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Free job online ~祝育士としての日常~  作者: 八神 憂
初めの街とシスターさん
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おまけ1 6日目 夜2→7日目 昼1

 少しアレな話。ある意味ゲーム……的?

 お礼をすると言われてレーゲの部屋に訪れるアリア。笑顔で出迎え椅子に座る様に促す。


「昨日はありがとうございます。ふふっ」

「その反応を見ていると無事作れたんですね」

「ええ。最初は全力で止められたんだけどアリアさんの名前を出したら押し黙りました」

「まだ1回しか行っていなのに随分信頼されちゃってますね」

「それだけアリアさんの第一印象が良かったって事ですよ。あと料理が上手なこと」

「そういうものですか」

「そういうものです。いつでも来てくださいねとは保母さんと子供たちからの伝言です」

「はいまた行きます」


 約束ですよ?と念を押してレーゲは本題に入る。アリアにベットへうつ伏せになるようにお願いする。


「えーと何をするんでしょう」

「何ってマッサージですよ。遠慮せずにどうぞ」


 困惑するアリアに何でもない様にニコニコとベットへ手を取るレーゲ。あわあわしながらベットへ押し込まれ顔を真っ赤にする。


「ほら……これはお礼なんですから」

「じゃあ……はい」


 お礼という言葉を使われ何も言えなくなりベットにうつ伏せになる。それではと背中をぐっぐっと手の平で押し始める。


「んっ……んー」

「あんまり凝ってませんねー。やっぱり胸が小さいのが……」

「んー?」

「凝ってないのにやりすぎるのもダメですからね」


 手の平で全体的に押すこと2往復。凝ってないことを確認して別の個所のマッサージを始める。


「レーゲさーん……どこ……さわってるんですかぁ……」

「どこってお尻ですが?ここ座っていると意外と凝るんですよね」

「それは理解してますが……」


 羞恥の声を出しながらも大人しくマッサージを受けるアリア。それを見てレーゲが質問をする。


「アリアさんは女性同士のスキンシップは苦手ですか?」

「苦手と言うよりも……その……ですね」

「相手と比べて自分に自信がないと恥ずかしい感じですか?」

「そういう訳でもないんですけど」

「大丈夫ですよ。こんなに魅力的な女性なんですから」


 謙遜がちに答えるアリアにそういう事なのかと解釈するレーゲ。当の本人は魅力的な女性と言われて微妙な顔をしていたが伏せているため見えない。お尻と足のマッサージを終え起き上がらせると全身を眺める。


「スタイルに自信がないんですかねぇ?」

「いえ……スタイルは別段どうでもいいと……ふぁっ!?」

「こちらの肉付きもイマイチどころではありませんからね」

「にゃ……な、なにを?」


 いきなり胸を揉……触られて反射的に離れ胸を腕で隠す。その反応に少し笑いながらもレーゲは言葉を返す。


「なにってバストアップのためのマッサージですよ。効果が高いとメディカからは割と評判です」

「バストアップなんてしなくてもって手をワキワキしながら近づかないでください」

「遠慮なんてすることないですよ。天井のシミを数えている間に終わりますから」

「貴女もメディカさんと同類ですか!?ってちょっと、や、やめ……」


 結局10分ほど胸を揉……触られ続けられたアリア。満足顔なレーゲを横目に「では」と顔を真っ赤にしながら胸を隠して部屋を出る。自室でぽーっと呆けて顔の熱が冷めるのを待ち姉やカンナのお願いを実行するために礼拝堂に向かう。なお、会話の歯切れが悪くカンナに心配されたのは余談である。






 次の日、ログインするとともに直ぐに自身の体の違和感に気付く。恐る恐る胸に手を当てるとふよんと効果音が付きそうな感触が手の平に伝わる。その事態を理解するとアリアは自室を飛び出しレーゲの部屋に直行する。


「レーゲさん!なんですかこれは!?」


 思わず素が出てしまうほどの慌てぶりであるがレーゲは涼しい顔で「ああ」と昨日に続き満足そうに頷く。


「どう?効果が高かったでしょう」

「いやいや高いなんてもんじゃないですよ!何をどうしたらってそうじゃない!元に戻せるんですかコレ」

「今日一日は無理でしょう。大きくなってから一日経てば元の大きさと自由に変更できます」

「えー……」

「小さいのも良いですが大きいとより母性が感じられますね。包容力が出たといいますか」

「包容力なんていりませんよぉ」

「まあまあ、せっかくスタイルも良くなったことですし出歩いてみては?」

「うぅ……あまり出歩きたくないです」


 胸を抱えて恥ずかしそうにしている所に姉から教会に着いたと知らせが入る。メッセージを確認した後レーゲの顔を見るとそれは咲き誇るほどの満面の笑みである。渋々ながらも礼拝堂に向かう時にはアリアは1つの事を忘れていた。


