新規プレイヤー 1日前 昼2-5
投稿が空いて申し訳ありません。執筆熱が戻ったので今後もちまちま書きます。目指せ2章終わりです。
ジョブチェンジをしてから場所を移し広場の片隅。アリアの加護の確認を行うことになった。
「えーと魔法魔法」
わくわく顔のアリアを微笑ましそうに見るアユ達。フレンドに見える設定にされているのを確かめて表示枠を拡大する。
魔法
・癒恵の加護 分類:補助
効果:自分以外のプレイヤーの最大HPとMP及び最大回復量を50%上げる
消費MP:プレイヤー1人につき150
効果時間:魔防4につき1分(最大120分)
効果インターバル:240分
・怪力の加護 分類:補助
効果:自分以外のプレイヤーの攻撃を70%上げる
消費MP:プレイヤー1人につき200
効果時間:魔防5につき1分(最大120分)
効果インターバル:240分
「なんか無難に強化って感じだね」
「癒恵は元を考えると結構盛ってるけどね!」
自身のステータスを見比べてまた最大時間への数値が足りない事を考えながら他に無いか見てみると、下の方にもう一つある事に気付く。
・二重の加護 分類:補助
効果:《祝育士》で取得した別種の加護を2つ同時に掛ける事が可能(祝育官時限定)
消費MP:2つ分の加護+50
「あ、下級加護も使われる様に工夫はしてあるんだ」
「選択肢が多いのはありがたいです」
「でも、大体使うのは決まってるんだよね」
「経験値と火力?」
「それもですけど祝育士の25レベで覚えた加護思い出して下さい」
「そういえば何か覚えてたね。ほぼ使わないから忘れてたよ」
そう言って過去に覚えた加護を見る。
・祝育の加護 分類:補助
効果:自分以外のプレイヤーのステータス及び獲得経験値・親密度上昇率を全て20%上げる
消費MP:プレイヤー1人につき200
効果時間:魔防5につき1分(最大90分)
効果インターバル:240分
便利には便利であるのだが、アリアとしては要求される加護がほぼ促育か友愛である上に次会う時にはインターバルを抜けているため使う機会はほぼ無いに等しかった加護。
「これで更なる効率を目指す感じかな?」
「そうだよ!20%の差はバカにできないからね!」
如何に20%の差が大きいかを語り出すアユに苦笑しながらもステータス画面を閉じる。そうしてふと疑問が沸きあがり質問してみる。
「……祝育官で覚える加護って経験値アップ以外使うの?」
そう尋ねた瞬間に皆顔を背ける。その反応を見て大体の事を察するアリアであった。何とも言えない空気を紛らわす様にアユが言う。
「気を取り直してアリアちゃんに街を案内するよー!」
「あ、うん。よろしく……けど服は買わないからね?」
「えー」
ある日自らのうっかりでメイド服の存在がバレてしまいロング丈のスカートならいいんじゃないか?と思われてしまい以降買い物の度に再びスカートを推されてしまう事態が発生してしまった為、案内前に予防線を張るのが定番になってしまった。
「まあ時間もあんまり無いって聞いたし手短にパパっと済ますよ!」
「れっつご~」
アユとテルに手を引かれ歩き出すアリアとそれを見守るシラヌイとハクであった。そしてアリアが行く機会が多いであろう場所を優先的に案内していく。
「ここがアリアちゃんお馴染みの教会!アリアちゃんと言えばここだよね!」
「中も大分広く取られていますよ。初期町もいいけどこちらにも来てくださいねアリアさん」
「ギルド入ってくれてもいいんですよ」
「歓迎するよ~」
「まだ考えとくよ」
自分=教会の図式に苦笑いをしながらも神殿の次に案内された城を中心に東の端にある教会を見上げる。確かにスタタの町の教会より大きく作られているし、教会の横に寝泊まり出来るのであろう教会印の入った建物が1つ連立してある。
「アリアさん中も見ていきます?」
「今はいいかな。後でまた寄るし」
「何かあるんですか?」
「まあ少しね」
シスター服の新調だとは言えないためはぐらかす。尚はぐらかす時は大体服装関連なんだろうなと思われていると知らないのはアリアだけであったのはまた別の話である。
「教会の後は……ギルドかな」
「確かにアリアはちょくちょくギルドに行ってますね」
「ん?皆はそこまで行かないの」?
「行かないわけではないのですが、素材を売って手に入るお金がギルドのクエストの金額より高い事が多いので余り……それにいちいち通うのが面倒なので」
「でも今後ランク別に報酬が変わることがあるかもよ?」
「その時はその時です……が、確かにアリアの言う通りですね」
ギルドカードのランクにより街への貢献度が違うのはアリアの経験から来る物である。またそれによって得られる情報なども変わって来る。それが今後に影響しないとは言い切れないのが現状である。
「上げといて損は無いね~」
「ギルド戦とかが来たらまた話が変わりそうな気もするけどね!」
「でもギルドはプレイヤーとは別にギルドランクで分けられてるのでまた別だとは思いますが」
「なんか藪蛇だったかな?」
「そんなこと無いと思いますよ」
そんな雑談を交えながらギルドやバザー、武器防具屋やスキル屋や薬屋といった主要な場所を案内して再び教会に戻る。
「今日は突然だけどありがとう。おかげで無事上位職になれたよ」
「いやいや~こちらも今後ともご贔屓させて貰うよ~」
「どういたしまして!夜会えるかは分からないけどまた冒険しようね!」
「では、私達はこのあたりで」
そう言って教会前で別れた後、中へ足を運ぶアリアであった。
案内なんて無かった。だって街の構造あれこれ書いても……ねぇ?主人公的にはバザーと教会とギルドあれば十分なんですもの。
主人公は基本隠さないタイプだし、隠す内容は大体決まっているのである。なお、自分が男だとは隠しているつもりは欠片も無い。
癒恵→ゆけい 二重→ふたえ だけど読み方なんてどうでもいいのさ




