新規プレイヤー 1日前 昼1
第2章はっじまるよー!
『促育の加護』を覚えてから1週間経ち、ほとんどのプレイヤーが森と洞窟を抜け上位ジョブになり、各々のプレイヤーギルドを立ち上げて明日に迫るFJO再販に伴う新規プレイヤー獲得のためのに動いていた。それには分かりやすい看板プレイヤーが欲しいという事でもあった。
「だからさ……シスターさんが居ればこれ以上無い位に看板になるわけよ!」
「は、はぁ」
「てな訳でウチのギルドに入ってくれよ!」
竹箒を握る桜色の羽織を着たシスターは男性プレイヤーににギルド勧誘されていた。押せ押せで迫る男性プレイヤーに困惑の表情を浮かべる。すると後ろに並んでいた女性プレイヤーの1人が男の頭をひっぱたく。
「何がてな訳だ阿呆」
「ああん?誰だ?勧誘の邪魔するなんて何様だ?」
「しいて言うならそのシスターの姉様だ。私の前で強引な勧誘とはいい度胸だ」
なぁ?と鋭い眼光とトーンを落とした声で男を睨む赤髪の女性。その視線と状況を把握した男は怯えた声を上げてその場から逃げ出す。声をかける前に教会から出ていった男の背中を見送ったシスターの顔はやはり困惑であった。
「あのプレイヤーさんいいのかな」
「もう加護もしたし構わんだろう。それにしても端で眺めてたけど中々人気じゃないか『シスターさん』?」
「もうミカ姉まで……最近他に教会のクエスト受けてる人も居るんだからその名前じゃなくてもいいじゃん」
「ああ、そうだったな。じゃあ『桜のシスターさん』で」
「いや普通に名前で呼んでよ」
「さすがに慣れたか」
「いや姉御、あの羽織着てから毎日言ってたらそりゃ慣れるっすよ」
「やっほーアリアちゃん!いよいよ明日だね!」
残念そうにしている姉を放って置きシスター……アリアに変わらずのテンションで挨拶するアユ。それに続き姉のパーティが次々と声をかける。各々に挨拶を終えて少しの雑談を始める。
「そんで一昨日からずっと声かけられてる我が家族だが」
「ホント人気だなアリアは。ご愁傷さん」
「もう加護する度にどうですかって」
「ま、今の時期に加護士や祝育士なんて殆ど引き抜かれてるだろうし看板ないギルドにとって一発逆転の手段だろうな」
「元々の絶対数が少ないですからな。それにこの容姿だからなおのこと」
「新規向けのサイトでも紹介されてるからね!ほぼ無償で加護してくれる祝育士だって」
「うう……新規に加護使い増える事を切に願うよ。ミカ姉達はもうギルドに枠無いんだよね?」
「残念ながら無い。ま、いざとなったらシラヌイに掛け合え。あいつらもギルド作るって言ってたからな」
「そのうちアリアちゃんが気に入るギルドも見つかりますよ」
「スイさん……だといいんですけどね」
「この話はこれくらいでいいか。じゃ加護頼むってそういやジョブレベル30になったんだっけか」
「昨日の夜にね。確か上位ジョブに出来るんだよね」
「そうだ。とは言ってもお前まだ王都行ってないだろ」
「うっ……アユさん、シルトお願いできる?」
「あいよ。この加護切れたらな」
「いいよー!居たらヌイちゃんたちも誘おっか」
「ありがとう。お願いね」
「じゃ加護頼むわ」
「うん」
あっさり約束を取り付け安心したアリアはいつもの加護をかける。そうしてお礼を受け取り姉のパーティを見送る。こうしてアリアの一日は始まる。
ステータス
名前:アリア Lv.20 性別:女 種族:人類
ジョブ:祝育士 Lv.30 スリーサイズ▽
HP:475/475
MP:550/550
攻撃:20
防御:10+30 (+79)
魔攻:10+10
魔防:197+200
器用:78 (+79)
俊敏:10
振り分けポイント:0
装備
頭:見習い修道服(頭)
体:見習い修道服(体)
外套:神代之羽織
腕:
腰:見習い修道服(腰)
足:冒険者の靴
アクセサリー:なし
武器:神代之長杖(竹箒)
ギルド持ってる姉は何故主人公に加護を貰いに?→お抱え加護士と祝育士がログインしてなかったからです。時間が合わないと大体主人公頼み。




