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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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ドライブその3

国道1号線を海に向かい俺達三人を乗せた車は途中、伊良◯岬の案内板を左折、暫く走ると田舎道に出た。

周りは田んぼや畑、そして先程の密集していた民家も少しづつ少なくなって来た。


「もう暫くしたら左側に海が見えるぞ!」


そう俺が言って海岸沿いに出る道路(国道42)を右折、

そして民家や畑の遥か向こうにキラキラ輝く湖の様なのが‥‥‥。


「‥‥海が見えた‥‥」


「えっ?どこ?‥‥‥あっ!」

後部座席左側にいる青葉はウインドを開け


「ねえ?何処なの?あれ?あれが海なの?」

カンナはキラキラ輝く海の方に指を指して、


「‥‥そうだよカンナ‥‥あれが海だ」


「そうよカンナ、まだ遠くて小さく見えるけどあれが海よ」

青葉の後ろにもたれながら覗き込むカンナにいった。


「‥‥‥あれが海‥‥‥あれが‥‥海!」

カンナが感動した様な言い方で言って、


「そうよ‥‥私も久しぶりに見たわ!う〜ん!

来たんだわ!海に!」

青葉は感極まって言った。


「お、おい。窓開けながら走っているから顔を出すんじゃないぞ!危ないから!」

ヒロは二人に注意すると


「「はあーーいぃ!」」

と青葉とカンナは外の景色を見ながら心地いいぐらいの返事をした。


『はあ〜っ‥‥まあ、しょうがないか。青葉は数年ぶりだし、カンナは初めての海だもんな』

ヒロは心の中で呟く。


そして海沿いの道路はだんだんと海に近づき、

「ザザア〜ン」と波音と潮騒の香りが走る車の車内に入って来た。


カンナは地平線の向こうまで続く海に

「ねえねえ!これ‥‥本当に全部海なの?」


「うん?ああっ、全部海だ」

ヒロは答え、


「ヒロ君!早く止めて海に行こうよ!海に!」

青葉が急かして言って来た。


「慌てるなって。もう少しで駐車場の有る場所(日出の◯門)が有るからそこからのが海に近いから」

ヒロがそう言うと青葉とカンナは


「「早く、早く!」」

「もう少しだって」

「「早く!早く!」」

「だから、もう少し」

「「早く!早く!」」

「あーっ!だから!もう少し!」


とか言い合っているうちに駐車場のある場所(日出の◯門)に着いた。




評価を入れて下さり、ありがとうございます。

ほんと〜うに励みになりますのでこれからも

宜しくお願いします。

(((o(*゜▽゜*)o)))♡


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