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Free job online ~祝育士としての日常~  作者: 八神 憂
海の街と新規さん
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新規プレイヤー 1日目 1-1

 新規プレイヤーとの出会いのその前に。

 前話に少し書き足しました。とはいえ見なくても1行目でおさらいするのですが。

 カナ達に装備の依頼をしてログアウトして次の日の朝。土曜日という事もあり両親は休みでのんびりとしたものであった。昼までの団欒の後、両親が出かけて姉と2人で現在メンテナンス中のゲームの事について話していた。


「メンテナンスももう少しで終わりだな。アキは何か活動の目処はあるか?」

「うーん……カナさん達から装備受け取った後は特には。梅乃ちゃんに町の案内をする位かな。小太郎さんは勝手に動くって言ってたし」

「小太郎はまあそうだろうな」

「フユ姉は?」

「私か?ログイン後に少し私的な用事を済ませて、その後ギルドメンバーと一緒に新しく開通した町を目指すって感じだ」

「いきなり次の町目指すんだね」


 2週間程かけて拠点を増やした自分とは大違いだと心の中で思いながらも話を続ける。


「アキはアップデートの内容は確認したのか?」

「アップデート対象多すぎて全部読み切れてないかな」

「つまり分からないと」

「端的に言えば」

「まあスキルやジョブ、グラフィックの修正と項目多いからな。アキに関係ありそうな所だけ言っていくか」

「お願い」


 姉がアプデ内容から関係ありそうな物をピックアップして説明を行う。まとめると以下の3つであった。

1.街中でのHP及びMPのアイテム使用時に過剰回復が適用される。

  今まで300しかMPがなかったら300までしか回復出来なかったのが600と1000とか限界以上に上積みで回復出来る様になる。

  無論フィールドに出たり決闘システムを使うと本来の上限に強制的に戻されるし自身のMP上限以上の魔法は打てない(MP10のプレイヤーが過剰回復してもMP100の魔法が打てないけれどMP10の魔法を小刻みに発動できる)

  これに関しては加護魔法を使う多くのプレイヤーから実装の要望があったため実装されたのだろうとは姉の談。


2.チャンネルシステムの適用。

  サーバー増設とプレイヤー増加に伴いMMO物定番のチャンネルシステムが導入される。1~3までチャンネル増加される事で狩場の混雑を軽減するのが目的らしい。


3.新たな食材アイテムの追加。



「アキ的には1つ目と3つ目が重要だろう」

「うん。1つ目は特に嬉しいかな。いちいち回復するの手間だったんだよね」

「ギルドの連中も似たような事言ってたな。食材に関しては初めの町に出回ってなかったら私達が買ってくるか」

「ありがとうフユ姉」


 後はあまり重要ではないためマチマチの解説で終わり最後に加護についての報告があった。


「集福の加護に関しては数をこなしてないから詳しい数値は出てないがドロップ数は20%でドロップ率は5%と言った所だな。まあ感覚だし参考程度で」

「ふむふむ。そこまで差は無いって感じるけど……集めてる側からしたら大きい差なの?」

「まあ大きいっちゃ大きいな。特にドロップ率の方はな」

「そういうものなんだ」

「そういうものだ」


 広まったら頼まれるんだろうなと覚悟して姉は「こんなもんだな」と切り上げて自室に戻るので秋太も同じく自室に戻りログインの準備をするのであった。


 日本時間13:00 メンテナンスが終わり本体更新とアップデートが始まる。

 アップデート終了の後、ログイン画面に入りいつものようにゲームに入るのかと思いきや1つ確認が増えていた。


「あ、チャンネルの選択か。下のバーが赤い程人が多いって事かな」


 そんな事を考えながらチャンネル1を選択してゲームを開始するのであった。

 姉と一緒にアプデ内容を確認しようのコーナーでした。(その設定が生きるとは言ってない)

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