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Free job online ~祝育士としての日常~  作者: 八神 憂
海の街と新規さん
66/69

新規プレイヤー 1日前 夜1-1.5

 初の姉視点になるのかな?若干主人公の闇に触れたり触れなかったりする。天真爛漫で無垢なアリアというイメージに割とヒビを入れる回になると思います。

 自身のギルドのあれこれが一段落し一息ついていた姉がアリアのメッセージに気付くのは送られてから20分経った頃であった。


「ん?また変なのでも貰ったか?」


 基本教会引きこもりという変わったゲームスタイルである我が家族の謎の発見の数々。使えるモノからしょうもないモノまで様々な事を運んでくるが、さて今回はどっちだろうかとメッセージを開く。


「経験値があるからこれもあるとは思っていたが……遂に見つかったのか」


 今までも未開放のジョブの取得条件がいくつか報告されていたが、祝育士関係のジョブは未だに報告がなかったのである。そして一緒に付属されている取得条件を見てギルド軸のプレイスタイルだと気付かない条件だと納得してしまう。


「特定装備の取得が条件とはなぁ……いや今までの報告にもあるにはあったが」


 その装備を貰うクエストは割とわかりやすく、けど密かにギルドとは別の場所でやっていた。今回もその類だったのだろう。


「話を聞きたいし加護の補正がどれ程か確かめたいな」


 メッセージを見てそんな事を呟いていると自身の部屋のドアがノックされる。とはいえ開けっ放しであるため形だけのノックであるのだが。目を見やるとそこにはスイが立っていた。


「ミカンちょっといいかしら」

「なんだ」

「ギルドへの要望を聞いてみて統計を取ってみたのだけど……」


 メモ欄に記帳してある統計を見てやっぱりかと思ってしまう。


「祝育士の数を増やして欲しいって……十分確保してる筈なんだがなぁ」

「ミカンもその反応って事はやっぱり?」

「間違いなくアリアの事だろうな」


 ちょいちょい遠回しに催促はされている事は分かっていたのだがと思いながらもアリアの自身のギルドの加入へは乗り気ではなかった。


「アリアがこのギルドに入ったら少々問題がな」

「他のギルドからとかって感じではなさそうね」

「そこは家族だからって言えば渋々ながら引っ込むだろうさ。折角だ今さっき得た加護とかと合わせてスイには説明しとくか」

「そんなに深刻なのかしら」

「深刻って程ではないが……まぁ見れば分かるか」


 先程のメッセージを可視化してスイに見せる。「あら」と興味深そうに眺めている中疑問を投げかける。


「そのジョブの取得条件はギルドに入ったら達成できると思うか?」

「難しいでしょうね。ソロでの活動が厳しい支援職の中でも更にギルド色が強いジョブに教会のクエストなんて達成している余裕は無い。それもプレイヤーに引っ張りだこなジョブなら尚更」

「だがアリアは取得した。それもアイツ自身が選んだ関わりの中でだ」

「そうね。でもそれがどうしたの?」

「アリアには私が選んだ繋がりよりも自身が選んだ繋がりを優先させたいんだ。ジョブ云々は関係無くな」

「?あまり話が見えて来ないわね。自分のプレイに縛らせたくないって事かしら?」

「それもあるが何よりアイツ自身、割と依存症の部類なんだ。自覚は無いだろうが……だからそれを緩和出来ればなと」

「アリアちゃんが依存症?そんな印象ないんだけど」


 だよなと嘆息。そしてどう説明したものかと言葉を選びながらも続ける。


「アリアのジョブ活動の大半が「姉の為」という理由で行われているんだ。アユ等一部除く他のプレイヤーへの加護に関しては表情は笑顔だろうが「どうでもいい行為」と思っている」

「そうなの?確かに加護を眺めていて楽しそうという印象はあまり抱かないけど」

「その印象が分かるなら話は早い。要は一部以外どうでもいいというのを無くしたいというのが目的だ。教会の奥での活動を見る限り楽しそうに過ごしているからな」

「ふむふむ」

「そうして関りを広げていって私関係以外の繋がりを作る重要性を知って欲しいんだ。その点ではシラヌイ達には感謝しているよ」

「……つまりギルドに入れるのを渋る理由は」

「私のギルドへ入ったらゲーム内での交友の広がりがほぼ絶望的になってしまうんだ。アリアの~ではなく姉の~になるからな」


 そんな訳だと話を終わらせる。スイ自身も姉の理由に納得した表情と同時に難しい表情を浮かべていた。何とも言えない空気であるがお構いなしに姉自身がその空気を壊す。


「それはさておき新しい加護の効果を知りたいのも事実だ。掲示板にもこの情報はおいおい書き込むとするかね。あ、他の祝育士プレイヤーに教会のクエストを進めるのを促しておいてくれ」

「了解したわ。って他の統計については?」

「それも後から確認する」


 そんな姉の一幕であった。

 実際に主人公自身の関りは姉達・教会とギルド・シラヌイ達・ハコベラ達・その他でほぼ終わってます。決して他のプレイヤーを書くのが面倒とかではない。ないったらない。この主人公の性格と言うか闇部分はもう1つの要素含めて最初から決まってます。


 姉や他に頼れない場合にようやく他に繋がりを求める主人公性ですからね。姉が主人公の珍?行動を笑って見ているのも面白さ2:安心8位の割合で見てたりする。

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