「アリア……お前」

「あはは……お願いだから何も言わないで」

「いや……でもな」

「…………」


 礼拝堂に出て見つけたアユが元気よく挨拶しようとしたがアリアを見て絶句する。その反応に気付いたプレイヤー達は同じくアリアを見て何も言えないでいる。時が止まった様に誰も何も言わない中で姉が先程の言葉を発する。


「まあなんだ……強く生きろ?」

「うん」


 それにしてもと改めて全身を見る。大きくなった胸は身長に対して大きすぎるという訳でもないバランスのとれたほどよい大きさであり、フリーサイズの修道福の上からでもそのふくよかさは見て取れる。


「どれ」

「ひゃい!?」


 姉が躊躇いなく胸を掴む。押し返す弾力や感触を自分の胸と比べ本物かどうか確かめる。形を変える胸にギャラリーは「おおー!!」と騒めく。固まっているアリアを気にせず真偽を告げる。


「感触からしてパッドということは無いだろう。つまり本物だ。まあゲームの中だから全部偽物っちゃ偽物なんだが」


 本物だの後にボソッと付け加えた言葉は誰も聞いていない。テンションが上がってお祭り騒ぎのギャラリーに既視感を感じながらも姉は自身の家族の頬をぺしぺしして再起動させる。


「はっ!」

「気付いたか。にしても何があったら一晩でここまで成長するんだか」


 興味深そうに見る姉から視線を逸らすが、逸らした先にはハイライトが消えているアユを確認する。ジリジリと近づくアユに危機感を抱き冷や汗をかきながら後ずさるが時すでに遅し。


「アーリーアーちゃーん」

「な……何でしょう」

「ふふふふふふふふふふふふふふ…………うわーーーーーーん!」

「ちょ!?」


 アユは一瞬で後ろに回り込み泣きながら胸をわしづかむ。そして両親の敵のように胸を取ろうと引っ張る。


「痛い痛い痛い!千切れる!千切れるからぁ!」

「千切れてしまえぇぇぇぇ!アリアちゃんだけは信じてたのにぃぃぃぃ!私の仲間だって!やっぱりミカンの血統だったかぁ!この裏切り者ぉぉぉぉぉ!」


 振りほどこうと体を左右に揺さぶるが胸を強く掴んでいるため離れずに胸の付け根部分がさらに痛くなり涙目である。ギャラリーはアリアの揺れる胸に釘付けになっているか、アユに憐みの視線を送るかの2つに1つであった。


「ミカ姉笑って見てないで助け……痛い痛い!」

「いやぁ……がんばれ」


 姉からの意味のないエールとアユの絶叫という不協和音を聞きながら痛みに耐えていると救世主が現れる。


「やめい」

「あうっ」


 突然の脳天チョップをくらい手を離すアユの襟首を引っ張りアリアと距離を取らせる。痛みと羞恥で顔を真っ赤にしながら涙目の状態で助けてくれた人を見る。


「シルトぉ……」

「アユがすまん。ほらアユ」

「ふふふふ私は謝らないよ」

「もう一発いっとくか?」

「ごめんなさいっ!」


 手刀の素振りを見て速攻で謝るアユに苦笑いしながらも許すことにする。助けたシルトにお礼を告げるとぶっきらぼうに返事を返される。その後に助けなかった姉を全く怖くない顔で睨むが当の本人はどこ吹く風といった感じである。


「さてアリアの胸は一旦置いとくしてだ、昨日覚えた促育の加護をお願いしたいんだが」

「わかったよーだ」

「見捨てたからって拗ねるな。悪かったって。何かおごるから、な?」

「むぅ」


 少し不機嫌なアリアを宥めながらも加護をお願いする。着替えずに魔法の準備をするアリアにまあしょうがないかと最大効率を諦める。後から姉のパーティがあれこれと慰めに色々プレゼントしたのは余談である。一番効果的だったのが巻き込んだハクのウサギをモフモフさせることだったのはさらに余談である。実際には巫女服等、元の体型に合わせて作られた服は着られなかったのはもっと余談である。

 おまけその1.書きたくて書いた。後悔も反省もしていない。


 ちなみにレーゲさん、胸を小さくすることも出来たりする。戦闘中邪魔な人には評判が良い。

 男性は立派な胸板と6つに割れた腹筋がプレゼントされる。

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