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愛縁奇縁  作者: 幸介-kousuke-
3/33

お誘い


昼休憩に入った凛はそのまま休憩室に向かう


元々この会社は男性の比率がすごく多い

故に社内恋愛が物凄く多いのだが


私は社内恋愛はあり得ないと思っている人間です

そんな風にひねくれているからダメなのでしょうか


そう思いながら昼食にしようとすると


「お疲れ」


声をかけて来てくれたのは神崎相馬(かんんざき そうま)さん27歳

私の部署のベテランの先輩である


更に容姿端麗で高身長で仕事もこなす

これが女性にモテないはずがない


既に私が話しかけられただけで他の女性社員がみている


「今日来宮は早番なのか」

「はい、今日行ったら休みです」

「そうかお疲れ様」


此処座っていいか?といい私がはい、と答えると

向かい合わせるように座った


「来宮なんか凄い疲れてる顔してるな」

「いや…なぜでしょう」

「どうせまミスしたんだろ?」

「いや、今回は違うんです」

「はは、冗談だよ。当ててやろうか…男だろ」

「やっぱりわかります?」

「来宮ってすぐ顔にでるよな」

「神崎さんは恋愛に困らなさそうで羨ましいです」

「俺か?そりゃあ相手がいないからな」

「そうですよねそうですよね………って、え‼?」


思わず突っ込んでしまった


「そんなに驚くことか?」

「いや、だって驚きますよ」

「俺は言うほどそんなにモテないし女の気配もないだろう」

「いやいやいやモテますし気配あるようにしか見えないんですよ」

「まじか」


現にいま彼女がいないという情報を他のこの場にいる女性社員が聞き耳立てていますよ

これでますます狙われますよ神崎先輩


「じゃあそんなひねくれてる来宮に今日は慰めてやろう」

「え?」

「焼肉、いくか」

「え!いいんですか?」

「それで来宮がげんきになれるならな」

「は、はい!勿論です!」

「なら決まりな。俺も今日早番だし明日は休みなんだ」

「わかりました。今日一発で締切業務終わらせますんで」



まさかこんな素敵な人から誘ってくれるとは

神崎さんはとても後輩に優しい人なんだなと噛み締めた

午後からの仕事もこれでやる気倍増ってやつだ



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