだ」

「よくアニメや漫画なんかで異世界から来た人が最初に食べる、まぁ定番の食事アイテムかな」


「ふ〜ん。で、これはどうやって食べるんですか?」


「これはこう。これはこのまま……」とカンナに説明。


カンナがハンパーガーにパクリと一口。

「あ、あ、お、おいしいです。おいしいですヒロ!じゃぁこれは」と、ポテトを一つ。

「これもおいしいです。、この冷たい飲み物は」カンナがオレンジジュースを一口

「この飲み物もおいしいです。ヒロ、この白くグルグル巻いたような食べ物は?」


「うん、あ、ソフトクリームな。食べてみな」


「うん」とカンナがソフトクリームの上を一口パクリと……。


「う〜ん(笑顔)お、おいしい⁈」


「そうか、うまいか?よかったなカンナ」


「うん、パク、パク」


「こうやってカンナが夢中になって食事してるのを見ると何か癒されるな」

ヒロは優しい目でカンナを見つめた。


「な、なんなんですか?ヒロ。分けてあげませんよ」


「こいつ、これが無ければなぁ〜。うん?

空の天気が怪しくなって来たなぁ。天気予報では一日中晴れだったはず…」


窓の外は急に暗くなり今にも雨が降り出しそうだった。


「ゴロゴロ…ゴロゴロ…」


空が少し光、雷の音も遠くに聞こえた。


「この時期に夕立か?カンナ、それを食べたらアパートに帰るぞ」


「えっ?ええヒロ」


『なんだろ?なにか胸騒ぎがする。胸騒ぎ?いや、違うなぁ。カンナの入ったDVDを取った時の感じに…に……て…る?うん?やっぱすげぇ嫌な感じ』


僕はブルっと寒気を感じた。


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