7.私はコーヒークッキーをおすすめします!
リューさんは防具と技をもう一度見直して、来週は絶対に死なないように頑張ってみます! と言って、わたし達は別れました。
リューさんは、わたしが働いているクッキー工房のことを全く知りませんでした。
英雄なら誰でも知ってるって思ってたので、とても驚きました。クッキー工房も、実はまだまだ知らぬ者のない超有名店、ってわけじゃないって事がわかりました。わたし、天狗になってたようです……
毎日店に押し寄せてくる英雄達に圧倒されてしまってたけれど、まだまだ心配するほど有名になったわけじゃないみたいですね。
大好きな憧れのお店だし、先輩だって仲良くしてくれてるし…… お仕事もっと楽しもう! って考えられるようになった気がします。 リューさんとは装備の話をしてただけなのに、なんだかスッキリしました。
わたしは彼女に、わたしが働いてるお店にコーヒークッキーを作って工房に持ち込めば、市場価格の10倍で買い取っている事を伝えました。
「えっ! そんな事して大丈夫なんですか……⁉︎」と、リューさんは驚いていましたが……
神様が設定した買取金額なので何も問題がないのだと言うと、「どうして明らかにバランス崩壊させるような変な設定追加しちゃうんだろう……」としばらくの間、うーんと唸っていました。わたしにはよくわかりません。
「装備を整えるのにもお金が必要になるでしょう? もしよかったら、売りにいらしてください」と、わたしはリューさんに伝えました。
次の日の朝、世界に日食が起こることが急に発表されました。
日食は、長いときは数日間続くこともあって、何一つ見えない暗闇に世界が包まれる現象です。
そしてそれは、神様が世界を作り替えるために起こすものだと言われています。
今度の日食は一体どれくらい続くのか…… とても嫌な予感がしました。日食が明けた後、良い事なんてあった試しがないんです……
日食はわずか二時間くらいで終わりました。
太陽が再び世界を明るく照らして、光の都クリスタには英雄達はいつもよりたくさん溢れていました。
その日……
私はまた、仕事を失いました。
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