第06話 1日目 昼2-1
キャラは増えたが・・・あ、いつも通り短いです。
ログアウトしてから1時間、夏の暑さにもめげず外へ買出しに行き汗だくになりながらも、家に帰り着き居間で涼んだ後、再び自室に戻りログインする。ちなみに晩御飯はそうめんになるのはご愛嬌。
「さてとクエストを受けに行こうかな」
前もって決めていた目的のために北の広場から冒険者ギルドに向かう。ギルドではプレイヤーは皆クエストか狩りにでも行ったのか人がまばらである。早速ボードを見てみるが自分のスキルに合いそうなのが見当たらなかったため、総合受付で探してもらう事にする。3つある受付窓口の内、先程案内してくれたキャロさんに尋ねてみる。
「ようこそ、冒険者ギルドに何かご用でしょうか?」
「すみません、自分に合いそうなクエストを探しているんですけど」
「承知しました。ギルドカードをご提示ください」
アイテムボックスにあるギルドカードを提示しジョブやスキル、ランクから絞り込みを行ってもらう。10秒ほどで検索が終わったのか結果を伝えてくる。
「アリアさんに合いそうなクエストは現状だと4件あります」
その検索結果のウィンドウをこちらに向けて表示する。
・薬草の採取 採取受付
・薬の調合 生産受付
・服の手直し 生産受付
・教会の手伝い 町の依頼受付
それぞれのクエストをタップして内容をみると1つだけ気になる項目があったためそれを聞いて見た。
「あの教会の手伝いというクエストはスキルによって内容が変わると書いてあるんですが……」
「はい、教会はスタタ町の相談役の役割もあるので依頼は基本的に教会に集まるのです。冒険者ギルドとしては依頼の分割を行いたいのですが、種類が多すぎるためこのような形になってしまっています」
「なるほど」
「この曖昧さのためあまり依頼を受ける方が少なく、ある程度ギルドの依頼を受けると町を移る方も多いため依頼は溜まるばかりです」
「は、はあ」
「失礼しました、少し愚痴みたいになってしまいましたね。一応町の依頼という事もあって報酬は高いのですが」
チラッチラッとこちらを見てくるキャロさん。本当に困っている表情のため無碍にもできない。
「わかりました、教会の依頼をお受けします」
「ありがとうございます。受付は左端の若葉マークの所でお願いします」
うまい具合に乗せられた気がする、とNPCのAIの高さに驚愕しつつも町の依頼の受付に移動する。
「すいません教会の依頼を受けに来たのですが」
「はい、ギルドカードの提示をお願いします。……はい確認しました。クエスト内容の確認はよろしいですか?」
「あ、先程確認したため大丈夫です」
「承知いたしました。ギルドカードに依頼内容を記載したため忘れた時はご確認ください」
「わかりました」
「それにしてもキャロさんに無理やり押し付けられるような形になってしまいすいません……あ、私はミントといいます」
「かまいませんよ。今後もよろしくお願いしますミントさん」
ミントと名乗ったふわっとした黄緑の髪をした女性ギルド職員が頭を下げてきたので笑顔で答えた。その後クエストについての注意事項という名のお徳情報の説明を始めた。
「教会の依頼は基本的に教会内で行われるのですが、その依頼の多さのため教会内でも簡単な事はこなせるように設備が充実しています。厨房や調薬のための部屋、個人の為の寝室もあるため宿をとらなくても休むことができます。が、教会内ということもあり専門的なことをするには足りないです。また依頼はどの時点で切り上げても構いません。こなした依頼によって報酬が追加されていきます。ここまで大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
「一応、依頼に必要なスキルの取得の手伝いや説明は教会がしてくれます。教会でのスキルの取得に時間はかからないため取ったほうがお徳ですよ」
「わかりました」
ちなみにこのFJOでのスキル取得の方法は2つ。1つはスキル屋さんで買うこと。ただし買えば買うほど値段が上がっていくようで最終的にはぼったくりと思う金額を請求されるため良く考えなければいけない。
もう1つはNPCから教えてもらうという方法である。こちらは条件によるが基本的に時間がかかるためお金が無い人のための救済処置といった感じである。……攻略掲示板より抜粋
「では、これにてクエストの説明を終わります。よろしくお願いします」
「お願いされました」
互いに笑顔で別れを告げてアリアは教会へ向かう。ちなみにギルドでのやり取りを見ていた一部のプレイヤーはキマシタワーと言ったとか言わなかったとか。
クエスト説明に1話使うことになりました。プレイヤーではなくNPCが増えていく・・・どうしてこうなった。




