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ゲンナイの巻③
紅く紅く渦巻くその炎は結果的に俺に届く事は無かった
青い閃光が盾になって炎を遮ったからだ
クエスチョン、クエスチョン
1メートル位のその物体は電子音をピーとかガーとか鳴らしながら俺に話しかけてきた
いったい
少し戸惑いながらその場所に腰を降ろすと
額から大粒の汗が滴り落ちてきた
命の危機を悟ったのだろう体は震え
心臓はバクバクと脈売っている
間一髪だ
鈍色の体にコの字をした指先
黒モニター縦に二本通った目らしきもの
ロボットが
ゴキャクジン、ゴキャクジン
とこちらに語りかける




