22 「HALO」
忙しくてケツ毛が燃えていたので遅れた上に短いです。
闘技大会当日。
午前中はママに外を連れ回されていたので、午後からのログインです。
○始まりの街 闘技スタジアム 上空
ログインすると知らない天井どころか、雲ひとつない青空だった。
「…………ん?」
「あら、おはようハルカちゃん。では投下」
「投下、了解」
え?
ガコンッ
背もたれが凄い角度まで倒れて後ろに投げ出される。
あーはいはいドッキリでよくあるやつね。
……数百メートルの高さから落とされてるのは見たことないけど。こんなとこからじゃ池にドボンじゃなくて、私が血で池を作ることになるよ。
……………………。
「きゃああぁぁーーー!!!」
「あらあら、驚かせちゃったわね」
驚かないわけないじゃん!
「大丈夫よ、私達ロードマスターとしての訓練もしてるから」
ロードマスターってなに!
「目的地への迅速な移動は我々ハルカ運送にお任せください」
……これは話が通じないタイプのお姉ちゃんだ。
一周回って逆に落ち着いてきたよ。
「着陸はどうしたらいいのかしら」
「……えっ?」
なんかとんでもないこと聴こえた気がするけれど。
*****
「さて、かねてより行われていた街への侵入方法会議だけれど、こんな本を見つけたわ」
「きれいな本ですね」
「西の大国で作られた本らしいのだけど、ここに興味深いものが載っていたのよ」
「ほほう、そこに街への侵入方法が記されている、と」
「まぁ、そんなところね。名前は……ええと、高高度降下低高度開傘。縮めてHALO、というらしいわ」
*****
「ってことがあったのよ」
「ん?私の耳がおかしいんじゃなければ、何の説明も受けてないけど」
「ええ、それはもう大変だったわ。高度を稼ぐ為に徹夜で山登りして、そこから浮遊してここまで来たのだもの。【念力】は数メートルしか浮けないとはいっても、スタート地点が高ければセーフだったとは……盲点だったわ」
「独り言の途中悪いんだけど、このままだとそれが遺言になるよ」
「さて、取り出したるはすごいスライム」
「ハァイ!」
「めっちゃ裏声だけど」
「俺が頑張って衝撃を吸収するよ!」
「流石に無理だと思う」
「まぁ、ぶっちゃけ私は飛べるから問題ないのよ。抱き抱えてる2人も然り」
「あー、そういえばそうだったね。まぁ何かしらの安全マージンはあるとは思ってけど。
あと、他の3人は?」
「さぁ?適当に降りるんじゃないかしら?」
「下手なことしたら、また街に入らなくなるから気をつけてよね」
さて、やたら広いアリーナ?スタジアム?が見えてきました。
多分この中央に落下するんだと思うけど……。
今日の大会に向けて設営してる人達もいるし、……怒られるよなぁ。
さて、ビクビク震えながら街へと到着です。
ジェラート○ケの部屋着買ったんですけど、もふもふすぎてやべえーと思いながら寝たら、翌朝汗だくになってて、これが『本物』の部屋着か……って思いました。やっぱ部屋着とパジャマ兼用の方がいいっすね。
(正直闘技大会よりもドンパチサッカー大会とかの方が面白そう)




