第02話 採取と鑑定
「薬草・毒草とったどぉ~!」
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なーんて事を言いながら首都グローシュ近辺で素材集めをやっております。
素材集めに便利なのが神様に貰った能力の一つ『鑑定』!!!
素材や商品を手に取り鑑定と思うとそれの特徴などが分かり、さらに地球に近いものに変換説明してくれるのが嬉しい。ちなみに薬草と毒草はというと・・・
【薬草】 《説明》グローシアス大陸全域で自生している植物で見た目は雑草みたいだがいい香りがする
《効果》食べることで体力微回復、採取して1週間前後で効果が少なくなっていき、2週間経過すると完全に効果を失う&お腹を壊す
【毒草】 《説明》グローシアス大陸全域で自生している植物で薬草に似ており赤いスジが入っているのが特徴、慌てると薬草と間違えるので注意
《効果》食べることで毒状態になる、死ぬことは無いが2~3日は寝込む
こんな感じで分かります。 うーん便利便利。
おっと、採取の続き続きっと再開しようとした時に、少し離れたところに森が見えたので足を運んでみる事にしました。
「何かいい物あるかな~♪」
俺は鼻歌を歌いながら森へ向かっている途中で、横を流れている川の中に光っている物を見つけた。川は浅く膝下ぐらいまでしか水がこなさそうだったので期待を膨らませ川の中へ入っていった。
「んー、何かな・・・? 石・・・?」
と思いながらも拾い上げた時でした。
若干青い色が入った石で、近くで見るだけでは気に掛けるものでは無いがそれを手に取ると魔力の流れを感じ取り、すぐに『鑑定』・・・
【魔流石・水】(まりゅうせき) 《説明》見た目は普通の石だが、この世界に存在する魔属性を吸収・貯蓄することが出来る。但し、吸収できる魔属性は近くで発生している1種類のみ。これは水の中にあったので水属性が貯蓄されている。
《効果》武具などに属性を付与したり、魔道具の材料としても使うことができる。但し、扱うには高い技術と知識が必要。
「おお!!!」
『鑑定』の後思わず声がでてしまった。
「これだよ、こうゆうの待ってんだって。」
と、感動しながら水の中に残っている【魔流石・水】を拾っていった。全部で10個ゲット、何に使おうかなっと考えながら、ホクホクした顔で再び森へ向かいました。
歩くこと10分少し、森に到着すると早速果物を見つけました。
「うーん、感じでいけば結構な数の採取が出来そうだし『鑑定』は後でまとめてやるかな。」
自分に言いながら森の中に入って行きました。森は思った以上に深く、緑が豊かで小動物が木の実や果物を食べている所が目に付いた。その横に実っている果物をもぎ取り、服で簡単に拭き一齧り・・・
「美味い!」
噛んだ所から果実の甘い汁が流れ出し、服に落ちるのも気にせず夢中で食べていた。
(ベトベトになった服は帰りに川でサッと洗いました、ふぃーちかれた)
採取を再開して1時間ほどで岩陰にあったキノコ2種、木に出来ていた蜂の巣3個、倒木をゲットし『鑑定』を。
【りんご】《説明》グローシアス大陸全域でとれる果物で、特にグロア産は甘みが強く人気が高い
《効果》特になし
【グロアキノコ】《説明》グロアの森に自生するキノコで、見た目はシイタケに似ており色々な料理に合う
《効果》特になし
【グロア毒キノコ】《説明》グロアの森に自生するキノコで、シイタケに似ているが傘の部分に黒い斑点がある
《効果》食べることで毒状態になる、死ぬことは無いが毒草よりも毒素が強く1週間は寝込む
【グロアハチミツ】《説明》グロアの森に生息する蜂が作った巣にある甘い蜜
《効果》疲労回復
【ローヤルゼリー】《説明》グロア蜂が花粉や蜂蜜を食べ、体内で分解・合成し分泌した物質で数が少なくかなり貴重。多くの栄養素を含む
《効果》体力小回復・疲労小回復
【グロア木】《説明》グロア森に自生する木で、家具などに使われることが多い
《効果》特になし
「まあ採取初日としちゃ上々かな、そろそろ日が落ちそうだし・・・てか重いから帰ろっと」
採取を終わり、重い荷物を引きずりながら町へ帰りました。
荷物運ぶ為の物考えないとなあとつくづく感じた俺でした。
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