表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Free job online ~祝育士としての日常~  作者: 八神 憂
初めの街とシスターさん
19/69

第19話 3日目 昼1

 次の日、いつものように朝食の準備をしていると両親と共に姉が起きてきた。どうやら今日は大学があるようだ。


「フユ姉、お弁当いる?」

「いる」


 手短に答えて洗面所に向かう。姉の返事を聞き両親のやつと合わせて3つの弁当を準備する。そして両親を見送り大学まで少し時間があるのかのんびりしている姉にゲームについて少し聞いてみる。


「フユ姉は昨日森を突破できたの?」

「ん?ああ出来たぞ。アキの加護で火力が上がったアユが強くてな……道中はほぼアユ無双状態だった」

「そんなに凄かったの?」

「凄いなんてもんじゃないぞ。低威力の風魔法の欠点が見事に補われて魔法を発動する度に敵が消滅していったぞ。ボスのHPも半分はアユが削った」

「あはは……ちなみに次の町には着いたの?」

「次の町に着いて解散になった。一度町に着けば少しの金で町と町を移動できるから便利だぞ。そういうアキはあの後何してたんだ?」

「あの後?普通に裁縫して教会に来たプレイヤーに加護をかけて終わったよ」

「そうか」

「うん。そういえば教会の人から服が貰えそうだよ」

「教会の人?ああ、まだ2日目なのにもうそこまで好感度上げたのか」

「知ってるの?」

「NPCの好感度がある一定以上を超えるとプレゼントが貰えるんだ。普通はそこまで親密になるまで町にいないから基本的にスルーされているんだが……一体何をしたら2日でそこまで好感度が上がるんだ」

「え?普通に依頼をこなしながらお茶会とかしたらお礼としてプレゼントしたいって言ってきたよ」

「何をどうしたらNPCとお茶会になるのか……AIの進化すごいな」


 何か遠い目をしながら呟いた姉にキョトンと普通だよって顔をした秋太。服を作るために採寸をしてスリーサイズがステータスに出ると言ったら大爆笑したのは余談である。


「それじゃあ大学行ってくるか」

「行ってらっしゃい弁当持った?」

「持ったぞ」


 そう言って家を出て行く姉を見送りいつも通りに家事と宿題をこなし昼食を食べ13時にログインする。


「よーし!早速採取へ!」


 見慣れた部屋を出て採取へ行こうとすると昨日と同じように神父に呼び止められた。


「アリア、また君に客人だ」

「あ、神父さん。こんにちは……また客人ですか?」

「昨日の冒険者とは別の方々だがね」

「それでまた加護ですか」

「また加護だ。人数は昨日と同じ6人だ」

「わかりました……そういえば掲示板に載ってたの忘れてた」


 昨日の人達はブレーキ役が居たのだが……またあのテンションで来たら奥に戻ろうと決意して礼拝堂まで行く。礼拝堂に着くとそこには男女3人ずつの計6人が居た。こちらに気付き声をかけてくる。


「君が掲示板に載ってた姉御に加護をかけていたシスターかい?」

「そうですが……あなたたちも加護を受けに?」

「ああ……今から森の攻略をしようと思ってね。一度ダメ元で教会に行って見ようってことになったんだ」

「それでタイミング良く現れたって訳!」

「それはまた……それでどの加護にしますか?」


 できる加護の種類とMPを説明すると前衛職の3名が癒しの加護を後衛の2名が恵みの加護、残りの1名が魔力の加護を選択した。


「それじゃあ加護をかけますね」


 そう言って杖を装備して加護をかける。癒しと恵みをかけると祝育士のレベルが上がった。そのまま残りの一人に魔力の加護をかけるとお礼を言って教会を出て行った。


「やれやれ……今後も続くのかな?」

「ああ続くだろう。ちなみにあの冒険者達で10組目だ」

「ヴォルケさん……なんかすいませんね」

「構わないさ。部屋に居るかどうかはこちらで確認できる」

「そうなんですか?では今後も来た時はお願いしますね」

「任せたまえ」


 神父に了承を得て安心したアリアは奥へ一旦戻り裏口から教会を出る。そのままルーチンワークのように採取を済ませ調薬室に入りメディカと共に調薬を開始する。


「そういえば子供服はどうなりましたか?」

「それなら今朝レーゲさんが持って行ったわよ。アリアさんにありがとうと伝えといてって言われたわ」

「そうですか……あ、今日も配達はしますか?」

「ええお願いできるかしら?」


 そのような話をしながらも回復薬は完成し昨日と同じ店に配達へ行く。シスター服で出歩くと噂が広まっているのか道中で加護をかけて欲しいと言ってくるプレイヤーがちらほら居たのだが丁重にお断りした。

 そんなこんなで配達も終わり教会へ戻ると、また加護をかけて欲しいというプレイヤーが現れたためさっさと加護をかけて奥に引っ込む。奥に戻り休憩しているとアユから連絡が来る。


「アリアちゃん!今から一緒に狩りしませんか?」

「アユさん……今MPが無いから少し後でいいかな?」

「わかった。じゃあ40分後に教会に来るね!その間にちょっとパーティメンバー集めるから!」

「ちなみにアユさん一人?」

「うんにゃあシルトもいるよー!じゃあまた後でねー」

「はーい」


 そう言って連絡を切るアユであった。


 ステータス

 ジョブ:祝育士 Lv.5→6

 HP:140→150

 MP:190→200

 魔防:37→40

 器用:28→30

 スキル

《鑑定Lv.3→4》 《採取Lv.5→6》 《調薬Lv.4→5》

 次回!アユたちと一緒に初戦闘!・・・なお主人公が攻撃するとは一言も言ってない。戦闘描写?期待しないで下さい。戦闘描写に自信が無いためこのような主人公ですので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