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エピローグ

数日後、

北条家の外壁の窓枠に、あの灰色ネズミがちょこんと乗っかって中を覗いていた。

レースのカーテン越しには美しい模様の描かれた小箱が見えている。17年間、リビングの飾り棚の上に置かれたままの小箱だ。


誰も触れない、誰も見ようとしない、謎の小箱。


ダイニングテーブルには、大きなリボンのついた箱が3つ、そして17本の蝋燭が刺さったホールケーキが置かれている。

そして今まさにその蝋燭をふうう~~~っと、消そうとするが一度では消えず4回目でようやく消しきった花音と、それを待って拍手とクラッカーで祝う両親と兄の姿があった。

絵に描いたような情景が繰り広げられていく―――。




北条花音、18歳の誕生日まであと1年。カウントダウンが始まった。


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