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眠り姫の穏やかなゲーム内睡眠  作者: 糸岡 めむ
22/24

22 「HALO」

忙しくてケツ毛が燃えていたので遅れた上に短いです。

闘技大会当日。

午前中はママに外を連れ回されていたので、午後からのログインです。




○始まりの街 闘技スタジアム 上空



ログインすると知らない天井どころか、雲ひとつない青空だった。


「…………ん?」

「あら、おはようハルカちゃん。では投下」

「投下、了解」


え?


ガコンッ


背もたれが凄い角度まで倒れて後ろに投げ出される。


あーはいはいドッキリでよくあるやつね。

……数百メートルの高さから落とされてるのは見たことないけど。こんなとこからじゃ池にドボンじゃなくて、私が血で池を作ることになるよ。


……………………。


「きゃああぁぁーーー!!!」

「あらあら、驚かせちゃったわね」


驚かないわけないじゃん!


「大丈夫よ、私達ロードマスターとしての訓練もしてるから」


ロードマスターってなに!


「目的地への迅速な移動は我々ハルカ運送にお任せください」


……これは話が通じないタイプのお姉ちゃんだ。

一周回って逆に落ち着いてきたよ。


「着陸はどうしたらいいのかしら」

「……えっ?」


なんかとんでもないこと聴こえた気がするけれど。





*****


「さて、かねてより行われていた街への侵入方法会議だけれど、こんな本を見つけたわ」

「きれいな本ですね」

「西の大国で作られた本らしいのだけど、ここに興味深いものが載っていたのよ」

「ほほう、そこに街への侵入方法が記されている、と」

「まぁ、そんなところね。名前は……ええと、高高度降下低高度開傘。縮めてHALO、というらしいわ」


*****




「ってことがあったのよ」

「ん?私の耳がおかしいんじゃなければ、何の説明も受けてないけど」

「ええ、それはもう大変だったわ。高度を稼ぐ為に徹夜で山登りして、そこから浮遊してここまで来たのだもの。【念力】は数メートルしか浮けないとはいっても、スタート地点が高ければセーフだったとは……盲点だったわ」

「独り言の途中悪いんだけど、このままだとそれが遺言になるよ」

「さて、取り出したるはすごいスライム」

「ハァイ!」

「めっちゃ裏声だけど」

「俺が頑張って衝撃を吸収するよ!」

「流石に無理だと思う」

「まぁ、ぶっちゃけ私は飛べるから問題ないのよ。抱き抱えてる2人も然り」

「あー、そういえばそうだったね。まぁ何かしらの安全マージンはあるとは思ってけど。

あと、他の3人は?」

「さぁ?適当に降りるんじゃないかしら?」

「下手なことしたら、また街に入らなくなるから気をつけてよね」


さて、やたら広いアリーナ?スタジアム?が見えてきました。

多分この中央に落下するんだと思うけど……。

今日の大会に向けて設営してる人達もいるし、……怒られるよなぁ。


さて、ビクビク震えながら街へと到着です。

ジェラート○ケの部屋着買ったんですけど、もふもふすぎてやべえーと思いながら寝たら、翌朝汗だくになってて、これが『本物』の部屋着か……って思いました。やっぱ部屋着とパジャマ兼用の方がいいっすね。

(正直闘技大会よりもドンパチサッカー大会とかの方が面白そう)

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