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愛縁奇縁  作者: 幸介-kousuke-
8/33


出張の話を聞かされた後神崎さんと会った

「来宮、聞いたか?」

「出張の話ですよね」

「ああ、今回俺も一緒に行くからよろしくな」

「よ、宜しくお願いします!」


そして来宮の耳元で


「変な事しないから心配するな」


また一気に顔が赤くなる来宮

その様子をみた神崎は素直に反応し過ぎるなよと笑う


「もう…意地悪な人なんですね神崎さんて」

「知らなかったか?」

「いつも仕事の時はクールで淡々とこなしてて皆に優しい出来る先輩って思ってました」

「そこまでべた褒めされると流石に俺も嬉しいというか、照れるな」

「だって文句言おうと思ったら褒め言葉しか出てきませんでした」


悪い所考えたけど思い浮かばなかった

悔しいが本当の事なのだ

特に私達後輩の事を見てくれているし上にも掛け合ってくれたりする

困っていたり悩んでいたらご飯に連れて行ってくれて


笑いかけてくれる


あれ、なんでこんなに

神崎さんの事考えてるんだろう私


いやいやいや、告白されたらそりゃあ気になっちゃうもんね!

そうだ。惑わされるな自分


そう思いながら出張な話を神崎さんと続ける


「勤務確認したら月初めにもう行く形になるみたいだから後1週間もないんだよな」

「そうみたいですね。びっくりしましたよ本当に」

「しかも場所函館らしいぞ」

「え!遠いですね…なかなか」

「移動時間来宮寝ててもいいからな」

「ほんと…頑張りますが寝たらごめんなさい」


神崎さんの隣でちゃんと寝れるのだろうか

それも少し不安な気持ちで緊張してきた


「取り敢えず。まあ俺副長に詳細聞いて後で来宮に教えるから」

「ありがとうございます」


取り敢えず神崎さんとは思ったより普通に話せているしよかった

自分自身にホッとしつつそのまま昼休憩に入った


「お疲れ様です」


休憩室にいたのは山口さん

そのまま山口さんの向かいに座る


「今日山ちゃん早番だったっけ」

「一緒に朝業務してたじゃないですか」


遠い目をしながら私を見つめてくる山ちゃん

ごめん、本当にごめん。許しておくれ


そう思いながら話は出張の事へ


「神崎さんと一緒なんですね」

「そうみたいでびっくりだよ」

「皆噂してましたよ」

「え、まじで…思っていた事が」

「わざと来宮さんが頼んだんじゃないかとか」

「……そう言われるのは覚悟してました」

「他の部署の人も噂を耳にして凄かったですよ…来宮っていうヤツはどこにいる!?みたいな感じで」

「ああもう…怖いよ私。殺されるんじゃないのかな」


そんな人とキスしちゃってるんだけどね私

それがばれたら私暗殺されると思うの本当に



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