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眠り姫の穏やかなゲーム内睡眠  作者: 糸岡 めむ
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1 「オールランダムで」

入院中に暇すぎてポチポチ書いてたやつです。

小説を書くのは初めてなので色々ボロボロです。

それでもよければ作者の初めてをご覧ください。

ヘッドギアを装着して、ゲームを起動してしばらく待機。

意識がゆっくりと落ちてゆく。

気がつくと、一面真っ白な世界だった。


《ようこそ【サンクチュアリ】へ!》


あっ、どうも。

大人にお姉さんの声だ。

まぁ私のアダルトレディボイスには負けるけどね。


《名前を教えてください》


「ハルカ・パレスティアでお願いします」


小さな女の子の声だ。

誰だ?

私だよ。

とりあえず、弟と妹と決めた名前を伝える。


《ハルカ・パレスティア様でお間違いないですか?》


「大丈夫です」


《次に、アバターの設定に移ります》


来た。

この瞬間を待っていたんだ。


《いくつかのパターンが用意されておりますので、その中からお選びください。その後、調整を行います。なお、身長は変更出来ませんのでご了承ください》


一気に畳み掛けてきたな。

……うん?

身長は変更出来ない?

…………。

はあああああ!?!?!?

私、身長いじって楽しめると聞いたからこれ始めたんだよ!?

150センチ超えも夢じゃなかったのに!

……あぁ。

なんのためにあの変態教授からゲームを受け取ったんだ……。

ただ虚しい……。

あぁ……。

もういい……さっさとキャラ作って終わろう……。

FPSの世界に帰ろう。

高身長兵士万歳。


「髪の色を銀、瞳は赤にしといてください。他は現実のまんまでいいんで……。」


一応私は好みには合わせておく。

再び起動するかは知らないけど


《承りました。では、種族と初期スキルの設定に移りま


「オールランダムで」


食い気味でいく。

もう用はないんだ。


《承りました。では、チュートリアルを開始し


「スキップで」


《承りました。チュートリアルはメニューからいつでも開始できます。メニューの開き方は頭の中で念じるだけです。》


《では、良い旅を!》




○始まりの街 噴水広場


《称号【第一旅人】を入手しました》


称号?いらんいらん。

さぁ、ログアウトだ。

ポチッとな。

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